令和5年11月27日 教育長だより Vol.18 『タブレット端末の性能とやらを見てみよう(授業編)』
更新日:2023年11月27日
ついに専用機が届きました!
高性能CPUに換装、メモリ増設で、通常の3倍速い計算速度!
専用機のマーキングも施されています。早く赤色に塗装して・・・
・・・妄想です。撮影のため、小中学生用タブレット端末の予備機(量産型ですよ)を貸してもらいました。
手書きのラベルを貼ってくれてありがとうございます。
本市では、ギガスクール構想(※)の下、令和3年度から全児童生徒にタブレット端末を配布しています。
※1人1台端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備する国の取組
徐々に授業で使用されるようになりましたが、せっかくの機能をもっと活用してもらうためにも、どんな使い方ができるのか、主に先生目線で紹介します。
まずは授業での活用場面からです。
なんと言っても豊富な教材を活用することができます。
詳細なイラスト、写真、動画、音声。
これらのデータさえあれば、各端末で教材として使えます。
インターネットを用いて児童生徒自身がデータを収集・整理することもできるので、教材準備の段階から児童生徒の主体性を生かした授業展開が可能です。
各種実習での説明動画として活用できます(江名中)
児童自身でインターネットを使って様々なことを調べます(四倉小)
各端末はネットワークでつながっているので、児童生徒同士で自分の考え方を相手に伝えたり話し合ったりする場面で活用することができます。
アナログ(紙やペン、黒板とチョーク)ではできない方法で授業を進めることが可能です。
端末で作成した自分の考え方を電子黒板に表示して皆の前でプレゼン(渡辺小)
また、先生の手元の端末で、一人一人の理解度や学習の進捗を可視化できるので、児童生徒の反応を把握しやすくなります。
いわゆる「子どもたちの頭の中が見える」状態が実現できます。
各生徒の答案画像を電子黒板で一覧表示(中央台南中)
先生のタブレット端末でも生徒の状況が一覧できます(小川中)
このほか、ICT機器ならではの利点として、
「何度でも書き直せる」「学習履歴や作品をデータで残せる」「過去の記録を見つけやすい」「(紙じゃないので)かさばらない」等が挙げられ、道具としてみると非常に便利なモノではないかと思います。
どうですか?
先生たちにとって、授業方法の幅を広げながらも教材準備の手間は少し減らせそうな気がしませんか?
当然、タブレット端末等のICT機器は、すべての場面で使えるほど万能ではありませんし、使うことだけが目的になっては本末転倒です。
児童生徒の主体的、対話的で深い学びと業務の効率化を両立するための「便利な道具」として活用してください。
(次号では、タブレット端末の授業以外での活用について紹介します)
《参考資料》
文部科学省サイト:「StuDX Style (スタディエックス スタイル)」
(https://www.mext.go.jp/studxstyle/)
※具体的な活用場面を多数紹介しています。
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