~事業所の防火管理の徹底を!!~自分のところは、自分で守る!《1》
更新日:2023年5月30日
~自分のところは、自分で守る!防火管理の基礎知識~
《はじめに》
私たち人類の生活の中では、火は無くてはならない大切なものです。
火は、夜の闇を照らす「明るさ(光)」と「暖かさ(熱)」など生活に豊かさを与えてくれました。
しかし、火は時として、私たちの生命や財産を脅かす存在でもあります。
私たちがどれだけ防火に対する対策を講じても、十分な心構えをしていたとしても、一度、コントロールを失ってしまった火から逃げるのはとても困難です。
「「ちょっとした不注意」、「心のゆるみの結果」、重大な火災を引き起こしてしまった」、ということは、過去の火災の例から学びました。
さて、私たちの住む、この日本では、年間にどのくらい火災が発生しているでしょうか?
なんと、1年間に約3万5千件の火災が発生しているのです。
つまり、1日95件以上、1時間に4件ほどの火災が全国どこかで発生しています。
火災は「いつ」・「どこで」・「どんな原因」により発生するかは、だれもわかりません。
どこの・どんな建物にも火災が発生する危険性があります。
しかも、過去の火災の多くは、「放火」や「人の不注意」によって発生し、「火災の発見の遅れ」や、「初期消火の失敗」、さらには「防火設備の不備」などにより被害を大きくしてしまっています。
そこで、重要なのは、ここでいう「防火管理」なのです。
【1限目】防火管理の意義について学んでみよう!
「そんなに火災が発生しているんだ!防火は大切だね!って言いたいんだけど・・・」
「そもそも「防火管理」って何?・・・」
「そうだよね。具体的に「何を?」「どのようにすればよいのか?」
わからない?ってのが実情だよね!」
「それじゃ、簡単に防火管理について知ってみようか!
まずは防火管理の意義について説明するね!」
「そもそも、「防火管理」とは、火災の発生を未然に防止し、そして、
万が一、火災が発生した場合でもその被害を最小限にとどめるために、
どうすればよいかを考え、必要な万全の対策を樹立し、実践することをいうんだ。」
そこで、ポイントとなるのが「自分のところは、自分で守る!」という精神!!
この精神こそが、防火管理の基礎になってるんだ。
「建物を使う人たち全員が協力し合い、一丸となって火災の発生を防ぐ!
そして、日頃から、万が一、火災が発生してしまった場合でも、早期に発見できるよう
な体制にしておいたり、適切に119番通報できるようにしておいたり、初期消火や避難
活動を行って被害の拡大を防止できるよう準備しておいたり・・・
準備しておくことが大切なんだよ!」
「そうか!「自分のところは、自分で守る!」か!」
「建物を使う人たち全員が協力し合い火災の発生を防ぐこと!」
「火災が発生したら、早期に発見し、通報する、初期消火や避難活動を行う」すごく大変そうね!」
「そうなんだ、仕方なく行う」って気持ちでは務まらないんだ。
「自分たちのために行う!」この気持ちがとても大事なんだ!」
防火管理の意義を簡単にまとめると・・・
「火災発生の危険性は、どの建物にも常に存在する」
だから、
「建物を使う人たちの協力を得て、火災の発生を防ぎ、建物を安全に維持管理する」
大切なのは、
「建物を使う人たちの協力を得て、火災の発生を防ぎ、建物を安全に維持管理する」 ことになります。
今回は、ここまで!
ここでは、「防火管理の意義」について学習しましたが、【2時限目】では、「防火管理の制度」について説明するね!
次は、「【2限目】防火管理制度(管理権限者)について学んでみよう!」へ
市内にある事業所自衛消防隊の訓練をのぞいてみよう!とても参考になるよ!!
→ 《我が社の自衛消防隊》
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