コンテンツにジャンプ

令和5年11月1日 教育長だより Vol.15 『いわき志塾(算数ジュニアオリンピックがんばろう会)』

更新日:2023年11月1日

こんにちは。

土曜日の午前中といえば、以前紹介した土曜学習推進事業(Vol.3)がありますが、

今回は教育委員会事務局で実施している取組を紹介します。

第一線で活躍されている方々を講師にお招きして、

小中学生に少しリッチな体験ができる場を設けています。

その名も「いわき志塾(※)」。

 ※「いわき市」の誤字ではなく、「いわきのこころざし(志)」です。

 

 

 

この日のいわき志塾は、小学生を対象にした勉強会(算数ジュニアオリンピックがんばろう会)でした。

福島県では「算数・数学ジュニアオリンピック」という競技大会を毎年開催しています。

県内の小中学生が算数・数学の超難問を解いて点数を競うもので、本市からもたくさんの小中学生が参加します。

この大会に参加する小学生を応援する趣旨で今回のいわき志塾を開催しました。

 

実は、昨年の大会では、小学生の部と中学生の部ともに金賞(優勝者)は本市の小中学生だったんですよ!

今年も本市の小中学生の中から金賞が出ないか楽しみですね。

 ※今年の大会は10月22日(日)に開催され、結果発表は年末を予定

 

土曜日にもかかわらず47名の小学生が参加してくれました。

 

 

 

教員を目指している福島大学の学生たちを講師に迎え、問題別に6つのブースに分かれ、児童が選んで受講するスタイルで実施しました。

難しい方程式や公式は一切使わず、小学生までで習う四則算だけで解いていきます。

 

講師の学生たちは皆、教職への就職を目指しています。

来年は、いわき市の小中学校の先生になっているかもしれませんね。

 

 

《三角形を探そう》

三角形で構成された図形の中に大きさの違う三角形が何個あるかを考える問題です。

三角形の大きさの種類や数のきまりを見つけられたら、三段、四段と段数が増えても予測を立てることができます。

 

 

 

 

《九九表のきまりを探そう!》

九九の1の段から9の段までの数字をすべて足すといくつになるか、という問題です。

全部足していくのは大変です。

どうすれば早く解けるのか、いろいろな方法を試します。

 

 

 

 

《面の数はいくつかな?》

三角錐と四角錐を合わせた立体の面の数を予測する問題です。

 

 

 

三角錐4面と四角錐5面を合わせたら2面消えるから7面でしょ、

と思っていましたが違うみたいです。

子どもたちは立体図を書いたり模型から想像したり、いろいろな考え方をしていました。

 

 

 

さて、いよいよ実物模型で合体。想像した形と全然違った~。

オイラーの多面体定理を扱っています。

すごいね、高校で習う範囲のことやっちゃったね。

 

 

 

参加した子どもたちの感想を見ると、

「様々な視点で物事を考えることが大事だと思った」

「図を書きながら考えるととてもわかりやすいことがわかった」や

「すべての問題に取り組みたい」など、算数の魅力が十分伝わっている様子でした。

学生の皆様におかれましては、今回講師を引き受けてくださりありがとうございました。

学校の授業でも算数・数学の面白さや魅力を伝えられるよう、市教委でも研修やイベントを通じて取り組んで行きたいと思います。

 

このほかにもいわき志塾では、英語漬けの体験イベントや環境問題を考えるワークショップ等を実施しています。

次の募集は来年度になってしまいますが、興味がある小中学生は奮って参加してください。

このページに関するお問い合わせ先

教育委員会事務局 教育政策課

電話番号: 0246-22-7541 ファクス: 0246-22-7595

このページを見ている人はこんなページも見ています

    このページに関するアンケート

    このページの情報は役に立ちましたか?