リチウムイオン電池(充電池)からの火災に注意!
更新日:2025年8月5日
誤った使用方法や廃棄による火災が増加しています
リチウムイオン電池は、モバイルバッテリー、スマートフォン、コードレス掃除機、ノートパソコン、電動アシスト付き自転車のバッテリー、携帯用扇風機など幅広く使用されていますが、全国的に充電中や使用中のリチウムイオン電池から出火する火災が増えています。
リチウムイオン電池からの火災を防ぐために
リチウムイオン電池は便利なエネルギー源ですが、その危険性を理解し、適切に取り扱うことが重要です。
安全な使用と廃棄を心がけましょう!!
1 機器購入 時に付属されているメーカー指定の 充電器やバッテリー(純正品)を使用しましょう。
2 接続部が合致するからといって、充電電圧を確認せずに使用するのはやめましょう。
3 膨張、異音、異臭など異常が生じたものを使用するのはやめましょう。
4 充電が最後までできない、使用時間が短くなった、充電中に熱くなるなどの異常があった際には使用をやめて、メーカーや販売店に相談してください。
5 高温になる場所(夏場の車内等)に放置しないでください。
6 令和7年6月1日から、いわき市内の家庭から出される「すべての使用済み電池(リチウムイオン電池も含む)」の「拠点回収」が始まり
ました!! ぜひご利用ください!!
詳しくは、 使用済み電池の「拠点回収」についてを参照願います。
〇火災事例1
「電動アシスト自転車のバッテリー(非純正品)から出火した火災」
この火災は、純正品のバッテリーではなく、通販で購入した低価格の外国製品だったとのことです。注意書きには、不具合による出火の可能性もあると書いてあったそうです。
【教訓】
「火災を防ぐために 1 」にも記載していますが、機器購入時に付属されているメーカー指定の 充電器やバッテリー(純正品)を使用していたら防げた火災かもしれません。機器購入時には、説明書をしっかり読んで、正しい使い方を心がけましょう。
電動アシスト自転車の事故の詳細についてはこちらを確認して下さい。→製品評価技術基盤機構
〇火災事例2
「携帯用扇風機のリチウムイオンバッテリーから出火した火災」
全国の事例ですが、携帯用扇風機を充電中、内蔵されたリチウムイオンバッテリーの内部がショートして出火した事例があります。
【教訓】
製造不良により、基板上の電子部品が損傷していたため、異常発熱し、火災になったものと考えられます。
輸入事業者はリコールに基づく製品の回収を実施しましたが、なかには、輸入事業者に問い合わせようとしても連絡先が不明であったり、日本国外の連絡先
しか表示されていなかったりする場合があります。その場合、火災が発生したとしてもリコール等の措置がなされないことがあります。
携帯用扇風機に限らず、製品を選ぶ際には、輸入事業者の連絡先が確かなことを一つの基準にしてください。
また、製造不良の他に、携帯用扇風機を落下させたりする等の「強い衝撃」を加えると、リチウムイオンバッテリーが破損し、火災につながるおそれがあります。
強い衝撃を与えてしまった後、以下のような異常があれば、”すぐ”に使用を中止し、販売店やメーカーに相談してください。
! 外装の破損や変形
! 充電中、これまでよりもかなり熱い
! 不意に電源が切れる
! 充電が開始されない
携帯用扇風機の充電中の火災が多く発生しているため、充電は、様子が見え、体から離れた場所で、燃えやすいものが周囲にない場所で行ってください。
特に、就寝中の充電は、火災に気付けないおそれがあります。特に、枕元で充電することは、周囲にふとん等の可燃物が多くあることから大変危険です。
いわき市にお住まいの方で、携帯用扇風機を捨てる際は、「拠点回収」をご利用ください。
〇火災事例3
「ごみ収集中のごみ収集車から出火した火災」
この火災は、道路上の収集中のごみ収集車荷箱内でモバイルバッテリーが押しつぶされたため、バッテリー内部が短絡し出火したものです。清掃事務所職員は、収集作業中に焦げ臭いにおいを感じたため荷箱内を確認すると、中から煙が出ているのを発見した。
【教訓】
電気を使う製品を捨てる際、その製品にリチウムイオン電池が使われていないか、再確認しましょう。
※モバイルバッテリーは可燃ごみではありません。 ごみの分別には注意しましょう!!
もし、リチウムイオン電池が使われている場合は、端子部分をテープなどで絶縁し、いわき市の「拠点回収」への持ち込みをお願いします。
「拠点回収」については、下記リンクをご参照ください。
このページに関するお問い合わせ先
消防本部 予防課
電話番号: 0246-24-3941 ファクス: 0246-24-3944