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令和6年4月23日 教育長だより Vol.29 『多様な学びの場整備事業』 

更新日:2024年4月23日

みなさん、こんにちは。

年度始めは式典や会議が集中しており、挨拶する場面もたくさんあります。

特に学校の管理職の方には何度も顔を合わせ、同じような話を繰り返してしまいますが、いつもメモを取って聞いてくださるので、しっかり伝わっていると思います。

今年度は様々なことにチャレンジするつもりなのでよろしくお願いします。

 

さて、この4月からの新しい取組を紹介します。

近年、様々な事情で学校に通えない児童生徒の数が急増しており全国的な課題となっています。

相談体制の充実や教員研修など学校での対応が重要なのは言うまでもありませんが、学校以外の場所でも学びを進める取組が求められています。

 

本市では、従前から公民館等の中に教育支援センター(通称“チャレンジホーム”)を設置し、学校とは異なった雰囲気の中で、様々な体験活動や合同学習を通して集団生活に順応できる場を設けています。

体験学習の様子

 

チャレンジホームは、これまで市内4カ所に設置していましたが、今年4月からは内郷地区にも増設し(内郷公民館)、計5カ所(※)で運営することになりました。

本市の広大な市域を面的にカバーするため、今後もチャレンジホームを増設し、令和8年度までには8カ所に拡充する予定です。

 ※チャレンジホーム設置地区:平、常磐、小名浜、植田、内郷(今回増設)

内郷公民館に新たに開設

 

チャレンジホーム内部(内郷公民館)

 

チャレンジホームには年間で70名程度の児童生徒が通っていますが、多くの児童生徒に学校への復帰傾向がみられています。

入級手続きは学校を通して行っていますので、入級を希望する場合は学校にご相談ください。

 

もう一つ、新たな学びの場の紹介です。

いわき駅前の総合図書館内(ラトブ4階)に、子どもたちが気軽に足を運べる学びのスペース『学習支援ルーム』を開設しました。

いわき駅前の総合図書館(ラトブ4階)に設置

 

元々は中学生の自習室として夏休み限定で開放していたスペースでしたが、この4月から『学習支援ルーム』として平日の昼間も開放することになりました。

 ※開放時間10:00~17:45(土日・休日除く)

 

学習支援ルーム内部(総合図書館4階)

 

この『学習支援ルーム』のコンセプトは、「いつ来ても、いつ帰っても大丈夫な居場所」ということで、少し“緩い”ところが特徴です。

利用時には総合図書館の受付で申し出ていただきますが、事前の登録や手続きは一切ありません。

本を読むもよし、タブレット端末を持ち込んで自習するもよし(Wi-Fi環境も整備しています)、自由に過ごせる空間になります。

また、見守り役として教員OBの方が常駐しています。

勉強のことでも相談事でもなんでも話しかけてください。

見守り役の指導員が常駐

 

もちろん、このスペースは小学生でも利用していただけます(ただし、保護者の方が責任をもって送迎願います)。

そもそも図書館は誰でも利用できる施設ですから、平日であっても気兼ねなくお越しいただけたらと思います。

 

不登校対策については、一人ひとりの状況が様々であり、試行を重ねている部分もありますが、市教育委員会としては、子どもの学ぶ場の選択肢を増やしていきたいと考えています。

 

 

(参考1)チャレンジホーム

 https://iwaki.fcs.ed.jp/総合教育センターTOP/総合教育センターTOP/適応指導教室-チャレンジホーム

 

(参考2)学習支援ルーム

 https://iwaki.fcs.ed.jp/総合教育センターTOP/page_20240410235122

 

 

(参考3)教育相談窓口 ※不登校に限らず、お困りごとについて相談を受け付けます。

 ・子ども健康教育相談(面接相談)22-3709(直通)

 ・すこやか教育相談(電話相談)23-7261(直通)

 

 

 

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このページに関するお問い合わせ先

教育委員会事務局 教育政策課

電話番号: 0246-22-7541 ファクス: 0246-22-7595

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