予防救急(高齢者編)
登録日:2021年2月9日
転倒・転落
成人がけがをする原因の多くは、屋外で遊んでいてのけがやお酒を飲んでの転倒です。
しかし、高齢になるにつれ身体のバランスがとりにくくなり、つまずいたり滑ったり、ちょっとしたことで転倒しやすくなります。
転倒した時、手や足が骨折しやすいのも高齢者の特徴です。
平成30年のいわき市の統計では、けがなどで1141人の高齢者が救急車で搬送されています。
けがの発生場所で一番多い所は住宅で825人でした。
自宅での事故を予防するには
自宅での事故を予防するには、
- 室内の段差をなくし整理しましょう。
- 階段や廊下・浴室に手すりを設置しましょう。
- 階段等に滑り止めを設置しましょう。
- 靴下は滑りにくいものを履きましょう。
誤嚥(窒息)
平成30年のいわき市の統計では、高齢者の誤嚥(窒息)による救急搬送は16人でしたが、そのうち約8割が重症以上でした。
誤嚥のほとんどは食事中に発生し、パンや肉、刺身、果物など様々な物で起こっています。
食べ物は細かく調理し、少しずつ、ゆっくり、よく噛んで食べるようにしましょう。
入浴事故(浴室での溺水)
浴室内での事故は、夜間に気温が低くなる10月から3月までの寒い時期に多い傾向にあります。
寒い時期に暖房のきいた部屋などから脱衣所や浴室、そして熱いお湯に入浴する際など大きな温度差があるときに血圧の急激な上昇や下降を引き起こします。
そのことにより、高齢者の方が脳出血や脳梗塞、心不全、浴槽内で意識を失うことによる溺水など、重大な救急事故に繋がる危険があります。
これら、急激な温度変化が身体に及ぼす影響のことを「ヒートショック」といいます。
入浴事故を予防するには
入浴事故を予防するには、
- 高温や長時間の入浴は避けましょう。
- 浴室と脱衣所の温度差をなくしましょう。
- 入浴時間は家族がおきている時間帯に、声をかけてから入りましょう。
このページに関するお問い合わせ先
警防課救急係
電話番号: 0246-23-7061 ファクス: 0246-24-3944