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臨時市長記者会見(令和3年8月11日)での市長コメント等について

登録日:2021年8月11日

いわき市・いわき市医師会による共同記者会見

発表内容

日時

 令和3年8月11日(水) 午後5時から

場所

 災害対策本部会議室

案件

  1. 市内における感染状況
  2. 新型コロナウイルス感染症に係る自宅療養者への対応について

その他

市医師会長からの発言

記者会見動画

市長コメント

 会見に先立ちまして、新型コロナウイルスの感染防止のため、医療の最前線で対応いただいております医療従事者の皆様はもとより、感染拡大防止のため、新しい生活様式などの実践にご協力をいただいております市民の皆様、事業者の皆様に対しまして、心から感謝申し上げます。

 本市におきましては、7月下旬以降、爆発的な感染拡大が続き、8月は本日公表分の10日までで457人の新規感染者が確認され、既に月間で過去最多となっております。
 また、病床使用率も今月は、爆発的な感染拡大を示すステージ4の目安である50%を大きく超える水準で推移しており、1日でも早く感染拡大を食い止めるため、市独自の取組みである「いわき市感染拡大防止一斉行動」、並びに、酒類を提供する飲食店等への営業時間短縮などを内容とする福島県の集中対策を、7月31日から開始いたしました。
 しかしながら、さらなる感染拡大が見込まれたことから、さらに強い措置を伴う「まん延防止等重点措置」の適用を福島県に要請し、国の決定を受けて、8月8日から31日までの間、法律に基づき、市民の皆様に不要不急の外出の自粛について要請させていただくとともに、全ての飲食店等や一定規模を超える飲食店以外の施設に対する営業時間の短縮、酒類提供の終日自粛やカラオケ設備の利用自粛、イベント等に係る開催時間の制限などを、県と連携した見回り活動等により要請させていただいているところであります。
 また「いわき市感染拡大防止一斉行動」につきましても実施期間を今月31日まで延長した上で、公共施設等の休館等を実施し、重点的な対策を展開しているところであります。
 これらの対策の効果が現れるのは、2週間ほどかかることもあり、依然として入院病床、宿泊療養施設ともにひっ迫し、現在、多くの方々に自宅療養していただいている状況にあります。
 この状況を改善するため、市内の医療機関の協力をいただき8月8日からは入院病床をさらに14床増やし、154床で運用を行っております。
 また、県内全域における入院患者の受入や宿泊療養についての広域調整を引き続き行うとともに、症状等に応じて、入院、宿泊療養、自宅療養を医師の判断により使い分けながら、適切な医療の提供に努めているところであります。
 特に、自宅療養につきましては、その開始にあたり感染者の体調把握に必要な酸素飽和濃度を測定するパルスオキシメーターや体温計の貸し出しを行うとともに、ご希望に応じて療養中に必要な食料や薬剤の配達も行っております。
 また、毎日、保健所からの電話により健康状態の確認を行い、症状の推移を把握するとともに、万一体調が急変した場合にも迅速に対応できるよう電話での相談に24時間応じ、電話診療を行うなど、県の医療チームや市医師会、市薬剤師会をはじめとした多くの医療関係者の皆様のご協力をいただきながら体制を整備し、サポート対応に万全を期しているところであります。
 詳しくは、資料2をご覧ください。

 こうした状況の中で、お盆の時期を迎えることになります。
 例年、帰省等で人の移動や会食の機会も増えることが見込まれるところであり、この時期の感染拡大をできる限り抑えることが、感染拡大が続く本市の地域医療の崩壊を防ぎ、市民の皆様の命と健康を守るためには非常に重要になります。
 本市の地域医療は、現在、市医師会をはじめ、市病院協議会、福島県の医療チームなど、多くの医療関係者の皆様のご尽力により、体制を何とか維持できているものの、これ以上感染拡大が続く場合には、地域医療に深刻な影響を及ぼしかねない危機的な状況に入ってきております。
 そこで、市民の皆様には、ご不便、ご苦労をおかけいたしますが、改めて、次の事項につきまして、ご協力をお願い申し上げます。
 1つとして、外出や移動をできる限り自粛していただくようお願いいたします。
 特に、本市におきましては、夜8時以降の飲食店等の利用は自粛するよう要請されておりますので、ご協力をお願いたします。
 2つとして、帰省や旅行など、市外との往来や移動は、原則として中止、または延期をお願いいたします。
 3つとして、盆行事はなるべく簡素化し、知人や親類等との会食は控えるようお願いいたします。

 次に、「第15回全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ」の開催中止についてであります。
 本大会は、8月16日から20日にかけて、公益財団法人日本野球連盟、読売新聞社等が主催し、本市のいわきグリーンスタジアムをメイン会場に、高萩市及び日立市での開催が予定されておりましたが、昨日、主催者側から、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、中止する旨の発表がありました。
 本市といたしましては、本市の感染拡大の状況や市内医療提供体制のひっ迫状況をお伝えした上で、球場の利用自粛を要請していたところであり、中止の判断はやむを得ないものと考えております。
 本大会は、昨年度に続き2年連続での中止となりますことから、開催を心待ちにしていた選手をはじめ、大会関係者の皆様には大変残念ではありますが、ご理解を賜りたいと存じます。

 本市におきましては、これまで経験したことのない過去最大の感染拡大の中で、地域医療の崩壊を防ぎ、市民の皆様の命と健康を守れるかどうかの正念場を迎えております。
 私たち一人ひとりの感染防止に向けた強い意識と慎重な行動が、感染拡大を食い止めることにつながります。
 皆様とともに、1日も早く、この感染拡大を沈静化させるため、現在の危機的状況を共有し、生活のあらゆる場面で、人との接触機会など感染リスクをできる限り減らす取組みを進めるとともに、特に、お盆期間中は、できる限りステイ・ホームで、静かに自宅でお過ごしいただきますよう、強くお願い申し上げます。

 本日は、いわき市医師会の木村会長にもお越しいただいておりますので、市内の感染の現状や今、私たちに求められている感染防止対策などについて、医学的な見地からご発言いただきたいと思います。
 私からは、以上であります。

事務担当 

  • いわき市新型コロナウイルス対策本部事務局(保健所総務課) 電話 0246-27-8555

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