令和3年度 水道週間「写真展」入賞作品(最優秀賞・水道通水100周年特別賞・優秀賞)
登録日:2021年6月1日
写真展 審査結果
いわき市水道局が実施する水道週間イベント「写真展」において、今回、53名の皆さまから93作品のご応募をいただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。
応募作品の中から最優秀賞作品(1点)と、水道通水100周年特別賞(1点)、優秀賞作品(3点)をご紹介しますので、どうぞご覧ください。
(注) 各賞、応募順に掲載しています。
最優秀賞
江尻 敏子 さん
「炎天下のリハビリ」
選考理由
93点の応募作品の中で、際立って目に留まりました。厳しいレースで怪我をしてのリハビリなのか、心に残る印象的な作品です。約500kgもの大きな体が水中でどのように泳いでいるのか、様々な想像をかきたてられます。顔の表情、特に目には新たなるレースに挑む姿勢が見えました。
作者の被写体への洞察力・撮影テクニックの高さを感じた一枚です。
水道通水100周年特別賞
柏舘 健 さん
「水田にジャンプ」
選考理由
広がる田園の春の長閑な昼下り。きらめく光が未来と希望を感じさせている、メルヘン調に表現されている作品です。水田・山並み・空雲の背景の中、ブランコに乗っている少年は何を思いながら遠くを見ているのでしょうか。いろいろなメッセージを語ってくれます。
少年の後姿に明日への夢を感じた作品です。
優秀賞
熊谷 理絵 さん
「水のトンネル」
選考理由
一瞬の水の動きを完璧なシャッターチャンスで捉えた作品です。まさに水のトンネルに表現されています。水と元気に遊ぶ子どもの喜ぶ笑顔に生きる「原点」と「愛おしさ」を感じました。自然体験で子どもが何かを学び育つことは大切なことです。
これからも成長し続ける子どもさんの記録写真を撮り続けてください。
湯田 由美 さん
「清流の恵み」
選考理由
毎年5月から6月になると鮎の遡上が活発になります。流れに逆らい子孫を残すために命をかけながら遡上する姿はとても感動的です。その遡上する鮎を捕らえようとする鳥たちの自然の摂理もまた美しいものです。
作者はその一瞬の羽や足の動きを鮮明に捉えるために、かなりの努力をしたであろう作品と感じました。
増井 やよい さん
「郷愁」
選考理由
狭い空間での撮影には、優れた観察力と適度な距離感が重要です。この小さな池一面に落下した花弁が美しく儚さを感じさせられます。その余韻を作者は伝えたかったのではなかろうかと思います。前景に残された桜が、光の陰影によって水との調和を生んだ作品となりました。背景に描写されている親の子どもを支える手がとても印象的でした。
審査講評
2011年3月11日、大震災と原発の事故から10年余りが過ぎたが、今でも当時の情景が思い浮かばれる。
現在、人々は心のゆとりが出来、日々の生活が戻りつつある中、2019年の台風19号でいわき市各地は水害により大きな被害を受け、多くの人々が苦しさや悲しみを味わった。
しかし、人々の心の繋がりで助け合い深い悲しみから立ち上がることが出来たと思われる。
2020年2月、新型コロナウイルス感染が全世界で拡大し、いわき市でも、今現在感染が広がり人々は日々不安を抱えながら暮らしている。
どんなに過酷な状況であろうと生き続ける人の努力は、新しい時代を築いていくであろう。
大震災、台風の時の断水で我々市民は長い行列の中、水を汲みに行った大変な思いがあった。
そうした状況の中、水道局の職員の方、水道の復旧作業に係る人達が早朝から夜遅くまで我々市民のために、頑張り支えてくれたことを感謝し忘れてはならない。
令和3年11月1日にいわき市は水道通水100周年を迎える。水道週間写真展は14回目の開催となります。
今回、93点の応募作品数がありましたが、例年に比べると約8割が風景写真の作品で、水と係る人物作品が少なかったのは残念でした。次回の作品に期待したいです。
また、学生の応募作品は若く斬新な感性で表現されていると感じました。
今後も個性のある作品を出品してもらえれば嬉しく思います。
最後に、コロナ禍が拡大する環境の中、水と向き合い『水道週間写真展』に出品してくださった皆様に関係者一同感謝しております。
審査員長 上遠野 良夫 (写真家)
このページに関するお問い合わせ先
水道局 総務課
電話番号: 0246-22-9312 ファクス: 0246-21-4644