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廃校施設等の利活用事例紹介

問い合わせ番号:15662-7749-2852 更新日:2019年8月20日

  市では、用途を廃止した施設について、地域振興や地域活性化を図るため、民間事業者による積極的な利活用を推進しているところであり、これまで、平成29年度に三和・田人地区の廃校10施設、平成30年度に旧いわき市国民宿舎勿来の関荘の利活用に関する事業者公募を実施しました。

 利活用事業者が決定した廃校施設等につきましては、現在、次のように利活用されております。


旧田人第二小学校南大平分校 

利活用事業者名

 株式会社磐城高箸

事 業 内 容

 私ども株式会社磐城高箸は、東日本大震災の前年である2010(平成22)年8月に設立した、杉間伐材の原木から高級割箸を一貫製造・販売するメーカーです。

 旧田人第二小学校南大平分校は、1875(明治18)年に開校し、約140年の歴史を重た学校で、屈指の佇まいを見せる校舎は90年前に建てられたものです。開校当時黒田小学校南大平分教場と称し、周辺には家々と畑地が混在し、この地域は、農かたわら四時川沿岸の林野から切り出された木材の集積地として機能していました。しかし、1965年以降、営林署の直轄事業としての大規模な山林開発が終了したことがきく影響し、人口の減少に比例し、児童数も減少を続け、2011(平成23)年には休校、2014(平成26)年にはついに閉校となりました。

 こうした中、市が、この旧校の利活用案を公募していることを知り、この趣深い地域の誇りである旧校に割箸工場を移転し、新たに原木から一貫製造する鉛筆工場も併設したい、お客さまが気軽に見学・ワークショップを行える産業観光施設にすることで、笑顔あふれる旧校として次世代に引き継ぐことができるのではないかと考え、応募したのが利活用のきっかけです。

 体験型工場「杉の図工室」をキーコンセプトに、校舎部分の約半分を割箸工場、鉛筆工場、物販スペースとして、原木(杉・ヒノキの間伐材)から、高級割箸、鉛筆になるまでの全工程が自由に見学できるようになっております。

 また、残る半分はサテライトオフィスや会議室・遊戯室、さらには、割箸に焼印を入れる「マイ割箸づくり」や、できたてほかほかの鉛筆に名前を入れる「マイ鉛筆づくり」などが体験できるワークショップスペースとして活用し、体育室(講堂)の部分は、地域住民の皆さまと共同で設立した「南大平地区未来創造会議」により、地域活性化のための拠点(交流サロン)として、ご休憩や地域住民の皆さまとの交流にお使いいただけるほか、豪雨時の緊急避難所としても開放しております。

 いわき市内の人工林のほとんどが杉です。水源涵養、災害防止、生物多様性の観点からも、森林の適切な管理が求められ、間伐を含めた施業こそが、人工林においては極めて重要となります。間伐材(杉材)の生産地で、丸太から最終製品に一貫製造されていく過程を実際にご覧いただき、見過ごされていた杉の魅力を伝えていきたい、そして、旧校を笑顔あふれる学び舎に再生したいと思っています。50年後も、100後も、かけがいのない、この美しい風景が続いてくれるように。

○ 主な受賞歴

  • 被災三県の間伐材を使用した「三県復興 希望のかけ箸」
    「グッドデザイン賞2013」、「ソーシャルプロダクツアワード2014」 など
  • 割箸強度不合格品を利用した「眠り杉枕」
    「グッドデザイン賞2017」、「ウッドデザイン賞2017」など
  • 「新しい東北」復興ビジネスコンテスト2014大賞、ふくしまおいしい大賞優秀賞、ふくしま産業賞福島民報社奨励賞(2016年)、よしもと福島シェフラン工芸品部門認定(2017年) など受賞
 南大平分校_全景  南大平分校_校舎  南大平分校_校内
 南大平分校_割箸工場  南大平分校_交流サロン  南大平分校_従業員

事業者について

 


旧永戸小学校 

利活用事業者名

 株式会社東日本計算センター

事 業 内 容

 いわき駅から18km、車で30分ほどで到着する旧永戸小学校は、自然豊かな中山間地域である三和町に位置し、温かみのある木造校舎では、かつて多くの子供たちが学び巣立っていきました。2015(平成27)年の春に閉校となってからも地元の方々が大切に手入れされており、私ども株式会社東日本計算センターは地元企業として、いわき中央ICから11km、いわき三和ICから2kmの国道49号線沿いの高台にある旧永戸小学校をとても魅力的な場所と考えておりました。

 当社はこのような素晴らしい環境に恵まれた地を「ロボット・IoTのイノベーションの拠点」、「地域の情報交流の拠点」、「子どもたちの科学技術への芽生えの拠点」として活用する『ながとイノベーションセンター(以下当センター)』として提案させて頂き、いわき市、地元地区協議会と三者協定を締結し、2019年4月に開所いたしました。

 当センターには、当社の主にR&D(Research and Development)部門の社員が常駐し、大学や高専などの学術機関と連携して次世代ロボットのソフトウェアの研究開発を行っています。特に震災後数年に渡って研究しているドローンの隊列飛行の技術は、現在各方面から注目されています。同時に、福島イノベーション・コースト構想実用化支援事業を活用したチャレンジとして、新たなビジネスを創造する事業計画も進行しております。

 開所以来、地元のみならず、首都圏などビジネスの最先端にいるお客様からも廃校となった木造校舎を活用してのイノベーションセンターに大変興味をお持ち頂いております。多くの方々に視察して頂いており、豊かな自然環境とテクノロジーやビジネスの最先端との連携から、いわき市にとっての新たなイノベーション、ビジネスチャンスが生まれることを期待しています。

 当センターでは小学校時代の役割や地域の期待に応えられるよう、独自の社会貢献事業および地元公民館を始めとする公の事業に積極的に協力して参ります。市民講座としてドローン体験教室などの開催、地元公民館と地元の中学校生を対象としたプログラミング教室を開催するなど、既にいくつかの事業を実施・協力しており、受講された皆さんから良い評価を頂いております。当センターの活動コンセプトは『発想力豊かなエンジニア集団による価値の創造』です。当社のビジネスチャレンジは地域の皆様と共にあり、何時かいわき市三和町から世界をより良く変えるイノベーションが創造されること、地元の子どもたちから日本を代表する科学技術者が生まれる一助になることを、当センターの目標とし活動しています。
 

  •  経済産業省より、地域経済を牽引する事業を担う候補となる地域の中核企業として「地域未来牽引企業」に選定されました。(2018年)

 ながとIC_全景  ながとIC_近景  ながとIC_校舎
 ながとIC_執務室  ながとIC_プログラミング教室  ながとIC_市民講座校庭

事業者について

 

お問い合わせ

財政部 施設マネジメント課
電話番号:0246-22-7421
ファクス番号:0246-22-7580

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