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命を守るために!我が社の自衛消防隊!!~ティーワンビル編~ 

登録日:2023年12月20日

『ティーワンビル』で消防訓練を実施しました!

 「自らの職場は自らが守る」を本旨とし、事業所等における自衛消防隊の果たすべき役割を認識してもらい、併せて災害発生時に自ら有効で適切な活動ができる自衛消防隊の育成、防火管理の強化及び市内の多くの事業所に対しての防火啓発を目的としています。

事業所の紹介

《事業所名》

ティーワンビル

《所在地》

いわき市平字一丁目1番地

《代表者》

ティーワンビル管理組合 理事長 平一町目都市開発株式会社 代表取締役 鈴木久仁夫

 

理事長のインタビュー

 ティーワンビルは、1階ティーワンスクエア(店舗)、2~3階いわきワシントンホテル椿山荘(フロント・宴会場)、6~11階(客室)、4~5階いわき市民交流プラザ(生涯学習プラザ・消費生活センター)、125台収容可能な機械式立体駐車場、6~17階のグラン・ディ・セーラムT1(マンション:84戸)からなる複合施設です。

 マンション部分は最上階が17階で高さ60mと市内随一の高さを誇る建物です。
 ホテルやマンションを抱えている為、常に火災等の危険に晒されており、防災センターを中心に日夜、防火・防災に取り組んでいます。

《ココがPOINT!》わたしたちが独自に防火防災に力を入れているところ!

 前に記載したとおり、大きく5つの施設からなる複合施設の為、各々の区分所有者からなる共同防火・防災管理協議会を設置し、各事業所間の意思疎通がスムーズに図れるような組織体制を作っています。

 自衛消防隊の編成についても、本部隊のもとに、ホテル地区隊、生涯学習プラザ地区隊、消費生活センター地区隊、1階店舗地区隊、駐車場地区隊、住宅部地区隊と6つの地区隊で編成しています。

 各々の地区隊で防火・防災管理体制に違いがある為、それぞれの自衛消防隊が消防計画書に基づいた活動を行っています。

 特に大多数のお客様が来館するホテルにおいては、日頃の消防訓練は夜間に出火した想定で訓練を行っており、これは限られた自衛消防隊員で多数のお客様へ対応せざるを得ない状況を想定しております。
 少人数での訓練は自然とやることも多くなり、効率的な対応をしなくてはいけなくなるので訓練参加者は各々、どう対応するのが一番効率的かを独自に検証しながら実施しています。
 ビル竣工から21年が経過しましたが、今まで火災の発生も無く来れましたことは、平消防署のご指導のおかげと思っています。

 これからも火災等を未然に防ぐべく、全自衛消防隊が予防消防に力を入れて参りますので、ご来館の皆様方のご協力をよろしくお願いいたします。

今回、訓練をしてみて

ホテル自衛消防隊のコメント

 ホテルという建物は、過去において火災による多数の死傷者が出ており、原因は様々です。

 火災報知器等の機器の不良、初期消火や避難誘導が適切でなかった等、日頃の防火管理体制の確認が重要となります。

 その為には、日頃の消防訓練において行う手順をしっかり確認しておくことが大事なポイントになります。

 いわきワシントンホテルでは、特に手薄になる夜間の防火管理体制を強化すべく夜間出火想定の消防訓練に取り組んでいます。

 自衛消防隊も限られた人数のもと通報連絡、初期消火、避難誘導、誘導後の確認作業等を行わなければならない為、的確な作業を指示する必要があります。

 これからもお客様第一に考え、万が一にも事故の無いよう、消防訓練を通して様々な事象に対応すべく自衛消防隊員の指導・教育にあたりたいと思っています。

ホテル自衛消防隊 防災センター員のコメント

 今回、模擬で119番通報をしました。防災センター員として普段から火災想定の自主訓練を重ねている為、通報訓練も滞りなく受け答えする事が出来ました。
 今後も有事に備えて自主訓練を継続していきたいと思います。

ホテル自衛消防隊 避難誘導班長のコメント

 今回の訓練では、火災発生を想定したフロアとその直上階フロアのお客様の避難誘導を行いました。

 大きな声で火災が発生したことを伝え、ひとつひとつの部屋の確認をしました。
 万が一にも逃げ遅れの無いよう、迅速かつ正確に行動することを心掛け訓練に臨みました。

ホテル自衛消防隊 消火班長のコメント

 今回の訓練では、消火器及び2号消火栓による初期消火(模擬)を行いました。火災発生時の初期消火の重要性については講習会等で聞いていますが、いざ火災現場で訓練通りできるかは、正直不安なところはあります。

 今回の消防訓練終了後に、消火器の取り扱い方法の指導、2号消火栓の放水訓練が行われましたが、不安を無くす為にも継続して訓練に参加したいと思います。

~消防署からのメッセージ~

訓練指導消防隊からのコメント

  防災センターの担当者は、緊張の中でも放送などの役割を冷静に果たし、実災害を見据えた訓練を実施している事が見て取れた。
  また、避難誘導は、担当者自身が真剣に取り組んでおり非常に良かった。さらに、水消火器の取り扱い訓練では、男性女性を問わず意欲的に訓練を実施し、関心の高さがうかがえた。
  今回の訓練では、拡声器や懐中電灯などの照明が準備されておらず、また避難場所を知らせるのぼり旗などもなかったことから、次回からはそれらも準備のうえ訓練の臨むと、さらに有効な訓練になると思う。

平消防署予防係長からのコメント

 災害時に被害を最小限にするためには、実災害を想定した訓練が大切です。訓練では担当者一人ひとりが目的意識をもち、真剣にとりくんでいた様子がうかがえました。
  高層ビルでの火災発生は、人的被害を伴い被害が甚大になる恐れがあります。今後も火の取り扱いに注意するなど、火災予防に努めていただき、万が一の火災発生時に適切な自衛消防活動がとれるよう、今後も継続した消防訓練を実施していただければと思います。
  訓練お疲れさまでした。

平消防署長からのコメント

 今回の訓練では、防災センター長はじめ各担当者が真剣に取り組み、火災発見から初期消火、避難誘導、消防隊到着までの一連の自衛消防活動がスムーズに行われていたと報告を受けました。
  また、実災害に適切な行動を行うためには、継続した訓練の実施とともに、今回の反省点について、検証を行うことが大切です。
  冬季はストーブなど暖房器具からの出火が多くなります。
  今後もより一層の火災予防体制の確立をお願いします。

その訓練の様子がコチラ!

 

 

 

 

 

火災が発生!場内の従業員に的確にその情報を放送で伝えます。火災現場の確認と正確な情報伝達が、落ち着いた避難誘導に、すばやい初期消火に繋がります!生命・財産を守ることはここから始まるのです!

 

屋内消火栓を使っての初期消火訓練。

実際に訓練で取り扱ってみないと、実災害では使えません!実際に火事となったときに冷静に操作するためにも訓練することが大切です!

 

 

 

ホテル火災では、避難誘導が一番大変です!

各客室に避難を促します。

逃げ遅れを発生させないためにも、一つひとつ、宿泊者のいる全客室を確実に回ります!

 

 

  

 

 自衛消防隊長は、各班長からの報告を受け、被害状況や逃げ遅れが発生していなかを正確に把握しなくてはなりません。

 日頃の訓練が、有事の際のスムーズな活動に繋がり、万が一の時でも、被害を最小限にとどめることが可能となります。

 

 

 

 

この記事についてのお問い合わせは平消防署へ!

平消防署 予防係

電話番号:0246-23-9700

このページに関するお問い合わせ先

消防本部 予防課

電話番号: 0246-24-3941 ファクス: 0246-24-3944

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