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情熱座談会<研修医>

登録日:2019年1月31日

情熱座談会<研修医>記事一覧

当院公式フェイスブックで、情熱座談会に掲載した<研修医>の記事を紹介します。

【情熱座談会Vol.5(その2)】平成27年9月8日

引き続き、研修医の先生方による座談会です!今回は、学年間の交流や今後の目標、また、学生の皆さんへのメッセージもありますので、ぜひ最後までご覧ください!

2年目の先生は1年目の時と比べて変わったことはありますか。

  • <篠崎>去年は余裕のある医者になりたいって言ってましたけど、医者は人のためになるべき職業なので、患者さんやコメディカルの方、後輩、何に対してもためになるような人になりたいと思うようになりました。
  • <磯上>当直のときに1年目に聞かれて分からないと、勉強しなきゃなと思う。何でこの検査をやらなきゃいけないのかを聞かれた時に、本当にわかってないことも結構あるし、一生勉強なんだなっていうのを感じています。

職場の雰囲気はどうですか。

  • <佐々木>最高です。
  • <山田>看護師さんたちが優しいです。
  • <磯上>放射線技師さんとか、コメディカルの皆さんもとても優しいですね。
  • <篠崎>救急でCT撮るときも、嫌な顔されないし、やりたい検査がすぐ出来ます。それがすごく助かります。

研修医の先生の学年同士の関わり合いってどうですか。

  • <山田>仲良いです。
  • <佐々木>ゴルフとかプライベートも一緒に過ごそうというのは他の病院ではないんじゃないかな。研修医アパートがない病院もあるし。あと、1年目からすると、仕事のことも聞きやすいです。部屋が一つにまとまっているっていうのは大きなメリットですね。

将来どのような医師になりたいですか。

  • <佐々木>プロフェッショナルになるということです。その点においては誰にも負けないというような。何を極めるかは模索中です。
  • <山田>最低限、人に迷惑をかけない医者になりたい。そして、専門性を身に付けたいです。
  • <小林>突出してなくても、人に出来ることは最低限できるようになりたいです。

研修先を検討している学生にメッセージをお願いします。

  • <佐々木>現場を見てみないと分からない部分が多いと思うので、是非来てください。
  • <山田>学年問わず見学に来てください。
  • <山田>当直のときに2年目に聞けるのはアピールポイント。研修医室も一つだし。3年目の人もいるし。
  • <佐々木>ただ仲が良いだけじゃなくて、仕事でも意見を言い合える仲というか、お互い良い刺激になって成長していける環境だと思います。

先生方ありがとうございました今後も、医師、看護師、コメディカルの若手職員の座談会を開催していきたいと思います!!

臨床研修医募集ポスター 篠崎先生、磯上先生、山田先生の写真 山田先生、佐々木先生の写真 小林先生の写真

 

【情熱座談会Vol.5】平成27年9月7日

情熱座談会は、医療に関する気になるテーマについて、当院の若手職員たちが座談会形式で熱く話し合うコーナーです。第5回目も、前回に引き続き、1年目、2年目の研修医の先生に、研修病院を選んだ理由や当直などを経験してみての感想などを聞きました。2日間にわたり投稿しますので、お楽しみに!

自己紹介と研修先として共立病院を選んだ理由をお願いします。

  • 山田慈子先生:研修医1年目の山田慈子です。出身大学は福島県立医科大学で、出身地は埼玉県です。大学時代はボート部でした。高校まではソフトボールをしていたので、運動しかしていません。福島県の奨学金を借りていたので、福島県内で働こうと思っていたんですけど、その中で共立を選んだのは、3次救急があって忙しそうで、若いときに苦労しようと思ったことと、見学に来たときに、産婦人科の先生に誘われたのも大きかったかなと思います。
  • 佐々木敦宏先生:研修医1年目の佐々木敦宏です。福島県立医科大学出身で、出身地は岩手県です。大学時代はバトミントン部でした。共立病院を選んだのは先輩のアドバイスとかを参考にしました。
  • 小林磨巧先生:研修医1年目の小林磨巧です。出身大学は慶応大学で、地元は茨城県です。大学ではスキーをやっていて、高校まではサッカーをやっていました。私は私大出身なので、奨学金を借りようと検討していたところ、条件面でいわきが一番良いのと、アウトドアが好きなので、海と山があって色々とできて楽しそうだったので。
  • 磯上弘貴先生:研修医2年目の磯上弘貴です。出身大学は福島県立医大で、地元はいわきです。部活は、大学は合唱をやっていました。よく、意外と言われますが。高校は生徒会をやっていて、中学生のときは水泳をやっていました。
  • 篠崎康晴先生:研修医2年目の篠崎康晴です。出身大学は東北大学です。共立病院に決めたのは、東北大の外科の系列で、いくつか検討した結果です。あと、天候が良いというのもあります。

実際に働いてみた感想を教えて下さい。

  • <篠崎>当直に沢山入れることです。
  • <山田>当直は勉強になります。
  • <磯上>当直は、自分で診て、こういう病気を疑って、こういう検査を入れてって昼間の病棟業務では経験できないですし。
  • <佐々木>やはり一番勉強になりますね。その人がその後どうなったか経過を追えるので、自分の対応の良し悪しが分かりますし。
  • <磯上>初期対応ができるようになる。
  • <山田>研修医2年目の先輩がいてくれるので、聞きやすい。

当院の研修プログラムについてどう感じますか。

  • <佐々木>プラグラムがある程度、自由が利くのが良いですね。
  • <磯上>科を回っている中で、志望が変わる人もいますからね。
  • <山田>働き始めるのも早くて、2日目から早速働いていて、他の病院に行った誰よりも早かったです。
  • <佐々木>でも、長いオリエンテーションをやるより早く現場に出る方が良いなと思います。

休みの日は何をして過ごしていますか。

  • <篠崎>土日どっちもゴルフしてるときあります。
  • <山田>買いものしたり、ジム行ったりしてます。
  • <小林>釣り行ってます。海も行きますし、渓流どっちも。海は船で茨城の平潟港の方とか。
  • <篠崎>そういう遊びは結構ありますよね。冬は猪苗代でボードとかですね。

この続きは明日投稿しますので、ぜひ、ご覧になってください!!

集合写真 篠崎先生、磯上先生、山田先生の写真 佐々木先生、小林先生の写真

 

【情熱座談会 Vol.4 (その2)】平成27年8月14日

引き続き、研修医の先生方による座談会です!今回は、学年間の交流や今後の目標、新病院について、また、学生の皆さんへのメッセージもありますので、ぜひ最後までご覧ください!

2年目の先生は、1年経って気持ちの面で変化はありましたか。

  • <岩津>1年目の時と当直の感じ方が変わりました。1年目は問診で患者さんと話すだけで精一杯でしたが、今は全体的にものを見れるようになりました。
  • <今井>長時間労働にビビらなくなりました。1年目と仕事をするようになって、1時2時や11時でも眠そうなこがいるんですけど、私は全く眠くないですね。寝なくて良いって感じです。でも、私も1年目のときは眠かったですけどね。

1年目の先生にお聞きしますが、先輩はかっこいいですか。

  • <織内>私たちよりも、自信をもって仕事してるって感じがします。それに、8人いると、色んなキャラの先輩がいて良いです。
  • <小名木>2年目の先輩が8人いて、1年目が6人なので、当直の際に1対1でしっかりとフィードバックを受けられる環境にあるのはとても幸せだと思っています。先輩によって、アプローチが違うので、毎回色々と勉強になります。

共立病院は現在、新病院建設を進めていますが、新しい病院は研修先として魅力ですか。

  • <岩津>魅力ですね。きれいな施設になれば、研修に来たいっていう学生も増えると思います。
  • <小名木>特に女性は、施設が新しいっていうのは重要なポイントだと思います。
  • <織内>研修医室も存続しますしね。
  • <今井>研修医室は重要ですね。

理想の医師像はありますか

  • <織内>器用に何でも出来るけど、どれも中途半端にならないように、自分はこれというものを見つけたいです。
  • <小名木>技術的に優れているというのは理想ですが、それだけではなく、患者の背景に寄り添って、かつ、技術が伴っている人が素敵だと思います。

研修先を検討している学生にメッセージをお願いします。

  • <織内>いわきはとても住みやすいです。気候は1年を通して最高ですね。
  • <岩津>本能的に行きたいなと思ったら来てくれればいいし、各々が肌に合う病院というか、個人が譲れないことってあると思います。どんな理由であれ譲れないところを見つけて病院を選んだほうがいいと思います。でも、共立病院で研修をして間違いは無いと思います。
  • <今井>当直が沢山できます。当直を数多く経験して、体で覚えたいという人はぜひ!

織内先生、岩津先生の写真 小名木先生、今井先生の写真 集合写真

 

【情熱座談会 Vol.4 】平成27年8月13日

情熱座談会は、医療に関する気になるテーマについて、当院の若手職員たちが座談会形式で熱く話し合うコーナーです。第4回目は、1年目、2年目の研修医の先生に、研修病院を選んだ理由などを聞きました。2回にわたり掲載します。お楽しみに!!

出身と研修先として共立病院を選んだ理由を教えてください。

  • 織内優好先生:研修医1年目です。いわき市出身で東北大学を卒業しました。共立病院を選んだ理由は、やはり地元というところが大きいですね。また、大学の実習で来たときに、スタッフの皆さん、特に看護師さんがとても優しくて、研修医を温かく受け入れてくれる雰囲気だと思ったからです。
  • 小名木彰史先生:研修医1年目です。神奈川県出身で、福島県立医科大学を卒業しました。見学に来たときに、看護師さんが優しいというのは私も感じました。また、当直も少し見学したのですが、研修医の先生が問診して、ある程度自分で判断できるところは自分で判断していて、それがかっこいいなと思いました。ファーストタッチとかもやっているとおっしゃってたので、そういうのを自分も出来るようになりたいと思ったからです。
  • 松崎和磨先生:研修医1年目です。いわき市出身で、東京歯科大学を卒業しました。共立病院を選んだ理由は、募集人数が1人だったので、症例を数多く経験できると思ったからです。また、2年目に麻酔科や医科系を回れるのも魅力でした。
  • 岩津潤先生:研修医2年目です。出身は大阪で、東北大学を卒業しました。この病院を選んだ理由は、僕の中では関西に帰るということが一番の有力候補にあったのですが、運動が結構好きなので、ゴルフやスキーもできることも含めて共立病院を選びました。共立病院の魅力は、救急が充実しているということです。共立病院の見学では外科しか見ませんでしたが、先生方の雰囲気も良かったですし、やっぱり大学6年生だと1年目2年目の研修医の先生を見て、それが直接病院の雰囲気につながると思います。
  • 今井利郎先生:研修医2年目です。出身は長野で、東北大学を卒業しました。共立病院を選んだのは、自分の中で救急が充実しているところがいいな、と思っていたので選びました。他にも救急が充実しているところはあるんですが、肌に合わないような病院もあります。共立病院は、見学に行って肌に合うような雰囲気がありました。また、僕の場合、何科になりたいと決めてなかったので、ある程度幅の広い選択肢のある病院、例えば、消化器内科、消化器外科もあるような病院がよいと思っていました。

研修先を決めるにあたり、情報収集はどのようにされていましたか。

  • <織内>大学で開催する病院説明会がメインですね。
  • <小名木>私は、病院を紹介するチラシとか、インターネットで色々と情報収集しました。
  • <松崎>私も、主に各病院のホームページを見ていました。

共立のここがいいというのは、どこですか。

  • <岩津>救急は全般的に良いですね。
  • <織内>当直体制と、プログラムを自由に組めて、時期もある程度融通が利くという点です。病院によっては、1年目のプログラムが全部決められているところがあって、そういう研修を希望する人にとって、共立は合わないのかもしれない。
  • <岩津>自由に決められるよというと、心配に思う人もいるけど、当直で症例も多く学べるので、決められたものじゃなく、色々やってみたいと思う人には自由に組めるので、すごくいいプログラムだと思います。

1年目の先生は、共立病院に来て後悔はしてないですか。

  • <織内>全くしていません。
  • <小名木>まだ1つの科しか回っていませんけど、当直がいいですね。
  • <織内>私も、当直体制が良いと思います。1次2次がちゃんと分かれているのと、内科、外科当直が分かれているところが。私たちも、内科当直で、いわゆる本で見るような当直を毎日何例も診ることができます。
  • <松崎>研修楽しいです。抜歯から、がんの治療まで幅広くやります。他科との連携もあります。例えば、再建などをやるとなると、形成外科と連携したりします。他の病院と比べても症例数が多いですし、歯科研修医が一人なので、やれることが多くてとても勉強になります。

研修医の写真 今井先生の写真 松崎先生の写真

 

【情熱座談会 Vol.3 「研修先を選ぶポイント」(その4)】平成26年9月5日

マッチングを考えている医学生へのアドバイスがあれば教えてください。

  • 今井:みんな、ある程度は考えているとは思うので、後は直感で良いんじゃないですかね。
  • 2週間の見学や実習では実態が見えないと思いますし。あえて言うならば、研修医だけの部屋は想像以上にありがたいです。研修医室がある病院をおすすめします。ちなみに、共立はあります(笑)。
  • 鵜沼:しっかり考えて色んな病院を回っている人もいれば、なんとなく周りに流されるがままに決めている人もいると思います。自分が思ったのは、研修期間っていう、限られた時間を自ら考え、色々なことをやる時間にして欲しいなと思います。そういう意味で病院見学して、良いなって思ってくれれば嬉しいですね。
  • 岩津:本能的に行きたいなと思ったら来てくれればいいし、各々が肌に合う病院というか、個人が譲れないことってあるじゃないですか、俺は給料が高くないといやだっていうのもあれば、すべての科が揃ってないと嫌だとか。どんな理由であれ譲れないところを見つけて病院を選んだほうがいいと思います。
  • 津久井:どこの病院に行っても一長一短がありますから、どこに行っても腐らずがんばるということが大事です。その病院の一年目、二年目の研修医っていうのは、近い将来の自分の姿なんです。診る症例とか揃っている科はどこの病院でも同じようなものです。むしろ、その病院の研修医の姿をちゃんとみた方が良いと思いますね。こうなりたいと思えたら来ればいいし。見に来て肌に合うかどうか、なんとなく感じてそれで十分だと思います。

(座談会終了後の記念撮影:途中から磯上先生と篠崎先生も聞き役として参加。雰囲気の良さが分かります。)

研修医の集合写真

 

【情熱座談会 Vol.3 「研修先を選ぶポイント」(その3)】平成26年9月4日

憧れの医師像について教えてください。

  • 今井:すぐにイラッとする先生じゃなくて(笑)、例えば外科だったら、手術中とか内視鏡やってるときとか、切羽詰っているようなときに余裕ある感じの人は、めっちゃかっこいいなと思いますね。そんなドクターになりないですね。そういう先生に限って、何を聞いても驚かず、ただただ教えてくれる。直すとかじゃなくて、ここがわかりにくいよねとか、全部教えてくれて、ホント感動しました。
  • 岩津:そういう先生ほど研修時代、ハードに働いてたとか、経験値が多分半端ないと思う。
  • 鵜沼:自分の中の理想って言うと、いろんなことを一緒に考えられる人で、余裕がある人で、かつ、ある意味元気な先生っていうか、常にため息ついてる先生よりは、精力的に笑顔で、働いてる医者であれればいいなって思います。将来そういう医者であれればいいなって思っています。僕には足りない部分なので(笑)。
  • 岩津:つらくても笑顔でいる先生がいいってことね。僕は、マジメに勉強してる先生はすごくできる先生になると思うし、それは、看護師さんの評判とか、周りからの信頼って言う点ではゆるぎないものになるのは当たり前と思うんですけど、でもやっぱり僕の憧れは仕事をきっちりやって、飲みにもいくとか、パワフルかつ仕事も楽しくやってる先生です。日中、救急にもよく顔出したり、昼飯とか食べに来てそのついでに患者さん診たりする先生が実際にいらっしゃるんですが、そんな先生に憧れます。
  • 津久井:テキパキしていて、判断が早くて先の先まで考えてる人ですかね。自分はこう思うからこうしたいとしか考えてなかったことでも、上の先生から、それでムリだったらどうするつもりだったのって言われて、本当だってハッと我に帰らせられるんですよ。一つひとつの指示をしながらも、先の先まで考えて、これで無理ならこうしようって、その判断の切り替えが早い医者って憧れますね。要するに、自分より経験が豊富で余裕があるんでしょうけどね。憧れる前にもっと働いて経験つまないとな、とは思いつつ、早く自分もあんな風になりたいと憧れてます。

(左から、鵜沼先生、津久井先生)

鵜沼先生の写真 津久井先生の写真

 

【情熱座談会 Vol.3 「研修先を選ぶポイント」(その2)】平成26年9月2日

実際に働いてみた今の感想について教えてください。

  • 鵜沼:僕はまだ内科しか回っていないので、外科とか救急については言えないんですが、やりたいことを言えばやらせてもらえるというのは、やっぱりこういう病院の利点で、大学病院ではなかなかできないと思います。当直で色々な症例を自分で最初に診ることができますし、そういう意味で、いろいろやらせてもらっているので良いかなって、思いながら働いてます。
  • 今井:外科ではプレゼンをする機会があるんですけど、そこで最初にやるとこの検査はそんなことが診たいんじゃないとか、いろいろと熱心に指導されると、じゃ次は頑張ろうって気持ちになります。また、普段、病棟だと自分でこれやりたいと思ってもできないことがあるけど、当直だと、やりたいと思ったらやれるところがあります。最初から自分で考えてできますし、当直は、楽しいですよ、結構。僕たちには2年目の先生がいてくれるので。一回聞いて覚えたはずなのに忘れちゃったような時とかも、2年目の先輩には余裕で聞けるので(笑)。
  • 津久井:1年目と2年目が一緒に当直やるのは、いい制度だと思う。お互いに。僕たちも迷ったら、もっと上の先生に聞けるので、患者さんのためにも悪い制度ではないと思う。自己満足だけで終わることはなく、適切な医療ができてるのではないかなと思います。
  • 岩津:いい病院というか、むしろいいメンバーに恵まれたかなって思います。上の先生だったり、2年目の先生も含めてです。(笑)他の病院で働いてないから比較はできないのですが、自分が楽しいと思っても、もっと楽しい病院はあるだろうし、もっと勉強ができる病院もあるかもしれない。でも、ちゃんと働くときは働き、遊ぶときは遊ぶというか、仕事しながらも、明るい話とか、元気に仕事をするというのが僕の理想の姿で、今はそれがほぼ達成できてるのが自分の中にはあります。
  • 津久井:社会人たるものどうかといえるほど経験していないので、そこは追々答えが出ると思っているんですけど、少なくとも、研修医を1年間やってみて、研修医って微妙な立場だって思います。自分が積極的に手を出したところで、その人が退院する頃には、自分は違う科に行っているかも知れないと思うと、どの程度、首を突っ込んでよいのか、なかなかその辺のバランスが難しいです。また、いろんな科を診れるのはいろんなことを経験できて良いと思う反面、全部を学んで帰ることはできない気がします。結局は自分が積極的に学びたい分野だけに絞って勉強することになってしまうんです。新研修医制度が始まったばかりの頃の先生は、どんな感じで研修やったのかなって考えるときもありますし、逆に、今の初期研修制度をやっていない世代の先生たちは、どういうことを考えて僕たちを指導してくれてるのかなって聞きたいと思うときがあります。

(左から、今井先生、岩津先生)

今井先生の写真 岩津先生の写真

 

【情熱座談会を開催します。Vol.3「研修先を選ぶポイント」】平成26年9月1日

情熱座談会は、医療に関する気になるテーマについて、当院の若手職員たちが座談会形式で熱く話し合うコーナーです。第3回目は、第1回目と同様に1年目、2年目の研修医による「研修先を選ぶポイント」です。前回との違いも意識しながら、お読みください。

研修先として、なぜこの病院を選んだかを教えてください。

  • 今井利郎(いまいとしろう)先生〈左から1人目〉研修医1年目
    実家は長野で、東北大学です。この病院を選んだのは、自分の中で救急が充実しているところがいいな、と思っていたので選びました。他にも救急が充実しているところはあるんですが、肌に合わないような病院もあります(笑)。共立病院は、見学に行って肌に合うような雰囲気がありました。また、僕の場合、何科になりたいと決めてなかったので、ある程度幅の広い選択肢のある病院、例えば、消化器内科、消化器外科もあるような病院がよいと思っていました。
  • 鵜沼むつ貴(うぬまむつき)先生〈左から2人目〉研修医1年目
    いわき市小名浜、磐城高校の出身で日本大学です。地元ということもあり、その恩返しという意味も含め選びました。この病院は病床数も多く、いろんな経験ができると思ったこともあり、大学病院と最後は悩みましたが、せっかくの研修なので地元で研修したいと思い、共立病院を選びました。
  • 岩津潤(いわつじゅん)先生〈右から1人目〉研修医1年目
    出身は大阪で、東北大学です。この病院を選んだ理由は、僕の中では関西に帰るということが一番の有力候補にあったのですが、運動が結構好きなので、ゴルフやスキーもできることも含めて共立病院を選びました。共立の魅力は、救急が充実しているということ。日本医大の先生がいる救急は、やっぱりすごいんだろうと思っています。かなり強調しても良いと思います。共立病院の見学では外科しか見ていませんが、先生方の雰囲気も良かったですし、やっぱり大学6年生だと1年目2年目の研修医の先生を見て、それが直接病院の雰囲気につながると思うんです。
  • 津久井良昌(つくいよしまさ)先生〈右から2人目〉研修医2年
    出身は大阪で、東北大学です。病院を選んだ理由を聞かれると意外と困るんです。学生のときから無頓着な方で、深く考えない性格なんです(笑)。いくつか病院を見学し、その中で、いろいろ悩みましたけど、ちょっとだけ仙台を離れようと思いました。また、将来何を選択したいか、何も決まっていなかったので、いろんな選択肢が選べる病院ということですかね。専門はいまだに悩んでますが、それが選べる病院で、結果、来て見て良かったと思っています。

研修医の集合写真

 

【情熱座談会 Vol.1 研修先を選ぶポイント(その4)】平成26年8月19日

今の時期、マッチングが始まってますが、医学生へのアドバイスがあれば教えてください。

  • 〈新田〉学生さんそれぞれに求めるものは違うと思うんですけど、今の流れから行くと、最初は総合診療科に行って、それから専門に行きたいっていう流れが多い。
  • 〈磯上〉トレンドっていうか、世の中的にもそういう流れになってきてるし、この研修医制度をつくった国としても、広く浅く診れる医者になってから、専門に行きなさいということだと思う。昔の入局とは違う。
  • 〈谷山〉共立病院のような大きな病院で、多くの診療科が揃ってて色んな経験ができるのはかなりトレンドに沿ってるなとは思います。そういう目で研修先を選んだほうが良いよって言いたい。広く急性期から慢性期まで診れるっていうのがポイントですかね。
  • 〈新田〉そうですね。幅広く、救急への対応もできる。
  • 〈谷山〉また、働いてる人の雰囲気をみて、自分に合うかどうかで選んだ方が良いですね。数字だけじゃなく、フィーリングを大切にしたほうが良いと思う。
  • 〈新田〉あと、1つ上の先輩じゃないですか?自分の研修する姿と重なるから、大事ですよ。
  • 〈谷山〉そういう意味で病院見学も大事です。
  • 〈篠崎〉:でも、1年目って、働いている期間短いですよね。
  • 〈谷山〉:1年目の延長が2年目、3年目って考えると、若い医者の雰囲気をみて研修先を選ぶということは大事ですね。

1年目2年目の先生たちが、悩みながらも仲良く研修している雰囲気が伝わってきました。皆様、ありがとうございました。他の先生たちによる第2弾もまもなく掲載します。

(左から、荒川先生、篠崎先生、新田先生、谷山先生、磯上先生)

研修医の集合写真 荒川先生と篠崎先生と新田先生の写真 谷山先生と磯上先生の写真

 

【情熱座談会 Vol.1 研修先を選ぶポイント(その3)】平成26年8月18日

研修で大変だったことはありますか。

  • 〈荒川〉最初はみんな、なれるまでにどこも大変です。オーダーの仕方とかわかんないじゃないですか。こういう患者が来たらどうするとか、上の人に聞かないと分からないから、その辺ですね。
  • 〈磯上〉特に救急は、ゆっくり落ち着いて考えるって事ができないことです。
  • 〈谷山〉上の先生は上の先生で、結構迅速に治療しちゃうから、教える余裕はないからね。
  • 〈荒川〉だけど慣れてきたら、ある程度つかめてきます。患者がこういう症状だったら次にどの検査をすればいいのかっていうのがだんだんつかめてくるので、そうなれば、ある程度落ち着いて診療ができるようになります。
  • 〈谷山〉救命センターでの研修は、教えてもらうっていうよりは、自主性や積極性が求められる場だと思います。この病院は研修期間がちょっと長めで、3か月取れるのは意味があると思います。1年目の研修医でも、自分で流れがつかめてくるのが3か月目くらいだから、この病院の救急の3か月っていうのは良いですね。他の病院は救命センター自体が無いところもあるし、3次救急のある病院が少ない。でも、ここは3次救急まであって、そこを3か月経験できるっていうのは、大きな特徴だと思います。
  • 〈新田〉めげそうなときもある?
  • 〈谷山〉もう電話鳴るなって思うときもあります(笑)。当直に関して言えば、3次以外でも、1次2次の当直でも、比較的軽症とされる患者さんも診る機会が沢山あるので度胸もつくように思います。
  • 〈磯上〉軽症の患者を帰すのは、重症の患者を残すより怖いときがあります。
  • 〈谷山〉そうなんだよ。でもそれって、やらないと絶対わからない。しかも自分で責任をある程度持つという経験をしないといけないから、そこはすごく勉強になるところだと思う。
    共立で研修してきた人は強くなると言われているのは、そういうところからきていると思います。

(左から、新田先生、谷山先生)

新田先生の写真 谷山先生の写真

 

【情熱座談会 Vol.1 研修先を選ぶポイント(その2)】平成26年8月15日

実際に当院で研修した感想についてお聞かせください。例えば、思っていたこととの違いがあれば教えてください。

  • 〈谷山〉思っていたよりも自由でした。それは良いことでも、悪いことでもあると思うんですけど。共立病院は、研修医の自主性に大分いろんなことが任されています。学生のときに思い描いていた研修は、先輩から直に教えてもらうってイメージでしたが、一人で任されて動く場面も結構あるんだなって思いました。
  • 〈新田〉実際ここで研修やってみて思うのは、特に、研修医の当直が充実してて、基本的に上の先生が任せてくれるので、自分で考えて検査したりオーダーを出したり、最終的には上の先生が、分からないことはしっかり教えてくれるし、責任取ると言ってくれるので、思い切って検査できるし、患者さんにも説明できるので、そういう意味では、救急の当直はしていて良いなと思います。
  • 〈篠崎〉まだ二つしか科を回っていないので何とも言えないですけど、当直については、最後まで診察しきった上で自宅に帰して良いですかっていうことを1年上の先生に言えたり、具体的な検査の指示なども大体少しずつ言えるようになってきました。1年目でこんなできるって思っていませんでした。
  • 〈磯上〉6月から始まって、2か月過ぎてやっと、考えて検査入れたり、患者さんの話が聞けるようになってきました。当直を始めたときは、「患者さんが来たよ」って言われただけで、すごくビクビクしてて、何か話を聞き始めればいいのに、訳わかんなくてあたふたしちゃっていました。でも今は、ここまでこれたかっていう実感を自分では持っています。どうしても、普段の昼間の病棟の場合は、上の先生にお願いされたことをこなすのがメインになっちゃうんですが、当直だと、まず、どうしたんだいって聞いて、じゃあこういう検査してみようかっていうところまでできるので、自分が小さい頃に思い描いていた医者の理想に近いって感じはしています。
  • 〈谷山〉2年目も1年目に教えることで、あやふやにしていたことを勉強しようっていう良いきっかけになりますよね。1年目入ってくると、みんな意識変わります。やんなきゃみたいな。だから、先輩後輩がずっと続いていくのって、良いなって思いますね。

(左から:荒川先生 篠崎先生 新田先生 谷山先生 磯上先生)

篠崎医師と新田医師の写真 荒川先生の写真 磯上先生の写真

 

【情熱座談会を開催します。Vol.1「研修先を選ぶポイント」】平成26年8月14日

情熱座談会は、医療に関する気になるテーマについて、当院の若手職員たちが座談会形式で熱く話し合うコーナーです。第1回目は、1年目、2年目の研修医による「研修先を選ぶポイント」です。これから4回にわたり掲載します。ご期待ください。

研修先として、なぜこの病院を選んだかを教えてください。

  • 谷山禎彦(たにやまよしひこ)先生〈右から2人目〉研修医2年目
    元々、東京の出身ですが、東北大ということで、東北に縁があってこの病院に来ました。この病院に来た理由は、病院見学に来たときに、先輩が楽しそうだったのと、研修医の自由度が高いのと、あと、自分の志望である小児・周産期系が充実していたのと、内科も外科も充実しているところが良いと思いました。
  • 新田夢鷹(しんでんゆめたか)先生〈左から3人目〉研修医2年目
    福島医大で南相馬出身です。僕は、妻がいわき出身ということや先輩との繋がりもありました。(笑)整形外科が志望ですけど、その手術も多いですし、また外科系の手術も全般的に件数が多く、救急の経験も積めそうだったので選びました。
  • 篠崎康晴(しのざきやすはる)先生〈左から2人目〉研修1年目
    東北大出身です。東京の出身ですが、浜通りの気候が良いところと、東北大の系列病院ということです。他には、外科の種類の多さです。小児外科、形成外科など種類も多く、さらに、症例数も多いですし、循環器のような外科的な内科も好きなので、内視鏡やカテーテルの手技の症例も豊富というところで選びました。あと、一番大きな理由は、先輩に誘われたからです。
  • 磯上弘貴(いそがみひろたか)先生〈右から1人目〉研修医1年目
    福島医大で、地元はいわきの平です。選んだ理由は、正直に言うと、修学資金をいただいたことがありますが、親戚もほとんどいわきにいて、小さいころから、共立病院という存在を周りのお年寄りから聞いていて、そういうところで医者デビューを飾るのも良いかなと思いました。あとは、症例数であったりとか、僕も産婦人科とか興味があったりするので、帝王切開や婦人科系の手術件数というのも学生時代に見学に来ていて感じることができたのでこの病院にしました。実際に来てみたら、知り合いの方が患者さんとして来ていて、他の人とは違った緊張感というか、改めて、地元のためにちゃんとやらなきゃなっていう緊張感はあります。
  • 荒川将史(あらかわまさふみ)先生〈左から1人目〉研修医1年目
    帝京大学で、出身はいわき市です。この病院選んだ理由は、大学病院か市中かで迷っていましたが、市中でやるなら、奨学金のこともあるので、この病院を選びました。

研修医集合写真

このページに関するお問い合わせ先

医療センター 経営企画課

電話番号: 0246-26-2134 ファクス: 0246-26-2404

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