クロバネキノコバエにご注意ください
登録日:2021年6月17日
クロバネキノコバエについて
近年、クロバネキノコバエと思われる、網戸を通り抜けて屋内に侵入してくる小さな黒い虫についての相談が多く寄せられています。
クロバネキノコバエは網戸を通り抜けるほど小さく、気候等の条件がそろうと大量発生し家の中に侵入することがあるため、大変不快に感じる虫ですが、刺すなどの人へ直接的な被害を及ぼすことはありません。
特徴
体長、体色・・・1~2ミリメートル、黒~暗褐色
寿命・・・4~10日前後(成虫)
生態
幼虫は土壌中の腐植物を食べていると考えられており、水分を適度に含んだ腐葉土(畑、プランター、野山)などから発生するといわれていますが、特定はされていません。
一年中発生が見られますが、梅雨の時期に大量発生することが多く、雨の翌日が晴れると多く発生する傾向があります。
夜明けから午前10時ごろに多く発生し、網戸の隙間などから家屋内に侵入してくることがあります。
対策
発生源が特定できていないため、発生を抑えることが難しい虫です。
発生が多い夜明けから午前10時の時間帯を中心に、屋内に侵入させない対策をとってください。
侵入を防ぐ主な対策方法を以下に示します。
窓を閉め切り、ドアの開閉を最小限にする。(エアコン等を使用し、室温の上昇による熱中症には十分注意してください。)
換気扇の使用を控える。(換気扇の使用により室内の気圧が下がり、ドアや窓の隙間などから虫が吸い込まれることを防ぐ。)
網戸や窓枠に殺虫剤を塗布する。(網戸の外に蚊取り線香を焚くことでも一定の効果が望めます。)
プランターや植木鉢などを屋内に持ち込まない。
侵入可能な隙間を、テープなどを利用して塞ぐ。
網戸の横から扇風機で風を送り、成虫が網戸に接近するのを防ぐ。
クロバネキノコバエは発生源がわかっていません。場所を特定せぬまま周囲に大量の殺虫剤を撒くなどの行為は控えてください。
このページに関するお問い合わせ先
保健福祉部 保健所生活衛生課
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