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コンセントからの火災に注意!~トラッキング火災~

更新日:2020年12月9日

トラッキング現象とは?

家電製品などの電源プラグをコンセントやテーブルタップに長時間差し込んでいたため、コンセントとプラグとのすき間にほこりが徐々にたまっていき、このほこりが湿気を吸うことによって、プラグの両極間で火花放電が起こり、発熱して発火に至ることを『トラッキング現象』といいます。

トラッキング現象の原理

トラッキング1

  1. コンセントとプラグのすき間に徐々にほこりが溜まっていき、このほこりが湿気を吸うことによって、プラグ両極で火花放電が繰り返される。

トラッキング2

  1. 繰り返し発生する火花放電によって、プラグの両極間の絶縁状態が徐々に悪くなる。〔グラファイト(黒鉛)化により、電流が流れる。〕

トラッキング3

  1. プラグの両極間の絶縁状態が悪くなり、電気が流れることにより生じた抵抗で発熱し、最後には発火する。

 

トラッキング現象が起こりやすい場所は?

  • 湿気が多く、水滴がかかりやすい場所(トイレ、洗面台、台所など)
  • 家具等の裏側のコンセントにプラグを差し込んだままの所
  • エアコン等の使用によって、結露しやすい場所のコンセントにプラグが差し込まれている所

 

 

 トラッキング現象による火災を防ぐためには

  • 常にプラグを差し込んだままの所は、時々抜いてきれいに掃除する。

  • 使用後は、コンセントからプラグを抜いておく。

  • コンセント、テーブルタップ、電源プラグ、コードが異常に発熱している時は、すぐに使用を止めて、電気店などで点検してもらう。

  • 旅行などで長時間外出する時は、コンセントからプラグを抜いておく。

  • 大掃除などの時に、チェックし、きれいに掃除する。

プラグからの発火

コンセントやプラグの掃除

 

   

市内の火災事例

住宅のトイレのコンセント部分から発火し、壁と電源プラグが燃えました。

トイレの焼損

電源プラグの焼損

 

このページに関するお問い合わせ先

消防本部 予防課

電話番号: 0246-24-3941 ファクス: 0246-24-3944

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