低濃度PCB廃棄物に関する掘り起こし調査を実施しています
登録日:2024年1月11日
ポリ塩化ビフェニル(PCB)は主に油状の物質で絶縁性、不燃性などの特性により変圧器等の電気機器を始めとして幅広い用途で利用されてきましたが、カネミ油症事件が発生する等、その毒性が社会問題化し、現在は製造などが禁止されています。
国内メーカーが平成初期頃までに製造した主に業務用の電気機器には、PCB含有の可能性があるため、身近な電気機器の調査をする必要があります。
また、ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法で、PCBに汚染された電気機器等の低濃度PCB廃棄物は、令和9年3月31日までに処分しなければなりません。
いわき市では、PCB廃棄物の確実な処理に努めるため、倉庫や作業所等を所有している方を対象に調査を実施しています。
発見した場合は、以下の手順に従い、PCB含有の有無を確認してください
1.低圧進相コンデンサーに貼付されている銘板情報の確認
2.銘板情報から(1)PCB判別フロー、又は(2)メーカー問い合わせによりPCB有無を確認
(1)PCB判別フローによるPCB有無の確認
(2)メーカー問い合わせによるPCB有無の確認
メーカーや日本電機工業会(JEMA)のホームページで確認、又は直接メーカーに問い合わせをお願いします。
日本電機工業会ホームページ:PCBを含む電気機器への対応情報
注意事項
- 使用中の低圧進相コンデンサーは、絶縁油採取のために穿穴すると使用できなくなります。
- 使用中の低圧進相コンデンサーの確認作業は感電するおそれがあるため、必ず電気機器の保守・点検を行っている電気主任技術者等に依頼し、調査するようにしてください。
処分方法
低濃度PCB廃棄物の場合
低濃度PCB廃棄物は、環境省の認定を受けた全国の無害化処理認定施設又は都道府県知事等により許可を受けた施設で処理が可能です。いわき市内では、「株式会社クレハ環境」が認定を受けています。
問い合わせ先
- 全国の無害化処理認定施設一覧(環境省)
PCB非含有の場合
PCBを含まない低圧進相コンデンサーを処分する場合、事業所などから排出する低圧進相コンデンサーは産業廃棄物として処分していただくことになりますので、産業廃棄物処理事業者へ委託をしてください。
なお、家庭から排出する低圧進相コンデンサーについては、いわき市の「分別収集」に従い、処分してください。
このページに関するお問い合わせ先
いわき市役所 廃棄物対策課
電話番号: 0246-22-7604 ファクス: 0246-22-7605