令和5年8月8日 教育長だより Vol.8 『先生の仕事、見てみませんか❶』
更新日:2023年8月8日
こんにちは。
今回は本市の高校生たちの紹介です。
先日、市教委が実施する教員研修に県立磐城桜が丘高校の生徒たちをお招きしました。
桜が丘高校では、今年入学した一年生から「教育コース」を設けています。
これは、将来、教員を目指す生徒を対象にした教育プログラムで、一年生の2割以上の生徒が希望しているそうです。
市教委としても何か協力できないかと思い、桜が丘高校の生徒を対象に教員研修の見学ツアーを企画しました。
教員研修を見ることで教師の仕事をイメージしやすくなるのではないかと考えてのことです。
プロの仕事の裏側を見るというのは刺激になりますからね。
急な企画にもかかわらず、桜が丘高校の生徒14名が参加してくれました。
まずはオリエンテーションから。
どの職種の先生になりたいのか、一人ずつ聞いていくと、幼稚園、小学校、特別支援学校・・・と皆さん即答。
すでに具体的な職種をイメージしているんですね。
説明を聞く桜が丘高校の生徒たち
見学は「幼児教育講座」からです。
幼稚園の先生を対象にした教材作成や指導方法の講義演習です。
実際に工作しながらの研修なので、なんだか幼稚園の先生たちは楽しそうです。高校生はしっかりメモしていました。
上手に作るだけではないという奥深さがあります
見学しながら熱心にメモを取っています
後半は「授業力向上講座」です。小学校の国語の授業力向上に向けた研修を見学しました。
この日の研修には、小学校の先生が100人以上集まっていました。
最初は後ろの方で傍聴です
途中、高校生もグループ討議に交じり、先生同士のやり取りをメモしたり、先生と意見交換する場面もありました。
普段何気なく受けている授業も、裏では研修や準備を積み重ねて出来上がっていることがわかってもらえたかな?
「先生 対 生徒」ではなく、「職業人と高校生」の場面です
最後は、総合教育センター所長との質疑応答です。
教員になりたいと思ったきっかけは何か?
教員の仕事で大切にしていることは何か?
直球の質問に答える所長自身なんだかうれしそうです。
質問する高校生と坂本所長
高校生のピュアで真摯な想いは、その場に居た教職員にもよい刺激になったと思います。
今はまだ憧れだったり、漠然とした気持ちかもしれませんが、その気持ちを大事にしておいてほしいです。
今回参加された教育コースの生徒は、これからも様々な学習を通して教職の一端に触れていくと思いますが、
「人に教える」という行為のやりがいを感じてもらえればうれしいです。
今回のようなイベントは引き続き企画したいと思いますので、またご参加ください。
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