エアコン内部洗浄による火災に注意!
登録日:2023年8月29日
エアコン内部洗浄による火災に注意しましょう
新型コロナウイルスの影響により、外出を控え自宅で過ごす時間が多くなっていると思います。これからの季節、室内で快適に過ごすためにはエアコンは欠かせません。毎年7月になると、エアコンの火災事故が増加します。製品評価技術基盤機構(NITE)の発表によると、2015年度から2019年度の5年間でエアコンによる火災は244件、死亡事故は6件発生しております。また、244件のうち20件はエアコンの誤った内部洗浄による火災です。今後、感染症対策の影響により増加すると予想される火災ですので、注意すべき点を確認しておきましょう。
「写真:製品評価技術基盤機構提供」
内部洗浄は正しい方法で
エアコン内部に洗浄剤を吹きかけて洗い流したが、配線の端子部分に洗浄液が付着したままであったため、エアコンを作動させた際に、異常発熱が生じて火災となった事例。
- 感染症対策のため清潔に保とうすることは大切ですが、エアコン専用ではない可燃性のアルコール溶液や腐食性のある次亜塩素酸ナトリウムを自己判断で使用し清掃することはやめましょう。
「写真:製品評価技術基盤機構提供」
接続不良や室外機のまわりにも注意
エアコンの電源コードの修理や接触不良により異常発熱して火災となった事例や室外機に害虫(ゴキブリ)が入り、ショートして火災となった事例などがあります。
- エアコンは消費電力が大きいため、専用のコンセントに直接つなぎましょう。電源コードを他のコードと途中で接続したり、断線部分をビニールテープで補修しないようにしましょう。
- エアコンのプラグは、定期的にほこりを掃除し、使用しない期間はコンセントから抜いておきましょう。
- 室外機のまわりには、ごみや物を置かずに、きれいにしておきましょう。
その他
エアコンだけでなく扇風機による火災にも注意しましよう。電源コードやプラグが異常に熱くなったり、焦げ臭い、異音がする等、普段と違う作動状況が生じた場合は、すぐに使用を中止してください。古い扇風機はモーターの経年劣化により、ショートして火災に発展する可能性があります。購入から10年以上使用しているものについては、異常がないか特に注意するようにしてください。
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)のホームページから
製品火災の注意喚起やリコール等の情報がご覧頂けます。
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/1252.html。
このページに関するお問い合わせ先
消防本部 予防課
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