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令和2年度 水道週間「写真展」入賞作品(入選・学生賞)

登録日:2020年5月28日

写真展 審査結果

 いわき市水道局が実施する水道週間イベント「写真展」において、今回、50名の皆さまから90作品のご応募をいただきまして、ありがとうございました。
 その中から入選作品(10点)と、学生賞作品(5点)をご紹介しますので、どうぞご覧ください。
 (注) 各賞、応募順に掲載しています。

 

入選

水遊び
 鈴木 孝男 さん
 「水遊び」 

選考理由
 一瞬の水の動きを高速シャッターで捉えたことで、水の造形の美しさが表現されています。        水を撒く子供の真剣な表情も作者の高い技術を高く評価します。
 数年後にこの写真を見た本人が、幼い頃を想い出し笑顔になるでしょう。子供さんの良い
記録写真になると思います。


夏井川の春
 岩塚 昭広 さん
「夏井川の春」 

選考理由
 幾何学的画面構成が力強い作品になっています。
 前景の線路の橋に咲く桜が穏やかな春を感じさせ、遠く流れ落ちる堰をポイントにして、
水のファンタジーを表現した作者の構成が素晴らしいです。


余韻
 石森 文夫 さん
 「余韻」 

選考理由
 構成が素晴らしいです。一般的にはボートと湖面を描写するのですが、あえて波紋と
光の輝きを造形的に表現した作者の感性が伝わってきます。
 モノクロ調に仕上げたことで迫力のある動と光の余韻が残ります。


流灯会 
横山 龍雄 さん
「流灯会」 

選考理由
 平の街並みの背景と、灯篭の光跡は亡き人をしのぶ想いをのせて、美しく煌いて川を下って
いきます。
 日一日と、秋の気配を感じつつ静かに流れゆく灯火は人々の幸せを願っているかのようです。 


水辺のアート
引地 幸枝 さん
「水辺のアート」

選考理由
 作者は、このような単純な被写体に視点を向け、造形美を引き出している。刻々と変化する
風と水のドラマは、ふしぎな彩りで楽しませてくれる。
 水面の映りこみのグラデーションは、絵画のような美しさである。
 枯れた茎がポイントとなり、秋の終わりを告げている。


秋には豊作を
 佐渡谷 亜夫 さん
「秋には豊作を」 

選考理由
 賑やかな話し声がきこえてくる様です。
 かすり姿の若い女性と、神主の田植えの情景は毎年の行事です。
 手前、水に映る姿、神主の苗を植える手元一株に秋の豊作の願いをこめていることを
感じます。


あ~冷たい!(A)
 髙木 喬夫 さん
「あ~冷たい!(A)」 

選考理由
 泥んこになった孫に水を掛けるおばあちゃん
 見ていてほほ笑みが浮かんできます。わんぱくな孫の顔の表情から「冷たいよ」と声が
聞こえてきます。


牧場の朝 
田子 保浩 さん
「牧場の朝」

選考理由
 いわきにこんな美しい風景があるのか。今、自然が崩壊する中このような美しい自然が
あることに安堵を感じた。
 小川は自然の朝の美しい緑と水のコントラストを見事に表現した。
 その自然界の織り成す微妙な輝きの一瞬をドラマ化している。
 いつまでもこのままの風景であるよう願う。


自分たちで使う水は、自分たちで汲む!
吉田 靖 さん
「自分たちで使う水は、自分たちで汲む!」 

選考理由
 昨年の台風19号の被害は大きく、人々は大変な悲しみと苦しみの日々が続いた。
 どの家庭も断水で、給水を待つ人の長い行列ができていた。
 作品は水を運ぶ子供たちの生き生きした姿と笑顔に明るい未来と希望を感じます。 


水を得た魚
 冨田 萩馬 さん
「水を得た魚」 

選考理由
 コロナウイルスでステイホームしていた日々、久々に外で遊んだのでしょうか。
 少年の喜びの声が、渓谷の中に響き渡るようです。
 川の流れで遊ぶ少年の生き生きした場面を捉えた一枚です。 

 

  学生賞

波紋
 矢内 友芽子 さん
「波紋」

選考理由
 作者は水の課題である、水のイメージを自身でロケーションし作り上げている。
 拡大する波紋に一輪の白い花を浮かばせ、波紋と彩を共存させ美しいファンタジーの中に
誘い込まれる作品は、見る人に感動を与えていると思います。 


 ひとときの宝石
 松﨑 優聖 さん
「ひとときの宝石」

選考理由
 朝露に輝く水滴は、自然の宝石のように美しくキラキラ光る小粒の玉は、やがて大地に戻り
植物の生命を守る。
 作者は光に感謝を込めた作品である。 


手と水と 
 伊藤 優季奈 さん
「手と水と」

選考理由
 アイディアがすばらしい。ローアングルでコップを捉え迫力を表現した若い感性の作品です。
 画面いっぱいのコップは映る色彩がふしぎな世界を想像させる。
 抽象画に仕立て完成させている。


 乾杯!! 
  秋山 奏夢 さん
「乾杯!!」

選考理由
 初夏の日差しにコップを持つ手をクローズアップして、画面を劇的に演出し作者の意図を
力強く表しています。
 背景の空と白い雲・水コップ、作者の発想がフォトジェニックに表現されている。


 

静と動 
  林 亮佑 さん
「静と動」

選考理由
 背景にポイントとなる滝を小さく入れて、前景には清流を大きくフレーミングし、遠近感の
構成でスケールの大きい作品にしています。
 透明の水と川底の小石の美しさが心に響いてきます。

 

審査講評

 新型コロナウイルス感染の危機に立たされている現在。
 人々は、自宅での自粛を余儀なくされ、終息を願っている。                                                                                                                                                                                                                            
 いわき市の街も、観光地も、歩く人の姿もまばらで、活気がなくなっている。
   そうした中、「令和2年度水道週間写真展」は第13回を迎え、90作品の応募がありました。
 「水」という課題を追求し、自己表現をされた皆様には、感謝しています。
   応募作品は、皆レベルが高く審査には時間をかけ、課題に応じた作品を3人の審査員によって選出しました。

                                 審査員長 上遠野 良夫 (写真家)

このページに関するお問い合わせ先

水道局 総務課

電話番号: 0246-22-9312 ファクス: 0246-21-4644

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