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臨時市長記者会見(令和3年5月11日)での市長コメント等について

登録日:2021年5月11日

臨時市長記者会見

発表内容

日時

 令和3年5月11日(火) 午後2時から

場所

 災害対策本部会議室

案件

  1. 新型コロナウイルス感染症患者の市内発生状況について
  2. 「いわき市感染拡大防止一斉行動」の期間延長及び民間事業者に対する時間短縮営業要請について

記者会見動画

市長コメント

 会見に先立ちまして、常磐岩ケ岡町地内で発生した工場火災について申し上げます。
 本日、午前7時45分ごろ、常磐岩ケ岡町沢目地内の堺化学株式会社湯本工場で大規模火災が発生し、4名が負傷し、市内の医療機関に搬送されました。
 なお、周辺への延焼や有害物質の流出等につきましては、確認されておりません。
 市といたしましては、地域防災計画等に基づき市災害対策本部を設置し、けが人の状況や周辺環境への影響等について情報収集等を行ってまいりましたが、引き続き関係機関と連携しながら、事故の詳細等について確認してまいります。

 それでは、新型コロナウイルス対策について申し上げます。
 はじめに、新型コロナウイルスの感染防止のため、医療の最前線で対応いただいている医療従事者の皆様はもとより、感染拡大防止のため、新しい生活様式などの実践にご協力をいただいております市民の皆様、事業者の皆様に対しまして、心から感謝申し上げます。
 市内の感染状況につきましては、4月に過去最多の306人の新規感染者を確認し、5月も本日公表分までで104人と、1日当たりの平均が10人を超える高い水準で、感染者が増加しております。
 また、一方で、4月以降の感染拡大に伴い、企業や高齢者施設等でのクラスターが多発しているほか、感染経路が分からない事例が増えており、市中感染が生じている状況となっております。
 さらに、新規感染者のうち、かかりつけ医等の身近な医療機関での保険診療による陽性確認者が増えており、いつ感染が急拡大してもおかしくない予断を許さない状況が続いております。
 これに伴い、5月の市内における病床占有率につきましては、50%以上の状態が継続し、昨日は60%になるなど、爆発的感染拡大を示すステージ4の水準超えが続いており、病床のひっ迫が続くとともに、福島県におきましても、感染力の強い変異株が確認され、感染者の急拡大により、病床占有率が85%に迫る非常に高い水準まで上昇するなど、刻一刻と厳しさが増している状況にあります。
 こうしたことから、今後の感染拡大によっては、市内感染者の市外での入院受け入れさえも困難で、適切な治療も厳しくなる非常に危険な状況に差しかかっていると考えられます。
 このような状況を踏まえ、感染リスクの高い場面をできる限り減らすため、今月16日までとなっておりました「いわき市感染拡大防止一斉行動」の実施期間を、5月31日まで延長するとともに、苦渋の決断ではありますが、さらなる感染拡大防止等の強化に向けまして、本日午後1時、県知事に対し、飲食店等に対する時間短縮営業要請を行っていただくよう、要請させていただきました。
 市といたしましては、今後、県の決定があり次第、県とも緊密に連携を図りながら、いわき商工会議所をはじめ、市内経済4団体に対し、時間短縮営業への協力についてお願いするとともに、県が行う飲食店等への見回り活動に協力することと併せて、関連する事業者の皆様に対する支援策につきましても、早急に決定してまいりたいと考えております。
 市民の皆様並びに事業者の皆様には、ご不便、ご苦労をおかけすることになりますが、現下の感染拡大と地域医療の深刻さをご理解いただくとともに、「感染拡大防止一斉行動」で掲げる事項、具体的には、
 1つとして、不要不急の外出・往来を自粛していただくこと
 2つとして、家庭での感染対策を徹底していただくこと
 3つとして、事業所や学校での感染対策を今一度見直し、強化すること
 そして、感染された方などへの差別、誹謗中傷などは絶対にしないこと、の取り組みを引き続き行っていただきますよう、ご協力をお願いします。

事務担当 

  • いわき市新型コロナウイルス対策本部事務局(保健所総務課) 電話 0246-27-8555

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