命を守るために!我が社の自衛消防隊!!
~片倉フィラチャー(イオンいわき店)編~
登録日:2022年11月8日
『片倉フィラチャー(イオンいわき店)』で消防訓練を実施しました!
「自らの職場は自らが守る」を本旨とし、事業所等における自衛消防隊の果たすべき役割を認識してもらい、併せて災害発生時に自ら有効で適切な活動ができる自衛消防隊の育成、防火管理の強化及び市内の多くの事業所に対しての防火啓発を目的としています。
事業所の紹介
《事業所名》
片倉フィラチャー(イオンいわき店)
《所在地》
いわき市平字三倉68-1
《代表者》
店長 細矢 一司
店長のインタビュー
片倉フィラチャー(イオンいわき店)は、平市街地において食品や日用品及び衣料品等と総合的な大規模店舗として地域に密着した事業を展開しております。
今年、「いわきサティ」として開店し、おかげさまで創業27周年を迎えることができました。これも一重に地域の皆様に愛され、信頼された証しとして大変喜ばしいことです。
このことを糧に、更なるお客様との信頼関係を強めるとともに、本市においても未だ頻繁に発生している地震、また地震に伴う火災等と万一の店内における災害に関しましても、柔軟・迅速に対応できる人材づくりを目指し、安全・安心な売り場づくりを進めて参りたいと思います。
《ココがPOINT!》わたしたちが独自に防火防災に力を入れているところ!
創業27年目を迎え、建物的にも老朽化が見受けられる箇所が多くなってまいりましたが、定期的にメンテナンスを実施し、お客様が安心してお買い物ができる環境整備に取り組んでおります。ハード面は勿論のこと、ソフト(人材)面についても、年に2回の消防総合訓練、そして各テナント間での小規模な訓練や消防用設備等の取扱訓練、館内の防災巡視、口頭による防災打合せ等を定期的に実施するなど「お客様第一主義」を遵守し、従業員全員が防災意識の向上に力を入れております。また、消防機関の職員の皆様にも数回にわたり、私たちが日頃訓練している状況を実際に見て評価・指導して頂き、私たちが認識できなかった「気付き」をご教授頂いているところです。
今回、訓練をしてみて
自衛消防隊長のコメント
今回は、シェイクアウト訓練後の火災発生の想定訓練を企画いたしました。また、既に入店し買い物を楽しまれているお客様にもほんの少しの時間を頂いて、本訓練に巻き込んで実施いたしました。お客様数名の参加でしたが、参加していただくことで、従業員の顔立ちや気持ちも引き締まり、従業員が「お客様に対する安全な避難誘導」や「現場から本部までの迅速な情報伝達の重要性や正確な資器材の取扱いによる適切な消火活動」を考えることができた非常に有意義な訓練となりました。ただ、今回傷病者搬送において担架の設定に不備が確認できましたので、定期的な資器材の取扱いや諸元等の再確認の重要性を痛感いたしました。
冒頭にもお話した「柔軟な対応ができる人材育成」を目指して精進いたします。
119通報担当のコメント
マニュアル通りに来店された方の安心・安全を担保できる行動を取れたので良かったです。
役割を理解し、大きな欠如なく今回の訓練ができていたので、次回も、万が一火災が起こってしまったときにも今回と同じような対応ができたらと思います。
避難誘導担当のコメント
今回の訓練では、声と身振り手振りを大きくして誘導するように心掛けました。イメージ通りに迅速な対応ができたと思います。
また、常日頃から避難経路に物品が置かれていないかを確認し、物が置かれてた場合、自分自身で物を除却したり、警備担当に連絡して除去してもらうようにしています。
今後ともお客様を迅速に避難できるように努めて参りたいと思います。
初期消火担当のコメント
初めてで手間取ることがあり、訓練で気づく事が多かったです。初期消火にかかる時間は短ければ短いほど良いので、今後は更に時間の短縮出来るよう見直していきたい。
初期消火の後は、避難誘導に加わったのですが、誘導方法が放送だったので、耳の不自由な人に対するケアも提案していけたらと思います。
~消防署からのメッセージ~
平消防署消防隊からのコメント
情報伝達については、自衛消防隊の各担当員が災害の状況を適切に伝えており、無線設備の取扱いや報告要領も習熟しており、円滑な活動を展開していました。
初期消火については、消火器の場所を把握しており、落ち着いて消火作業にあたっていました。火災確認時も周囲に大声で伝え、周知もできていました。また、今回実際に店内で買い物をしているお客さんにも急遽参加して頂き、従業員のみが参加する「内輪の」訓練ではなく、実践に即した臨場感のある避難誘導ができていたことは、非常に有意義であったと感じました。
総合訓練終了後に、資器材の取扱訓練として水消火器と補助散水栓を使用し、初期消火訓練を実施しましたが、従業員が積極的に資器材に触れ体感していたことから、有事の際でも落ち着いて操作できるものと思いました。
引き続き、「形に拘らない画期的で訓練参加者の脳裏に焼き付く訓練」を実施していただきたいと思います。
平消防署予防係長からのコメント
市内には多くの商業施設がありますが、実際に買い物をされているお客様に参加していただく訓練は、斬新であり、とても有意義なものであったと思います。
今後の消防訓練も、既成概念にとらわれることなく、斬新な取り組みを交え、実施いただきたいと思います。
当該施設はスプリンクラー設備が設置されていますが、初期消火用の資器材を取り扱ったことは、従業員全体の防火意識を高めるには有効であったと思います。
地域住民の皆さんに安心して利用いただけるよう、引き続き安心・安全な店舗運営をよろしくお願いいたします。
平消防署長からのコメント
従前からイベント等ではお世話になっており、消防訓練に際しても積極的に実施されている事業所です。館内放送をする際には、お客様にわかりやすく伝える方法を従業員同士で指導するなど、連携が取れていると感じました。
今回は、訓練時に資器材の不備が確認できましたが、「定期的に訓練を実施する」「定期的に点検をする」といった、日々の積み重ねが気づきに繋がったと思われます。
今後も、地域のお客様のために、従業員全体の更なる安全意識の向上をお願いしたいと思います。
この記事についてのお問い合わせは平消防署へ!
平消防署 予防係
電話番号:0246-23-9700
このページに関するお問い合わせ先
消防本部 予防課
電話番号: 0246-24-3941 ファクス: 0246-24-3944