令和6年度 水道週間「写真展」入賞作品(最優秀賞・優秀賞)
登録日:2024年6月1日
写真展 審査結果
いわき市水道局が実施する水道週間イベント「写真展」において、今回、55名の皆さまから89作品のご応募をいただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。
応募作品の中から最優秀賞作品(1点)と、優秀賞作品(3点)をご紹介しますので、どうぞご覧ください。
(注) 各賞、応募順に掲載しています。
最優秀賞
山口 莉央 さん
「水面」
選考理由
神社、寺には、神水として身を清めるために年中水を流して手洗、水を汲む場があります。
花手水として花を飾り、参拝者に心を浄めとしての願いでもあります。
そうした作者の美しい被写体に向き合い、水と花の調和を独創的な表現でふしぎな世界(メルヘン)の美を産み出しています。
作品をより良く効果的に、大胆な構図で成功しています。
優秀賞
湯田 由美 さん
「里山の春(田園の風景)」
選考理由
日本には美しい四季があります。道元禅師は「春は花、夏ほととぎす、秋は月、冬雪さえて」と詠み、日本の四季を讃えました。
先人たちは、稲作を糧として、自然に基づき生き続ける中、桜の存在は農民にとって欠かせない桜暦でした。
桜の花を見ながら、家族一同で農作業をしました。
現在は、農機具によって手植えするのを目にしなくなりました。
作品は、長閑な昼下がり、家族で手植えしている姿が印象的で、幸せなひと時を感じました。
水田に映る人影と背景の山との遠近感が里山の春を感じました。
郷家 理歩 さん
「氷彩」
選考理由
毎年温暖化が進む中、現在は氷を見る事が少なくなりました。
1月〜2月、寒い渓谷は色どり美しい美貌や厳しさを見せてくれます。
美しい氷に出会った瞬間は美の頂点であり、一期一会です。
作者は、寒い渓谷に足を運び、自然の作り上げた造形を求め出合った作品と思います。
画面いっぱいにフレーミングした表現で、インパクトの強い作品には、形、色あいは、クリスタルの世界を見ている感じがします。
作者の苦労した一枚の作品と思われます。
笹澤 心羽 さん
「内側から見た景色」
選考理由
美しい空の紺と、光る水との調和を強調した、スケールの大きい作品になっています。
特に、前景の水の反射の模様が存在感を強く表現しています。
左右に水の流れ落ちる背景の赤色の木の葉が作品のアクセント(ポイント)。作者の技術を高く評価したいです。
手前の水しぶきと遠くに見えるアクアマリンの輝きが、水の響きをよりよく感じさせています。
審査講評
水道週間写真展も、今年で17回を迎えました。
今回は89点の作品の応募があり、作品は際立って一人一人の個性的表現を強く感じました。
今回の出品者は被写体(水)と向き合い、自分自身の意図を盛り込む独創的視点で捉えていることを感じました。
特に、学生の作品は斬新でありながら、若い個性が一枚一枚の作品から、心のメッセージが審査する側に響いてきました。
審査員長 上遠野 良夫 (写真家)
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