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市長コメント~多核種除去設備棟処理水の海洋放出開始決定に係る市長コメント~(令和5年8月22日)

登録日:2023年8月22日

 現時点では市民の不安が払拭されておらず、理解醸成の途上で あると考えます。それでも国が放出に踏み切るというのであれば、市独自に検査体制(市長直轄のチーム)をつくり、トリチウムの検査を行うことを検討いたします。
 それにより、市民の安全、安心のために、しっかりと監視をしていきます。

 

 市としましては、これまで国及び東京電力に対し、放出時期ありきではなく、関係者の理 解を得る取り組みを丁寧に積み重ね、「関係者の理解なしには、いかなる処分も行わない」とする福島県漁連との約束をしっかり履行するよう何度も申し入れてきました。
今般、関係者や国民の理解を 十分に得たとは言えない状況の中 、海洋放出の開始を決定したことについては、 関係者等との信頼関係を大きく 損なう もの であり、大変遺憾であります。
 

 令和3年4月に海洋放出の方針を決定して以降も、国、東京電力は「福島県漁連との約束は順守する」と明言して きましたが、 理解醸成は 今なお道半ばであるにもかかわらず放出を実行しようとする行為は 、市として受け入れがたいものです。
 

 現在のところ国から本市への正式な説明はありませんが、市といたしましては 、約束の履行はどのように考えられたのか、決定プロセス は妥当なも のであったのかについて、 国に対し、厳密かつ詳細な説明を求めたいと考えております。
 

 令和5年8月22日

いわき市長 内田 広之

 

このページに関するお問い合わせ先

危機管理部 原子力対策課

電話番号: 0246-22-1204 ファクス: 0246-22-1209

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