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命を守るために!我が社の自衛消防隊!!~常磐興産株式会社 スパリゾートハワイアンズ編~

登録日:2023年1月25日

 『常磐興産株式会社 スパリゾートハワイアンズ』で消防訓練を実施しました!

 「自らの職場は自らが守る」を本旨とし、事業所等における自衛消防隊の果たすべき役割を認識してもらい、併せて災害発生時に自ら有効で適切な活動ができる自衛消防隊の育成、防火管理の強化及び市内の多くの事業所に対しての防火啓発を目的としています。

事業所の紹介

《事業所名》

常磐興産株式会社 スパリゾートハワイアンズ

《所在地》

いわき市常磐藤原町一本木125-1 他77筆

《代表者》

常磐興産株式会社 代表取締役社長 西澤 順一

接客サービス部長のインタビュー

 ALOHA! スパリゾートハワイアンズは6つの温泉テーマパークから構成されており、一年中28℃に保たれた常夏のドームの中で、海の様な大プール、スリル満点のスライダー、本場顔負けのポリネシアンショーが楽しめる「夢の島ハワイ」をイメージしたリゾート施設、テーマパークとなっております。また、ハワイ&スパをテーマとしたホテル「モノリスタワー」等、様々なタイプの客室をご用意した宿泊施設も併設しております。宿泊者は、首都圏近郊から毎日出発する無料送迎バスが利用できますので、交通費がかからずお財布に優しいので、三世代旅行の宿としても支持を得ています。老若男女問わず世代を超えて楽しめる施設が満載となっておりますので、皆様のお越しを心よりお待ちしております。

《ココがPOINT!》わたしたちが独自に防火防災に力を入れているところ!

 スパリゾートハワイアンズは宿泊施設を併設したリゾート施設、テーマパークとなっておりますので、火災発生時には大規模な火災に繋がる可能性が高い為、火災事故を未然に防止する対策として、年間計画による消防訓練の実施と自社警備員による「24時間体制」での施設内外の巡回、閉園後の施錠点検、全施設の火気使用箇所の点検を毎日実施し防災管理に努めております。バックヤードにつきましても、年間計画による職場巡視を行い、事務所、倉庫、厨房内の「整理整頓・危険個所」の不具合箇所の抽出をし、改善、改修にあたり、見えないところでも「安全・安心」な施設づくりを心掛けでおります。
 今回は、従業員の防災教育の一環として常磐消防署指導による消火器の取扱い訓練を実施して頂きまして、ありがとうございました。今後も機会があれば合同訓練等を開催して頂きまして、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。

今回、訓練をしてみて

自衛消防隊長のコメント

 スパリゾートハワイアンズは、県内外は勿論のこと海外からのお客様もいらっしゃいます。避難する際にパニックにならないよう、効果的な避難誘導体制の確立は、自衛消防隊として重要課題だと思っています。そのため、今回の訓練では、基本行動の習得や円滑な活動に主眼を置いて実施しました。
 訓練は、事前周知型でしたので、自身を含め、担当した職員はスムーズに活動しており、当初の目的は達成出来たと思います。しかし、実災害時には臨機応変な対応が求められますので、次回は、更なる対応能力向上のためにブラインド型の訓練等も視野に入れています。
 お客様に安心してお越しいただけるよう、日々訓練を重ねてまいります。

119通報担当のコメント

 119番通報担当として、以前にも消防訓練に参加したことがありましたので、その経験を活かし今回の訓練では、スムーズに情報を伝えることが出来ました。しかしながら、いざ実践となると、訓練であっても緊張しましたので、これが実際の火災となった場合、より緊張すると思いました。
 今後は、いかに落ち着いて対処できるか、そして、他隊との連携をより良いものに積み上げていくためにも、反復的な訓練が必要と感しました。
 当施設の防災センターには、消防機関へ通報する火災報知設備も設置されており、今回の訓練の際にも、設備の機器構成や使用方法を教わりましたので、今後の対応に活かしていきたいと思います。

避難誘導担当のコメント

 火災発生の際には、避難経路を確保しておくことはもちろんのことですが、声と身振り手振りを大きくして誘導することを心掛けています。また、避難口の位置を把握することで、お客様を最短ルートで避難していただくことを念頭に入れた誘導を行うとともに、怪我なく迅速に避難できるように努めています。
 今回の訓練では、職員間の連携が良くなってきており、避難誘導がスムーズになっていますが、実際の火災時におけるお客様を避難させる人数は多いと見込まれるため、逃げ遅れ者が発生することがないよう、今後も継続して訓練を行うことで練度を高めたいと思います。

初期消火担当のコメント

 訓練では、周囲の人に大きな声で火災を知らせることや手順通りに消火設備を使用することを意識しました。消火器は、これまでに何度か訓練を実施していたためそこまで不安はありませんでした。しかし、屋内消火栓はあまり馴染みのない消火設備ですので正直不安でしたが、訓練を重ねる中で班員との連携が高まり、今回の訓練でも迅速に使用できたと思います。
 また、日頃から消火設備の位置を確認したり、使い方をイメージすることも大切だと思いました。
 館内は広く、階段の上り下りだけでも息があがってしまいます。今後は、体力に加え、節度ある行動も高めて行きたいです。

~消防署からのメッセージ~

常磐消防署消防隊からのコメント

  今回の消防訓練は、東1号5階「2515号室」から出火した想定で実施しました。大規模防火対象物における自衛消防活動の課題は、情報伝達や避難誘導に時間を要することと言われていますが、情報伝達の際に、携帯無線機を活用していたのは有効だったと思います。そのため、火災確認から初期消火、通報まで速やかに実施されていました。
 また、避難誘導時の声掛けや行動も円滑に実施されていましたが、想定避難人数を考慮すると、階段の混雑や転倒事故等の発生が懸念されます。次回はこれらに配慮した訓練も実施していただきたいと思います。これからも様々な状況を想定し、継続した訓練をお願いします。

常磐消防署予防係長からのコメント

 当該事業所は施設も大きく、来客数も多く、時間も異なる宿泊施設やリゾート施設が合同で消防訓練を実施するのは難しい施設です。しかし、当該事業所におきましては、工夫をこらしながら、年間を通して個別で消防訓練を実施し、互いの訓練の反省を各施設で共有するなど、防災意識の高さを感じました。
 2011年の東日本大震災の時も多数の来場者がいる中で、避難誘導等に尽力をつくして頂きました。その経験があるからかこそ、災害への取り組む姿勢の違いがでているのだと思います。
 避難誘導においては、外国の方など、いろいろな来場者、宿泊客を常に想定する必要があります。東京オリンピックでも使用された、ピクトグラム等いろいろなツールを使用することで、よりわかりやすく、そして安心させながら避難誘導を実施することも必要なことだと考えます。
 いわき市を代表するレジャー施設として、今後も訓練に取り組んでいただき「安全・安心」な施設にしていただければ思います。

常磐消防署長からのコメント

 今回の訓練では、自衛消防隊長の指揮のもと、各班の役割を果たし、意思疎通が図られた訓練になったと思います。訓練に参加された従業員の皆様におかれましては、各々が感じた良かった点・反省点を今後に活かし、より良い防火・防災体制を構築して頂くことで、お客様の「安全・安心」に繋がるものと思います。
 貴事業所におかれましては、いわき市を代表するリゾート施設と考えております。このような大規模施設においては、多種多様な火災要因が潜在していますので、日ごろの危機管理や有事の対応が肝心となります。今般では、京都アニメーション火災や大阪市で発生した複合ビル火災など、放火による大規模火災も多く発生しておりますので、消防用設備の維持管理や施設の防火管理など、従業員一丸となって防火意識の高揚に努めて頂きたいと思います。

その訓練の様子がコチラ!

施設内で火災発生!!自衛消防隊長指揮のもと、各自衛消防隊員が活動を開始します!

 

 

 

 

 

館内アナウンスを実施します。施設利用者の冷静さを失わせないためには、まずはアナウンスする側が冷静に対応します。

 

 

 

 

 

 119番通報を実施します。市内で最も大きな施設「スパリゾートハワイアンズ」では、的確な情報を伝えることが非常に重要です!

 

 

 

 

 屋内消火栓を使った消火訓練。消火器と比べて高い消火能力があります。このように訓練することで、いざというときに確実に使えるようになります。

 

 

  

 

一連の訓練が終了し、各自衛消防隊員からの活動報告と自衛消防隊長からの講評になります。

 

 

 

 

 

一連の訓練を踏まえて最後に初期消火訓練。各自衛消防隊員が水消火器を使った消火訓練を実施。

 

 

 

 

この記事についてのお問い合わせは常磐消防署へ!

常磐消防署 予防係

電話番号:0246-43-2080

このページに関するお問い合わせ先

消防本部 予防課

電話番号: 0246-24-3941 ファクス: 0246-24-3944

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