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命を守るために!我が社の自衛消防隊!!~株式会社ファルテック福島工場編~

登録日:2023年3月1日

 『株式会社ファルテック福島工場』で消防訓練を実施しました!

 「自らの職場は自らが守る」を本旨とし、事業所等における自衛消防隊の果たすべき役割を認識してもらい、併せて災害発生時に自ら有効で適切な活動ができる自衛消防隊の育成、防火管理の強化及び市内の多くの事業所に対しての防火啓発を目的としています。

事業所の紹介

《事業所名》

株式会社ファルテック福島工場

《所在地》

いわき市三和町中三坂字湯ノ向105

《代表者》

株式会社ファルテック 代表取締役社長 河井 芳浩

工場長のインタビュー

 当社は、自動車用外装部品の製造販売メーカーで、海外拠点(7工場)国内工場(5工場)から各自動車メーカーへ製品を製造販売しています。福島工場は主に樹脂製品、金属製品を生産している工場です。
 自動車の構成部品点数は、3万点以上の部品から構成されてます。1つの部品が欠けても生産が出来ません。万が一、火災などの災害が発生すれば、全ての生産が止まり、End user様への車両納入遅延等迷惑をかけることになります。
 火災、災害の未然防止活動として安全衛生委員会の組織活動による生産設備、消火機器とその周辺の点検を毎月実施、自衛消防隊(通報・消火・避難・工作・救護・搬出・緊急対応各班)と三和分遣所を中心とした総合防災訓練を年1回実施しています。
 今後も従業員の健康と生命を守りながら、会社運営の維持、継続を心がけ、より一層の未然防止活動の徹底を実施致します。

《ココがPOINT!》わたしたちが独自に防火防災に力を入れているところ!

 日頃から災害、火災などの要因となるようなリスクを最小限に抑える活動を、安全衛生係が中心となって行ってます。毎年、全従業員対象に消火器取扱い、放水訓練などを実施し、「もしも」の時に備え、慌てることなく対応できるように訓練しています。
 例年、秋には全従業員対象で、自衛消防隊員111名を中心に三和分遣所合同の総合防災訓練を実施しており、本番さながらの訓練を、毎年真剣に取り組んでいます。そして訓練の成果や中身を家庭にも持ち帰ってもらい家族にも予防消防の意識を高めてもらえればと思っております。
 総務省・いわき市消防団協力認定事業所として、自らの地域や大切な職場と仲間、その家族の大切な生命と財産を守るきっかけになるよう、今後も継続して活動をします。

今回、訓練をしてみて

自衛消防隊 本部長、副本部長(防火管理者)のコメント

 事業所内では毎年防災訓練を実施していますが、今回は防火管理者として初めての訓練でした。火災の発生を未然に防止し、万が一火災が発生した場合でもその被害を最小限にとどめるため、必要な万全の対策が取られ、実践することができているかを確認しながら訓練に臨みました。
 定期的に実施していることもあり、自衛消防隊の機能や行動、従業員との連携・意志疎通もできていており、日頃からの訓練の大事さを感じました。
 しかし、災害はいつ発生するか分かりません。ちょっとした不注意、心の緩みが重大な災害へと繋がってしまいますので、常日頃からの防火への呼びかけを行い「自分の命は自分で守る」という意識を今以上に従業員の皆さんに持ってもらえるような、防火管理に努めたいと思います。
 また、災害が発生してしまった際に従業員を守り、周辺地域の方々へ被害が出ないようにこれからも継続して訓練を実施していきます。

通報連絡班 班長、副班長のコメント

 防災訓練を実施して、改めて通報連絡班としての責任の大きさを感じました。火災報知器の起動により、発報した感知器の警戒区域へ、いち早く火災現場確認の指令を出し、確認した内容・状況などの情報を、正確な言葉で通報連絡ができなければ、1分、1秒を争う避難誘導、自衛消防隊出動、消防署への通報の全てが遅れてしまい、大切な生命・財産を失うことになります。
 令和4年度は、全従業員へ「119番通報したらこんなことが聞かれます」といった資料を使い、少しでも焦らず慌てず通報できるよう、工夫して訓練に挑みました。私たち通報連絡班も、焦らず、慌てず従業員と消防署へ連絡できるように日頃から心がけてまいります。

避難誘導班 班長、副班長のコメント

 万が一を想定し、工場内の通路、作業エリアの整理整頓を常日頃から徹底し、避難の妨げにならないよう管理しています。
 メイン通路から従業員が見える様に作業配置する等、死角を作らない事で作業者の確認を容易にするライン造りを意識しています。
 訓練ではとにかく冷静になり、避難する方向などを明確に指示するよう指導しています。
 いざ火災となると必ず焦りが出ると思いますが、訓練を繰り返すことで冷静さを身に付け従業員の安全確保に努めたいと思います。

消火班 班長、副班長のコメント

 屋外消火栓を使用し、実際に放水を行い、どの位の水圧なのか体験を行いました。
 実際の現場だと気が動転しバルブを全開にしてしまった場合、水圧に耐え切れなくなりホースを離してしまい、二次災害に繋がる可能性が高いので、メンバー全員に体験してもらい緊急時に冷静に対応できるよう訓練を行っています。
 また、工場周辺に設置してある屋外消火栓は11基有り、一度に全てを点検出来ないので計画的に放水を行い、緊急時に動かない事の無い様に点検を行っていきます。

~消防署からのメッセージ~

三和分遣所消防隊からのコメント

 新型コロナウイルス感染症予防対策の観点から、今回訓練に立ち会うことはできませんでしたが、ファルテック福島工場の自衛消防隊は、橋本フォーミング、アルティア橋本からの歴史と伝統を脈々と受け継いでおり、過去には、平成8年に福島県消防表彰、平成18年には消防庁長官表彰を受賞するなど、輝かしい実績があります。
 これらの実績を誇りに「自らの職場は自らが守る」の精神でこれからも邁進してください。

内郷消防署予防係長からのコメント

 自衛消防隊各担当者のコメントから、それぞれの担当者が責任を持って、真剣に訓練に臨まれており、とても内容の充実した訓練を実施されている印象を受けました。
 ファルテック福島工場は、広大な敷地に危険物施設を含めた複数棟を保有する大規模事業所であり、工場施設内には、屋外消火栓をはじめとした様々な消防用設備が設置されています。有事の際には、訓練どおりに各設備を有効活用して、被害を最小限にとどめられるよう、これからも訓練に取り組んでいってほしいと思います。

内郷消防署長からのコメント

 地域を代表する企業として、その経営理念に基づいた高い防災意識を持っていることが十分に伝わりました。また、社員一人一人が組織の一員として自分の役割を熟知し、円滑に行動できるのも醸成された高い防災意識があってのものと感じました。そしてそれらは、消防団活動への理解と協力ともなり「消防団協力事業所」として、就業中の消防団員が活動しやすい環境を整えるなど、地元事業所による地域社会への貢献にも繋がっているのが確認できました。
 今後も、地域とともに防災に努めていただきたいと願います。

その訓練の様子がコチラ!

火災が発生!場内の従業員に的確にその情報を放送で伝えます。火災現場の確認と正確な情報伝達が、落ち着いた避難誘導に、すばやい初期消火に繋がります!生命・財産を守ることはここから始まるのです!

 

 

 

 

 

 

水消火器を使っての初期消火訓練。だれでも簡単な操作で使えるものですが、それにはまず冷静であること!実際に火事となったときに冷静に操作するには訓練することが大切です!

 

 

 

 

 

 

 屋外消火栓を使っての消火訓練。消火能力が高いことが最大のメリットですが、放水圧力が強く、筒先を持つのはとても体力を使います!この屋外消火栓の放水圧力を体験することで、いざというときに冷静に取り扱えるよう訓練しています。

 

 

 

 

 

 傷病者の救護・搬送の訓練です。担架を4人で持ちますが、人の身体は思った以上に重く、傷病者を場内から安全な場所まで、優しく搬送するのは楽ではありません!

 

 

  

 

 

 

 

 

従業員全員で避難経路の確認をします。日頃から誘導灯を確認する習慣を身につけるとともに、場内の消火器や屋外消火栓の位置を把握し、いつ火災が発生しても対応できる心構えができています。

 

 

 

 

 

 

 

この記事についてのお問い合わせは内郷消防署へ!

内郷消防署 予防係

電話番号:0246-26-3596

このページに関するお問い合わせ先

消防本部 予防課

電話番号: 0246-24-3941 ファクス: 0246-24-3944

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