令和6年度 水道凍結防止運動の実施結果
登録日:2024年3月17日
冬季間における水道管の防寒対策や凍結時の解凍方法を住民の皆さまへ周知し、凍結に対する意識の高揚を図るため、水道凍結防止運動を実施しましたので、その結果についてお知らせします。
運動期間中、寒波の影響が小さく、平均気温は12月が平年並み、1月が高温傾向、2月が平年並みで推移し、日平均気温が氷点下以下かつ最低気温が-4℃以下になることがなかったこともあり、凍結被害は2件でした。
住民の皆さまには、来季以降の凍結被害の発生を防止するため、冬季到来前にご自宅の水道管の状況を今一度ご確認のうえ、必要な対策を講じていただきますようお願いします。
実施期間
令和6年12月9日(月)から令和7年2月21日(金)までの75日間
主な取組内容
- 市広報紙「広報いわき」(12月号)や水道局ホームページによる広報
- 防災メールによる注意喚起
-
水道局公式TwitterなどSNSによる周知及び水道局公用車による巡回広報
水道管の凍結被害の目安となる予想最低気温-4℃以下と予報された場合に実施 - 水道メータ凍結防止用保温材の無料配布 など
凍結被害の状況
凍結被害の件数
運動期間中の凍結被害は2件発生しました。
年度 | 平成26 | 平成27 | 平成28 | 平成29 | 平成30 | 令和元 | 令和2 | 令和3 | 令和4 | 令和5 | 令和6 |
最低気温 | -4.3℃ | -3.3℃ | -4.1℃ | -5.2℃ | -3.5℃ | -5.5℃ | -5.6℃ | -3.6℃ | -6.2℃ | -2.5℃ | ‐3.7℃ |
凍結破損 | 0件 | 1件 | 8件 | 237件 | 3件 | 6件 | 66件 | 10件 | 406件 | 0件 | 2件 |
凍結断水 | 0件 | 0件 | 18件 | 56件 | 0件 | 0件 | 8件 | 0件 | 216件 | 0件 | 0件 |
合計 | 0件 | 1件 | 26件 | 293件 | 3件 | 6件 | 74件 | 10件 | 622件 | 0件 | 2件 |
地区別件数
地区名 | 平 | 小名浜 | 勿来 | 常磐 | 内郷 | 四倉 | 小川 | 好間 |
久之浜 大久 |
遠野 | 田人 | 川前 | 合計 |
件数 | 0件 | 0件 | 0件 | 1件 | 1件 | 0件 | 0件 | 0件 | 0件 | 0件 | 0件 | 0件 | 2件 |
注:遠野、田人及び川前地区の件数は簡易水道給水区域内の件数、三和地区は水道事業給水区域外のため未集計
凍結破損個所
- 今年度の凍結箇所は、露出している止水栓1件と、空き家の給湯器が1件でした。
- 空き家や長期に留守にする場合、給湯器の凍結防止が必要です。お使いの給湯器の取扱い説明書をご確認いただき、適切に対策してください。
区分 | 配水管からメーターまで |
メーター 本体 |
屋外 | 屋内 | 合計 | |||||||
箇所 | 水道管 | 止水栓 |
地下 水道管 |
蛇口等 |
給湯器 |
地上水道管 |
止水栓 | 蛇口等 | 給湯器 | |||
露出鋼管 | その他 | |||||||||||
件数 | 0件 | 1件 | 0件 | 0件 | 0件 | 1件 | 0件 | 0件 | 0件 | 0件 |
0件 |
2件 |
構成比 | 50% | 50% |
主な凍結破損の原因
- 凍結破損の発生理由としては、防寒対策不良が1件、老朽化が1件でした。
発生理由 | 防寒対策不良 | 老朽化 |
水道管の埋設が浅い |
施工不良 | その他 | 合計 |
被害件数 | 1件 | 1件 | 0件 | 0件 | 0件 | 2件 |
構成比 | 50% | 50% | ||||
100% |
水道メータ凍結防止用保温材の配布状況
- 水道メータ凍結防止用保温材の配布数は、昨年度(359個)の半分以下でした。
配布場所 | 水道局庁舎 | 南部工事事務所 | 合計 |
令和6年度配布数 | 113個 | 41個 | 154個 |
令和5年度配布数 |
282個 |
77個 |
359個 |
冬季到来前に住民の皆さまにお願いしたい対策
凍結対策
-
露出した水道管には、発泡スチロール製保温材や電気式凍結防止帯が効果的です。
保温材等は、ホームセンターなどで取り扱っています。 - 北側にある台所や風呂場は室温が下がりやすい傾向にあるため、最低気温が‐4度以下が予測されるときは、室内であっても凍結対策が必要です。
-
屋内の凍結対策としては、寝る前に蛇口から鉛筆の芯程度の水を流したままにする方法があります。
流した水はバケツ等にためて置いて有効利用しましょう。 -
メータボックスが鉄製や鋳物製など現行規格以前の場合には、水道メータ凍結防止用保温材をメータボックス内に設置すると、金属製である水道メータの凍結防止に効果的です。
保温材は、毎年、水道凍結防止運動期間中に配布しますのでご利用ください。
また、水道メータ凍結防止用保温材は自作可能です。次項「水道メータ凍結防止用保温材について」において作り方を説明します。 -
凍結破損に伴う漏水が発生した場合に更なる被害拡大を防止するため、自宅等のメータボックスの場所や止水栓の取扱方法の確認をお願いします。
場所や取扱方法がわからない場合には、水道料金お客様センター(電話番号:22-9300)にお問い合わせください。
水道メータ凍結防止用保温材について
1 水道メータ凍結防止用保温材の設置方法
水道メータ凍結防止用保温材が、メータボックス内で水道メータの両側を包み込む様に設置してください。
〇 設置例と自作保温材のイメージ
2 水道メータ凍結防止用保温材の自作方法
⑴ 用意するもの
・ 外袋:水の侵入を防ぐため口を密閉でき、耐水性があるビニール袋、ポリ袋、ナイロン袋など
・ 内容物として使えるもの:ビニール袋、ポリ袋、ナイロン袋、布材など
ゴミ袋、レジ袋、クッション材、梱包材、包装材、古着などの再利用で大丈夫です。
⑵ 内容物を外袋に入れください。
外からの冷気を遮断するためには、内部に空気の層が必要です。内部の空気を抜きすぎないように気をつけてください。
⑶ 外袋の口を密閉してください。
内部に水が浸入すると、水が凍結し保温材として使用できなくなりますので、ご注意ください。
⑷ 完成
水道管の点検について
- 設置から年数が経過している場合には、水道管の劣化や老朽化が進行している可能性がありますので、冬季到来前に水道管の点検をお願いします。
-
ご自身での判断が困難な場合には、市水道局指定給水装置工事事業者にご相談ください。
上記の「市水道局指定給水装置工事事業者」をクリックすると、水道局ホームページ「市水道局指定給水装置工事事業者」を閲覧できます。
または、水道局営業課給水装置係(電話番号:22-9304)にお問い合わせください。
工事や点検の費用は自己負担となります。
空き家などでの水道管漏水について
- 令和4年度の寒波では、駐車場の散水栓や空き家など人が常駐していない施設の水道管が凍結破損し、破損箇所から漏水するなどの被害が発生しました。
- 所有者の方は冬季到来前に凍結対策と水道管の点検を行うとともに、冬季は凍結破損時の漏水対策として使用時以外は止水栓で閉めてください。
このページに関するお問い合わせ先
営業課給水装置係
電話番号: 0246-22-9304 ファクス: 0246-22-1434