令和5年12月8日 教育長だより Vol.19 『タブレット端末の性能とやらを見てみよう(自主学習編)』
更新日:2023年12月8日
こんにちは。
前号(Vol18)に引き続き、タブレット端末の紹介です。
今回は授業以外で活用できる機能を紹介します。保護者の方も必見です。
ちなみに、この端末のメーカーのサイトを見ましたが、米国の軍用品規格に準拠して設計されているようです。
どうりで武骨な手触りだと思いました。
丁寧に扱うことはもちろんですが、様々な場面で使用することができますよ。
画面部分とキーボード部分が分割できます。
さて、本市が導入したタブレット端末は、個別学習も想定した仕様になっています。
その一つとして、学習ドリルアプリ「ドリルパーク(※)」を使ってたくさんの問題にチャレンジすることができます。
※学校外でもネットワークに接続することで使える学習支援ドリル
「ドリルパーク」には、教科毎に児童生徒の学習進度に応じた問題が用意されています。
自動で採点され、間違えやすい傾向を把握して一人一人に合った問題を出題する機能もあります。
しかも、どの学年の問題でも解くことができるんです。得意な教科ならどんどん上の学年の問題を解くこともできますよ。
ドリルパーク画面:借りた端末は小学3年生の設定ですが、中学生の問題にもチャレンジできます。
私も中学3年生の問題をやってみました。結構手応えがありました。
英語では音声での設問もあり、リスニングの練習もできます。
ドリルパーク画面(数学の問題):画面にメモを書き込めます。
ドリルパーク画面(英語の問題):イラストを見ながら英語の音声を聞いて回答します。
漢字の書き取り問題もやってみました。
普段読めてはいても、すっかり書けなくなっていました。
しかも書き順(筆順)まで判定されるので、なかなか正解になりません。地味ですがデジタルならではの機能です。
ドリルパーク画面(国語):タッチペンで画面に書き込めます。
正しいと思っていた書き順が間違っていました・・・
本市の端末のもう一つの特徴として、文部科学省が開発したシステム(MEXCBT:メクビット)を活用することができます。
これは、オンライン上で学習や各種調査が可能なシステムで、国や全国の自治体で作成された問題を解くことができます。
たくさんの問題がストックされており(総数4万問!)、この中には英検や漢検の問題も含まれています。
出典:「文部科学省CBTシステム(MEXCBT:メクビット)について」(2023.9.26更新 文部科学省)より抜粋
メクビット画面(英語):各種検定試験の問題にもチャレンジすることができます
システム上の問題を学校(先生)側で選択して、児童生徒の端末に配信するだけなので、問題作成やその印刷の手間が省けます。
授業の予習・復習用や宿題としてパッと用意ができますよね。
(前述の「ドリルパーク」にも同様の機能があります)
このほか、タブレット端末では、学校と家庭の連絡ツールとして使うこともできます。連絡帳や学級通信代わりにも使えそうですね。
様々な可能性があるこのタブレット端末ですが、活用場面を広げてこそ、その真価を発揮できます。
今後、家庭への持ち帰りを本格的に進めていきたいと考えています。
是非、学校でも家庭でも使い倒してください。
家庭学習イメージ
《参考資料》
(株)ベネッセコーポレーション運営サイト:「ミライシードファンサイト」
(https://miraiseedfansite.benesse.ne.jp/index.html)
※活用事例や操作の説明動画が多数掲載されています(学校の先生向けのサイトです)
文部科学省サイト:「文部科学省CBTシステム(MEXCBT:メクビット)について」
(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/mext_00001.html)
このページに関するお問い合わせ先
教育委員会事務局 教育政策課
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