令和5年9月29日 教育長だより Vol.12 『うまく話すには』
更新日:2023年9月29日
こんにちは。
皆さん、大勢の前で話す(スピーチする)機会ってありますか?
普段あまりないことだから緊張しますよね。
それがステージの上だったりしたらもっと緊張しますよね。
さて、そんなことをものともしないイベントが8月末に開催されましたので紹介します。
一つは青少年育成大会、もう一つは英語弁論大会です。どちらも中学生の活躍です。
◇いわき市青少年育成大会
「青少年健全育成県民総ぐるみ運動」の一環として実施される大会で、市内の小学生から高校生までの児童生徒が意見発表を行いました。
この中でも中学生の二人は、市内二地区で行われた弁論大会の優勝者でもあり、堂々とした発表でした。
一人は、多様性を認めることの意味について考え、周囲の人の気遣いに気づくことの大切さを述べたもの。
豊間中学校 山﨑さん「知ること 気づくこと」
もう一人は、登下校での重い通学カバンの持ち歩きから気づきを得て、生徒会活動を通じて“置き勉”を実現したエピソード。
磐崎中学校 永山さん「Change the world!」
二人とも日常の当たり前とされていることに対し、視点や発想を変えることの大切さを訴える内容で、私も話に引き込まれました。
◇いわき市中学校英語弁論大会
市内各中学校から48名の生徒が参加されました。
創作の部と暗唱の部があり、一人5分の持ち時間で英語の表現力を競う大会です。
難しい単語を使っていたり、長文をそらで話したりと圧倒されました。
途中で止まってしまう生徒もいましたが、よくリカバリーできてましたよ。
会場の外では、自分の順番が来るまで練習している生徒の姿も見ました。
緊張している気持ちがこちらにも伝わってきました。
たくさんのギャラリーが聴いています
生徒自作の英文で競う創作部門では、夢中になっていることや将来の夢、職業選択、環境問題、大切な友人や家族の話まで、それぞれ多彩なテーマが見られました。
中でも芸術活動におけるAIの限界と可能性を述べたものは、テーマ設定や話の展開が素晴らしく、日本語の弁論大会でも通用すると思いましたよ。
創作の部優勝:小名浜第二中学校 竹中さん 「AI and Me」
参加生徒の集合写真
どちらの大会でも生徒たちは堂々としていました。
皆さん夏休みの間に時間をかけて練習したと聞きましたので、人前ですらすら話すためには、やはり相当の準備が必要なんですね。
また、弁論の内容に関して、中学生の視点の鋭さや着眼点にはハッとするものがありました。
私自身、学ばせてもらうとともに、本市にこんな中学生がいると思うととても頼もしい気持ちになりました。
これからどんな場面に出てもやっていけると思います。自信を持ってください。
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