いわき市水道局の水道水源保全対策
登録日:2022年12月21日
水源保全対策の目的
いわき市の水道水源は、取水量の約82%を夏井川・鮫川などの中小河川の表流水に依存しており、安全で良質な水道水をお届けするためには、これらの河川等の汚濁を防止することが重要です。
いわき市では、浄水場の原水の取水口やその上流域を「水道水源保護地域」として指定し、様々な水源保全対策に取り組んでいます。
なお、個々の事業の詳細は下記の「関連情報」のリンクからご覧いただけます。
水道水源保全対策事業
水質検査体制の強化
水質管理センターにおいて、水道法に基づく水質検査のほか、水道水源保護地域内のゴルフ場の排水規制や監視を行っています。
水源河川の監視
水源河川の汚濁防止のため、遠野、小川、三和、田人、川前地区の保健委員会に委託して、定期的に対象河川を巡視し、河川の汚濁状況や不法投棄などを監視しています。
水道水源水質保全促進事業による補助金の交付
将来にわたって安全で良質な水道水を確保するため、水道水源保護地域内の合併処理浄化槽の設置者や農業集落排水事業への加入者に対して補助金を交付し、水源河川の水質汚濁を防止しています。
夏井川・鮫川水系水質汚濁対策連絡協議会
水質汚濁防止対策に関する連絡調整や情報交換を行うため、いわき市の水道水源となる夏井川や鮫川水系の上流8市町村と「夏井川・鮫川水系水質汚濁対策連絡協議会」を組織しています。
水源保全対策の啓発活動
水道水源の水質保全や水源涵養の重要性を理解していただくために、水道水源地や浄水場の施設見学会を実施しています。
水道水源地の清掃
水道水源保全の啓発のため、市民ボランティアを募集し、水源地の清掃を行っています。
水源保全基金への参画
水道局では、長期的な視点で水源地域における森林保全活動を推進することを目的に、平成13年3月に設置された「いわき市水源保全基金」に参画しています。
この基金は10億円を目標額とし、基金から生じる収益は広葉樹の植栽や森林の整備、里山の手入れなどの水源地保全のための事業に使われています。現時点での基金総額6億8千万円のうち、水道事業では、2億円を分担しています。
基金充当事業:森林ボランティア活動支援事業、豊かな森林(もり)づくり事業
このページに関するお問い合わせ先
水道局 浄水課
電話番号: 0246-22-9319 ファクス: 0246-21-4846