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命を守るために!我が社の自衛消防隊!!

~介護事業所ケイアンドワイ編~

登録日:2022年12月1日

 

『介護事業所ケイアンドワイ』で消防訓練を実施しました!

 「自らの職場は自らが守る」を本旨とし、事業所等における自衛消防隊の果たすべき役割を認識してもらい、併せて災害発生時に自ら有効で適切な活動ができる自衛消防隊の育成、防火管理の強化及び市内の多くの事業所に対しての防火啓発を目的としています。

事業所の紹介

《事業所名》

有限会社ケイアンドワイ

《所在地》

いわき市泉ケ丘二丁目10-6

《代表者》

代表取締役 山名 文夫

管理統括部 部長のインタビュー

 このたびは当社の自衛消防組織による消防訓練報告をご覧いただきありがとうございます。
当社は、2000年4月1日の介護保険法の施行と同時に、いわき市泉ケ丘を拠点としてお客様(高齢者・障がい者)が、ご自身で安心・安全そして快適な生活をお過ごしいただけるように、「親愛」「はつらつ」「共生」を社訓として介護サービスを提供いたしております。また質の高い介護サービスを通じて、お客様やご家族から信頼を頂き地域社会への貢献を行って参ります。
現在は、居宅介護支援(ケアプラン)事業・訪問介護事業・障がい福祉事業・通所介護事業・小規模多機能型居宅介護事業・サービス付高齢者住宅事業・介護人材育成事業の7事業を行い地域に密着した介護事業所として活動いたしております。

《ココがPOINT!》わたしたちが独自に防火防災に力を入れているところ!

 当社は、危機管理委員会を設置して各部門の委員が、毎月さまざまな事故・災害・防災についての予防策や発生時の対応について話し合いを行い、お客様(高齢者・障がい者)と社員の安全・安心を図っております。
防火・防災につきましては毎年2回の全社避難誘導訓練の他に、毎月の夜間想定訓練を実施致しており、全社避難誘導訓練では、お客様の入浴中からの避難・トイレ中(内部から施錠中)での避難・担架避難・二連梯子による2階社員の避難等、実際に起こり得る状況を想定した訓練を行っております。また、夜間想定訓練では、毎月実施することで訓練回数を増やし、夜勤者1名による避難対応や近隣社員の応援体制を訓練したり、実際に夜間に訓練を実施したりしております。
今後も、防火・防災に努力して地域の皆様から信頼される介護事業所を目指して参ります。

今回、訓練をしてみて

自衛消防隊長のコメント

 年2回(夜間想定訓練は毎月)実施している避難訓練、これまでの救出訓練としては2階から梯子を使用しての訓練や避難中に転倒し骨折の可能性があることを想定した担架での救出訓練等を行ってきました。
今回は日常の介護サービス中に起こりうる事例をもとに訓練を実施いたしました。内容はお客様自らトイレの鍵を施錠し出られなくなる(開錠の仕方を忘れるケース)事があり、緊急事態が起きた場合、逃げ遅れない様に介護員が冷静に声掛けし落ち着かせ外側から硬貨等を使って開錠して救出するというものです。介護員がその場から離れる事なく他の介護員と連携して硬貨の受け渡しを迅速に行いスムーズに救出することが出来ました。また、訓練を重ねる度にお客様の避難誘導が職員間でピストン式にする事でスムーズに行える様になりました。
災害はいつ起こるかわからないことを頭に入れて、訓練を重ねる事が重要であり、普段から非常時を意識することが大事だと考えております。

119通報担当のコメント

 今回の避難誘導訓練で初めて通報係を担当し、119番通報する上で必要な情報収集(火災発生場所・初期消火状況・ケガ人の有無・お客様と社員の数)をする重要性を学ぶことが出来ました。
災害時同様、消防本部へ繋がる受話器を使い、模擬通報させて頂きました。小名浜消防署の署員の方が隣に立ち教えて下さった事でスムーズに通報を完了する事が出来ましたが、実際に災害が発生した場合は一人で対応出来るように備えたいと思います。また、火災を全スタッフに知らせる為に、大きな声で呼びかけをする大切さも認識出来ました。

避難誘導担当のコメント

 お客様を効率良く避難させるために、2階スタッフ(介護員以外の社員)が1階(デイルーム)の玄関付近で待機して頂き、出入り口付近のお客様から先に、次に車椅子のお客様、次に残りのお客様の順で誘導しました。それによって玄関での混雑することを防ぐことが出来ました。また、4箇所の避難口を使ってそれぞれの避難口に近いお客様から避難していただくことで最短ルートで避難することが出来ました。
避難していただくお客様が要介護者であるため、転倒事故が起きない様に、それぞれのお客様の状態にあわせた方法やスピードで避難していただくことが必要であり、細心の注意をして訓練を行っています。

初期消火担当のコメント

 初期消火を担当しました。「火事だ!」の知らせを聞き、消火器を持って火災現場へ。初期消火係3人で一斉に構え消火活動を行う。実際に消火器を噴射させたわけではない為、これで良かったのか疑問を持ちながら行った。訓練後、消防署の方へ今回の初期消火について質問したところ、今回の場合は3人で一斉に行うのではなく、1本づつ消火器を使用したほうが良いとアドバイスをいただきました。また、鎮火した時は鎮火した事を大声で皆に知らせることで安心感が持てるとアドバイスをいただきました。
 避難訓練に参加することで防災への意識を高め、有事の際には的確な判断、行動が出来るようにしていきたいと考えます。

~消防署からのメッセージ~

小名浜消防署消防隊からのコメント

 総合訓練として、昼間と夜間の2つの想定訓練を実施していました。同じ施設でも時間帯によって全く別の災害対応が必要となることを、職員の方々がしっかりと理解して訓練に取り組んでいました。特に職員が少ない夜間を想定した訓練は、毎月実施しているとのことで、初期対応が習熟していると感じました。
また、訓練内容では、施錠したトイレ内に利用者が取り残されている状況等、具体的な想定を盛り込み、その対応を職員間で共有していました。そういった問題点に思い至るのも、本気で防災訓練に取り組んでいる証拠だと思います。
訓練終了後は、管理職の方々と各危機管理委員が非常に活発に意見や反省点を議論し、事業所全体の防災意識の高さに感銘を受けました。

小名浜消防署予防係長からのコメント

 総合消防訓練の実施、大変お疲れさまでした。
災害発生時には被害を最小限にすることが求められますが、一番大切なことは、人的被害を出さないことです。
そのような思いが、今回訓練に参加された施設職員の方々から伝わってきて、実災害にも対応できる有意義な訓練であったと思います。
特に夜間訓練では、手押し車利用者など自力で避難することが困難な方の避難方法もしっかりと想定されておりました。また、普段起きうる事例をもとにした対応も新たな試みとしてあり、訓練に対する本気度が伺えました。
災害発生時には、いかにスムーズに利用者を避難させるかがポイントとなってきます。限られた人員で役割をしっかり把握し、通報、初期消火、避難誘導を行うことは大変ではありますが、今回の訓練で出た反省を活かし、今後も定期的な訓練を実施してください。
反復の訓練が、必ず災害時の自衛消防活動に生きてきます。訓練お疲れさまでした。

小名浜消防署長からのコメント

 今回の昼間と夜間を想定した2つの訓練では、職員の方々が危機意識をもって、訓練に取り組まれていることが十分に伝わってきました。
介護が必要な方が利用する施設において、夜間等に火災が発生した場合には、職員の方々が初動対応を行うこととなります。その際に限られた人員や時間の中で、初期消火、消防機関への通報、入所者の避難誘導等を円滑に行うためには、日頃の消防訓練が大切です。
今後も実践的な消防訓練を繰り返し行い、入所者の安全・安心を守って下さい。

その訓練の様子がコチラ!

地震発生!入居者は大きな揺れに備えます!!

 

 

 

 

 

火災が発生!火災を確認した職員が自動火災報知設備の発信機をON!火災をみなさんに知らせます。

 

 

 

 

 

 初期消火担当者はすぐさま消火器を使って消火を試みます!

 

 

 

 

 119通報担当者は慌てず冷静に119番通報。介護事業所ケイアンドワイは「消防機関へ通報する火災報知設備」を使用しての訓練。

 

 

  

避難誘導担当者も慌てず冷静に避難誘導を。優しく介添えをしての避難になります。

 

 

 

 

ここがポイント!入居者がトイレで施錠をしている状態を想定。トイレの中の入居者を落ち着かせるための声かけをしながら、硬貨を使用して外側からの開錠に成功!

 

 

 

順調に進む入居者の避難。あとちょっとで避難完了! 

 

 

 

 

無事全員の避難が完了! 

 

 

 

 

消火器を使えるのは初期消火担当者だけじゃない!職員全員が水消火器を使った初期消火訓練をします。訓練に終わりなし!!

 

 

 

職員だけじゃない!入居者だって初期消火訓練!

 

 

 

 

この記事についてのお問い合わせは小名浜消防署へ!

小名浜消防署 予防係

電話番号:0246-92-5171

このページに関するお問い合わせ先

消防本部 予防課

電話番号: 0246-24-3941 ファクス: 0246-24-3944

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