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事業評価について(平成29年度から令和3年度)

更新日:2022年12月28日

   

 新・いわき市水道事業経営プラン

 ⽔道局では、経営環境の変化に的確に対応し、⽔道システムを健全な姿で未来に引き継いでいくために、平成29年度から令和8年度までの10 年間の施策の⽅向性や⽬標を⽰した「基本計画」と平成29年度から令和3年度までの5 年間の具体的な取組や取組のもとで展開する事業を⽰した「中期経営計画」で構成する「新・いわき市⽔道事業経営プラン」(以下、「新・経営プラン」。)を平成29年1月に策定しました。

 

いわき市水道事業 事業評価

 新・経営プラン 中期経営計画では、計画に掲げる取組をより効果的に推進するために、事業の進⾏管理と事業効果の点検・評価を⾏い、改善策等を翌年度以降の計画や予算に反映させることで、PDCAサイクル(「計画(Plan)- 実施(Do)- 評価(Check)- 改善(Action)」のマネジメントサイクル)を確⽴させることとしています。

 事業評価システム概要図

 

事業評価の目的

 事業評価は、PDCAサイクルのC(Check)に位置付けられるものであり、⽔道局が⾏ったさまざまな事業について、その進捗状況や事業効果を⽔道局⾃らが評価し、公表することにより、次の3つの⽬的を果たしていきます。

効率的な事業経営

 事業の進捗状況と事業効果の評価を⾏い、改善策を翌年度以降の計画や予算に反映させることにより、限られた経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を有効に活⽤します。

結果・成果重視の実現

 ⽬標を設定して事業を遂⾏し、事業の進捗状況を⽔道局⾃らが評価することで、結果・成果を追及する意識が⽣まれ、それらを重視した事業運営を実現します。また、これにより事業を効率的かつ効果的に実施していく⽅策を考えることが可能となり、事業の質の向上につながります。

アカウンタビリティ(説明責任)の向上

 事業の進捗状況や事業効果の評価を公表することにより、経営の透明性を⾼めます。

 

事業評価の観点

 事業評価は、新・経営プラン 中期経営計画に掲げる目標の達成に向け、結果・成果に基づく事業の進捗度や効果の視点からの客観的な評価を⾏うため、2つの観点で評価を⾏うこととします。

 これらの評価により、中期経営計画が予定どおり進捗しているか、事業の効果がどのように現れているか、類似団体とはどの程度乖離しているのかを確認することが可能となり、より効率的かつ効果的な事業運営を実現させています。

評価の観点 特徴
事業運営評価 新・経営プラン 中期経営計画の進捗度を評価し、計画の進行管理を行うもの。
業務指標評価 業務指標(PI)を用いて経年比較(改善度)や類似団体との比較(乖離値)から、課題等を発見・確認するとともに、事業活動の効果を評価・分析するもの。

新・経営プランと事業評価の相関図

 

平成29年度から令和3年度事業の事業評価(総括的評価)

事業評価結果の概要

1.令和3年度の事業評価(総括的評価)について

 事業評価は、従前の計画となる新・経営プラン中期経営計画(平成29年度から令和3年度)に掲げる事業の進捗度や効果の視点からの客観的な評価を行うため、毎年度、事業運営評価と業務指標評価の2つの観点から評価を実施しています。

 また、令和3年度は、新・経営プラン中期経営計画の最終年度にあたることから、計画期間全体の総括的評価を行いました。 

2.事業運営評価

 水道局では、平成29年1月に新・経営プランを策定し、「安全でおいしい水の供給」、「最適で災害に強い施設・体制の整備」、「持続可能な経営基盤の確立」の3つの方向性ごとに掲げた11の目標の実現に向け、最重要事業として位置付けた「老朽管更新事業」をはじめとした各種事業に取り組んだ結果、計画期間全体の評価については、11の目標のうち10の目標が最高評価であるA評価となりました。

 今後は、これまでの新・経営プランの成果を踏まえつつ、水道事業を次世代により健全な姿で引き継いでいくため、新たに策定した「いわき水みらいビジョン2031」(以下、「水みらいビジョン」という。)のもと、従前から継承した基本理念である「未来に引き継ぐいわきの水道~安全でおいしい水を必要なだけ~」の実現に向けて各種事業に取り組んでまいります。

3.業務指標評価

  経営面については、経常収支比率や自己資本構成比率などの状況から概ね健全性は保たれ、また、投資の面では、老朽管更新事業を最重要事業として位置付け、年間更新延長26kmを目標に定めて積極的に事業に取り組んだことにより、管路の更新率や漏水率が大きく改善されました。しかし、災害対策や情報提供の面では、災害対策訓練実施回数や水道施設見学者割合などの指標が新型コロナウイルス感染症の影響を強く受けたほか、施設の健全度の面では、管路の耐震化率などが計画期間内に大きく改善されたものの、類似団体より低い状況にあります。

 今後は、実施する事業がより効率的かつ効果的なものとなるよう改善策を講じるとともに特に類似団体と比較して低い状況にある指標については、その重要度などを考慮し、水みらいビジョンにおいて展開する関連事業を引き続き実施していくことで類似団体に少しでも近づけるよう改善していきます。

事業評価の結果

新・経営プランの成果

このページに関するお問い合わせ先

水道局 経営戦略課

電話番号: 0246-22-9313 ファクス: 0246-21-4844

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