リチウムイオン電池(充電池)からの火災に注意!
更新日:2023年12月21日
誤った使用方法や廃棄による火災が増加しています
リチウムイオン電池は、モバイルバッテリー、スマートフォン、コードレス掃除機、ノートパソコン、電動アシスト付き自転車のバッテリーなど幅広く使用されていますが、全国的に充電中や使用中のリチウムイオン電池から出火する火災が増えています。
火災を防ぐために
1 機器購入 時に付属されているメーカー指定の 充電器やバッテリー(純正品)を使用しましょう。
2 接続部が合致するからといって、充電電圧を確認せずに使用するのはやめましょう。
3 膨張、異音、異臭など異常が生じたものを使用するのはやめましょう。
4 充電が最後までできない、使用時間が短くなった、充電中に熱くなるなどの異常があった際には使用をやめて、メーカーや販売店に相談してください。
5 高温になる場所(夏場の車内等)に放置しないでください。
6 廃棄の際は事業団体が回収するリサイクルへ出しましょう。
〇火災事例1
「電動アシスト自転車のバッテリーから出火した火災」
この火災は、純正品のバッテリーではなく、通販で購入した中国製品だったとのことです。注意書きには、不具合による出火の可能性もあると書いてあったそうです。
【教訓】
火災を防ぐために 1 にも記載していますが、機器購入 時に付属されているメーカー指定の 充電器やバッテリー(純正品)を使用していたら防げた火災かもしれません。機器購入時には、説明書をしっかり読んで、正しい使い方を心がけましょう。
電動アシスト自転車の事故の詳細についてはこちらを確認して下さい。→製品評価技術基盤機構
〇火災事例2
「コードレス掃除機用 バッテリー パック(非純正品) を充電中に出火した火災」
この火災は、住宅の3階居室内でコードレス掃除機を充電していたところ、バッテリーパック内部で短絡して出火したものです。居住者が1階の居室にいたところ、上階から大きな音がしたので上階へ行くと、3階寝室のベッドから炎が立ち上がっているのを発見しました。
【教訓】
インターネットでコードレス掃除機や電動工具用などに取り付けできる、「純正品でないバッテリーパック」が安く販売されています。しかし、一部のコードレス掃除機用の純正品でないバッテリーパックからの火災が発生したため、経済産業省が令和元年8月9日にホームページで注意喚起しています。充電式電化製品のバッテリーパックは、取扱説明書に記載されているバッテリーパックを使用しましょう。
〇火災事例3
「ごみ収集中のごみ収集車から出火した火災」
この火災は、道路上で可燃ごみ 収集中のごみ収集車荷箱内で、可燃ごみとして捨てられたモバイルバッテリーが押しつぶされたため、バッテリー内部が短絡し出火したものです。清掃事務所職員は、収集作業中に焦げ臭いにおいを感じたため荷箱内を確認すると、中から煙が出ているのを発見した。
【教訓】
リチウムイオン電池などの充電 式電 池 を捨てる際は、区市町村の分別回収方法をご確認いただくか、家電量販店などのリサイクル協力店にお持ちください。なお、リサイクル協力店 と回収方法の最新情報は、一般社団法人JBRCのホームページからご確認ください。
モバイルバッテリーなどの処分や取り扱い情報は、下記リンク(外部リンク)をご参照ください。
このページに関するお問い合わせ先
消防本部 予防課
電話番号: 0246-24-3941 ファクス: 0246-24-3944