充電器の使いまわしで火災の恐れ!! ~本末転倒の防災準備にならないように~
更新日:2023年10月2日
いよいよ、天気予報のコーナーで台風の情報が流れてくる季節になりました。
みなさんの家庭でも万が一の時のために、防災グッズの準備をされていると思いますが・・・
注意!! 充電器の使い回しで充電式ライトが発火 !
防災グッズとして人気の充電式ライトで発火事故が起きているとして、製品評価技術基盤機構(NITE)が注意を呼び掛けています。
明るく長持ちするLED(発光ダイオード)とリチウムイオン電池を組み合わせた充電式ライトは、懐中電灯よりも明るく長持ちすることから、多くの種類が販売されていますが、付属品ではない他の製品の充電器を使うと、電圧の違いから火が出て火災につながる恐れがあります。
NITEによると、2017~21年度に発生した充電式ライトの事故50件のうち41件は充電中に発生し、少なくとも7件で、違う製品用の充電器を使用していたとのこと!
充電器は製品によって電圧が異なり、リチウムイオン電池では4ボルトほどですが、パソコンのACアダプターでは12ボルト、車のバッテリーでは24ボルトの製品もあります。
電圧が高い充電器を使った場合、過充電で発火する危険性があります。
いざという時のために準備していたものから火災になるとは、誰も想像つきませんよね?
事故事例1
A県 19年8月、ネット通販で購入したLEDヘッドライトを充電する際に、電動ファン付きの空調服の充電器を使用。異常発熱した電池付近から出火し、1部屋を焼損した。
事故事例2
B県 19年12月、電気掃除機を充電中、電気掃除機を焼損する火災が発生した。出力電圧の高い他製品用の充電器を接続して充電したため、過充電検知機能が故障し、リチウムイオン電池が過充電状態となって異常発熱し出火、電気掃除機1基を焼損した。
事故防止のポイント
いずれの事例も製品付属の充電器を使用していれば、火災にはならなかったものです。
次の点に注意しましょう。
・充電は、製品に付属の充電器(ACアダプター)で行うこと!
・充電中は、放置せず、近く可燃物などの物を置かないこと!
・充電用コネクター内部への液体やほこりなどの付着がある場合は充電をやめること!
・衝撃を与えないこと!
・高温となる場所に放置しない!水に濡らさないこと!
・充電ができないなどの異常があったときは、使用を止めて、買ったお店に相談すること!
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