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『小川郷駅前(2)』(平成28年1月13日市公式Facebook投稿)

問い合わせ番号:14552-4478-6966 更新日:2016年1月13日

【いわきの『今むがし』 Vol.38】

【小川郷駅前(上段:昭和30年代後期・下段:平成27年7月)】

昭和30年代後期と現在の小川郷駅

 以前、小川郷駅前の自転車駐車場を取り上げましたが、今回は小川郷駅前の広場です。以前に紹介したように、磐越東線小川郷駅は大正4(1915)年7月、平-小川郷が平郡東線として開通した際に、駅が開設されたのが始まりでした。大正6(1917)年10月には、平-郡山が全通して磐越東線となりました。
 以来、駅舎は補修を繰り返されながら、現在に至っています。
 今回は駅舎が写された新旧写真を3点並べてみました。「旧」の写真のうち、最初の2枚はいずれも昭和30年代後期の写真です。

 最初の古い写真では、駅から出てきた人たちが見えます。駅前には昭和33(1958)年8月に開設された小川郷駅-内倉の乗合バスが停まっています。発車時間を待っているのでしょうか。ほかにも小川郷駅からは川前村小白井字芋島と結ぶ路線がありました。また、この時期小川郷駅を経由する乗合バスもありました。駅の背後には、昭和37年に完成した粘土積込場が見えます。


 

 

【小川郷駅舎と駅前(上段:昭和30年代後期・下段:平成27年7月)】

昭和30年代後期と現在の小川郷駅

 2枚目(左側)の写真は駅前の高い建物から見下ろした駅舎です。 
 遠方には駅と平上平窪の粘土採取場をつなぐ架空索道が見えます。ガラン、ガランという音が風に乗って聞こえてくるようです。当時の小さな駅のたたずまいが味わえる1枚ですが、じっと写真をみていると、全国いたるところで見えていた古いモノと新しいモノが交錯する高度経済成長期の一瞬を切り取った光景といえるでしょうか。







 

 

 

 

 

 

 

 

 

【小川郷駅前で開催された駅開業70周年記念式典(上段:昭和60年7月)と100周年記念式典(下段:平成27年7月)】

開業70周年と100周年 3枚目は、駅舎開設70周年を記念したイベントの写真です。駅利用者や貨物量の減少などの状況に危機感を抱いた地区住民が、鉄道利用の起爆剤にしようと「小川郷駅開業七十年祝賀記念事業実行委員会」を組織し、開催した様子が見えます。
 当日はくす玉割り、鼓笛隊演奏や到着列車の機関士や関係者に花束を渡すなどのイベントで、地域を挙げた盛り上げにつなげました。 鉄道やバスの時代からマイカーの時代へ、交通手段は大きく変化し、鉄道駅の様子も大きく変わりました。小川郷駅の貨物取り扱いも廃止され、駅員も相次いで引き上げられて、平成元(1989)年3月に無人化となってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

【小川郷駅前(昭和33年8月 国府田英二氏提供)】

昭和33年の小川郷駅 駅を経由する乗合バスはいずれも廃止となり、内倉行も平成12(2000)年に廃止となったため、駅前からバスの姿は消えてしまいました。
 代わりに駅前広場をにぎわすのは、送迎のマイカーです。朝夕の列車発着時ともなると、“所狭し”と色も型式もさまざまな自動車が並びます。
 

 

 

 

【小川郷駅舎を広場を挟んで向かい側の建物屋上の高みから見る(昭和30年代後期、国府田英二氏提供)】

昭和30年代後期の小川郷駅 建物の高みから見る駅舎の様子は変わりません。歴史を感じさせるたたずまいは相変わらずです。昭和30年代の写真よりもゆっくりした時間が流れているように見えます。
 

 

 

 

 

 

【小川郷駅開業70周年記念式典・関係者に感謝状贈呈(昭和60年7月、いわき市撮影)】

70周年記念式典での様子 駅開業70周年を祝う記念行事以降、鉄道をめぐる環境は一段と厳しくなりましたが、イベント以降、駅は地域住民が心を寄せる場所へと変わっていきます。

 

 

 

 

 

 

【小川郷駅と壁画(平成10年12月、いわき市撮影)】

小川郷駅と壁画 平成5(1993)年には「小川郷駅を明るくする会」(平成19年に「小川郷の会」に改称)が組織され、平成7(1995)年からは「エンジョイ小川郷駅」が開催され、駅の清掃や駅地下道における小・中学生の絵画展、農産物の直売会、図書コーナーの設置、保育所園児の七夕飾り、演奏会など、多種多彩な催しで地域住民の交流が繰り広げられました。

 

 

 

【小川郷駅100周年記念「小川郷音楽祭」(平成27年6月、いわき市撮影)】

100周年記念 3枚目の下の写真は、平成27(2015)年7月に撮ったもので、小川郷駅の開業100年を祝うさまざまな記念事業の様子を映しています。(右の写真は、その1ヵ月前に行われた「小川郷音楽祭」の様子です)
 「小川郷駅開業100周年実行委員会」によって進められ、夜には27年ぶりで駅前盆踊り大会を復活させました。地元の小学生も地域の魅力を表現した「このまちに生まれてよかった」のレコーディング化に参加。地域住民の思いは盛り上がりをみせて、その思いは後世に受け継がれました。
 

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総合政策部 ふるさと発信課
電話番号:0246-22-7402
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