【地域おこし協力隊募集中】いわき市中心市街地(平地区)での募集は初!中心市街地の活性化に取り組んでみませんか?
登録日:2025年1月17日
いわき駅周辺では、ここ数年の間に大型の商業施設や県内最大規模のマンションが建設され、また、現在は磐城平城しろあと公園の整備が進められているなど、複数の大規模なハード整備が行われてきました。
しかし、まちの魅力を高めるには新しい建物を建てるだけでは足りません。新しい時代のニーズに合わせて、まちに住む人々や訪れる人々が楽しめるような取組によって、人の流れを創出し、さらなるエリアの価値を高めていく必要があると考えています。
そのため、いわき駅周辺では、地域の商業者やまちづくり団体などが主体となり、時には地元の高校・高専・大学生にも関わってもらいながら、いわき駅前広場を活用した「いわき駅前サンシャインマルシェ」(R4~)や、いわき駅前大通りの歩道空間のほこみち指定に向けた社会実験「いわき駅前公園化計画」(R5~)などの取組を上記のハード整備と足並みを揃えて進めてきました。
その一方で、これまで主に商業者や商工団体、行政が担ってきた中心市街地のまちづくりは、時代の変遷とともに、主要な移動手段が公共交通から自家用車へと変化し、都市の郊外化・拡散化が進行し、人口がますます減少していく中にあって、これまでの方法だけで続けていくことは難しくなっていきます。
そこで、私達と一緒に中心市街地のまちづくりに取り組んでくれる、新しいアイデアや視点を持った地域おこし協力隊を募集します。いわき市で、あなたのこれまでの経験やノウハウ、まちづくりに対する思い、新たな視点や力を活かしてみませんか?あなたのご応募を心よりお待ちしております!!
※ 本事業の実施については、市議会2月定例会での令和7年度予算の成立が前提となります。
1 地域おこし協力隊とは
市が都市住民を受け入れ、地域おこし協力隊員として任命し、一定期間以上、市民と一緒に地域活性化に取り組んでいただくことで地域力の維持・強化を図るとともに隊員の市への定住・定着を進めるものです。
2 募集人数
いわき市地域おこし協力隊 2名
3 主な活動内容
次の共通ミッション及び選択ミッションを行っていただきます。選択ミッションについてはA又はBのどちらか一つを選択してください。
⑴ 共通ミッション(必須)
ア SNS等を活用した中心市街地の魅力やイベント等の情報発信に関する活動
イ 市が指定する、市や地域の関係団体が主催する会議等への出席
ウ 市や地域の関係団体との定例ミーティング(1か月に1回以上)
エ 市と地域の関係団体、地域住民への活動報告会(半年に1回)
オ 市又は地域住民等との協議により決定した地域活性化に資する活動
⑵ 選択ミッション(A又はBを選択)
次の選択ミッションA又はBを選択してください。
◆選択ミッションA
ア 必須項目:地域の関係団体と連携した歩行者利便増進道路(ほこみち)エリアを用いて行う活動
(活動例)
・広報・周知等のほこみちエリアの利用促進に関する活動
・新たなプレーヤーの発掘
・滞在時間が延びる仕掛けづくり
・自ら行うイベントの企画・運営 など
イ 提案項目:公共空間等を活用した中心市街地のエリアの価値を高める活動
◆選択ミッションB
ア 必須項目:中心市街地の商業形成に関する調査
(調査項目例)
・業種調査(小売、飲食、サービス、事務所、空き家・空き店舗、駐車場等)
・営業日等調査(昼間営業、夜間営業、昼夜間営業)
・商業店舗に関する後継者調査
・空き家・空き店舗・駐車場調査(所有者、間取り、賃貸希望の意向等)
イ 提案項目:空き家・空き店舗・駐車場等の遊休不動産の解消に向けた活動
4 募集対象
次の要件を満たす方
ア 応募時点で20歳以上の方
イ 3大都市圏をはじめとする都市地域(条件不利地域を除く)に住民票を有している方で、採用後はいわき市に生活の拠点を移すとともに、住民票をいわき市に異動することができる方
※要件については、総務省の「地域おこし協力隊」の関連ページで確認してください。
※3大都市圏とは、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、岐阜県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県及び奈良県の区域全部
ウ 任期満了後もいわき市に定住し、就業や起業する意思のある方
エ 地域活動に意欲を持って積極的かつ誠実に活動できる方
オ 基本的なパソコン操作(Word、Excel、PowerPointなど)ができる方
カ 集団的又は常習的に暴力的不法行為等を行うことを助長するおそれがある法人・団体の構成員でない方
キ 業務の実施にあたり、個人情報保護法等の関係法令等を遵守し、適正な活動を行うことができる方
5 勤務条件
任用期間
初年度は委託日から令和8年3月31日までの委託期間となります。翌年度からは年度毎に委託し、最長で3年間となります。
ただし、不法行為や重大な契約不履行、公務を担う受託者としての信用失墜行為など、地域おこし協力隊としてふさわしくないと市が判断した場合は、委託期間であっても委託契約を解除することがあります。
任用形態
⑴ 市と委託契約後、個人事業主として活動いただきます。「いわき市地域おこし協力隊」として任命しますが、市との雇用契約はありません。
⑵ 市が委託する業務以外についての業務も、市が委託する業務に差し支えのない範囲で副業可能とします。なお、副業する場合は、届出の提出が必要です。
活動場所
いわき市中心市街地
活動拠点:たいらまちづくり(株) シェアオフィス「furatto(フラット)」
活動時間
業務委託契約のため、具体的な活動時間は定めませんが、十分な活動成果が得られる程度の日数、時間で活動していただきます。業務委託契約締結後、市と一緒に具体的な数値目標(短期、中長期)を設定した活動計画を作成し、これに基づいて必要な活動内容や日数、時間を市と調整した上で活動に着手していただくこととします。
また、市及び関係団体に対し日々のスケジュールを共有していただいたうえで、活動した内容について、日報及び月次報告書を作成し、提出していただきます。
報酬
月額291,600円
活動経費
委託期間中、金1,868,000円/年を上限額として、活動経費支給基準表に基づき1月毎に支出した金額の実績によりお支払いします。
※4月1日から着任した場合であり、年度途中や月途中での着任の場合、金1,868,000円を月割又は日割で計算した金額となります。
福利厚生
隊員と市の関係は、業務委託契約となります。このため、国民健康保険や年金等には各自で加入してください。
6 応募手続き
応募期間
令和7年1月17日(金)から2月20日(木)午後5時まで
申込方法
下記の提出先へ電子メールにてお申し込みください。
翌平日中に受付完了メールをこちらから送付します。受付完了メールが届かない場合には、必ず産業チャレンジ課まで電話にてご連絡ください。
提出書類
ア いわき市地域おこし協力隊(中心市街地活性化)応募用紙
イ 本要項「5主な活動内容⑵選択ミッション」で選択した提案項目に関する企画提案書(様式の指定はありませんが、A3用紙1枚にまとめること。)
※ 第2次選考において、企画提案書に基づきプレゼンテーションを行っていただきます。
ウ 住民票(3か月以内に取得したもの。)
※ 応募時は、電子メールにてスキャンしたデータをご提出ください。
※ 2次選考時には、原本をご持参ください。
提出先
いわき市産業振興部 産業チャレンジ課 産業まちづくり係
E-mail:sangyochallenge@city.iwaki.lg.jp
TEL:0246-22-7476
7 選考方法
第1次選考:【書類選考】
提出書類に基づき書類選考を実施し、選考の結果は文書(電子メール)で通知します。
※ 3月6日(木)までに通知が届かない場合は電話にて、必ずご連絡ください。
第2次選考:【対面による面接及びプレゼンテーション審査】
第1次選考合格者を対象に面接を行います。
日程は3月13日(木)を予定しています。詳細は第1次選考結果と併せてお知らせします。
8 いわき市中心市街地の紹介
中心市街地のキーマンによる中心市街地の紹介
⑴ これまでの活動紹介
いわき駅周辺には12の商店会が存在しており、その商店会の集合体が平商店会連合会です。主な活動としては、いわき市を代表する夏のお祭り「いわき七夕まつり」をはじめとした様々なイベント活動をしています。
その他にも、商店会の有志でチャリティーセールを実施したり、商店会で使えるクーポン発行・運用をするなど、商店会の振興に関する活動もしています。大変ではありますが、日々、とてもやりがいを感じながら活動しています。
⑵ いわき市の中心市街地はこんなところ
中心市街地にあるいわき駅前の目の前には、東北では珍しい、路地が込み入った繁華街(飲み屋街)があります。西側のエリア(田町エリア)は、昔ながらのお店が多く、東側のエリア(白銀・大工町エリア)は若手の店主が多いといった、エリアによって特色があり、それが魅力です。
それぞれの特色を上手に活かすことで、さらに街の賑わいを創出することができると考えています。
⑶ 未来の地域おこし協力隊に向けてひと言!
中心市街地は、商店街がたくさんあったり、城下町としての歴史もあるなど、ポテンシャルがとても高い街だと思います。ぜひ、そのポテンシャルを引き出すための活動を私たちと一緒に考え、行動しませんか?
⑴ これまでの活動紹介
たいらまちづくり(株)は、「たいらに集う人たちと共に、まちをつくりつづけていく」をコンセプトに、中心市街地であるいわき駅前の整備改善や活性化を目的として設立された会社です。
東日本大震災後、中心市街地の空洞化が加速することを何とか阻止したいと考え、商工会議所や商店会などの地域の関係団体が中心となり話し合いを重ね、平成29年にいわき市が中心市街地活性化基本計画を作成しました。この計画を実行するためにたいらまちづくり株式会社が設立し、これまでに、いわき駅前を活性化させるためのイベントやまちなか循環バスの実証実験、中高生の居場所づくりなど様々な事業を行ってきました。
現在は、いわき駅周辺でこれまで整備されてきた公共・民間による、磐城平城しろあと公園や商業施設、マンションなどのハードを活かしつつ、どうやってまちなかに賑わいを創るかに取り組んでいます。
⑵ いわき市の中心市街地はこんなところ
いわき駅周辺は、江戸時代には磐城平藩の城下町、その後は旧平市の市街地として栄え、1966年に5市4町5村が合併しいわき市が誕生したあとは、市の経済の中心地となっています。また、中心市街地には美術館や音楽ホールもあり、市の芸術・文化の中心地としての役割も果たしているほか、近年では、多くの中層マンションが建設され、まちなかでの居住が進んでいます。さらに、夏には「いわき七夕まつり」、秋には「街なかコンサート」など、たくさんのイベントが開催され賑わいを見せています。
現在は、JRいわき駅北口に、城跡公園(今春完成予定)や、駅と直結する病院が整備中です。また、南口には駅直結の商業施設やホテル、イベントホールや図書館、商業店舗、オフィスが入居している複合施設があります。大通りには金融機関やホテルが立ち並び、一本路地を入ると商店街や飲食街が数多く存在します。その一方で、郊外に大型商業施設が建設されたこともあり商業施設の空きテナントが目立つようになり、現在の課題となっています。
⑶ 未来の地域おこし協力隊に向けてひと言!
これまで中心市街地活性化に向けて、地域の皆で協力して取り組んできました。しかし、さらなる活性化を目指すためには外部からの視点がどうしても必要です。この事業に取り組むことは協力隊の皆さんにとっても貴重な経験になると思います。私たちと同じ目的を持って取り組んでくださる方を心からお待ちしています!
⑴ これまでの活動紹介
戦前から平地区で商売を営む会社の4代目です。帰郷するたび寂しくなっていく商店街を面白くしたいと2004年にUターンし、イタリアンカフェダイニング「La Stanza(スタンツァ)」を開業しました。震災・原発事故後は各種食イベントなど開催し、2015年から商店街の同世代と「三町目ジャンボリー」というマルシェイベントの企画・運営を始め、2019年には、本町通りの歩行者天国を実現させました。
2018年1月には、「いわき駅前にゲストハウスをつくりたい」というプロジェクトをSNSで立ち上げ、自社ビルの1、2階をリノベーションし、2020年4月コロナ禍に「GuestHouse & Lounge FARO iwaki」開業しました。FAROのラウンジでは、各種ワークショップやライブ配信など企画運営しています。さらに、令和5年、6年に実施したほこみちの社会実験「いわき駅前公園化計画」では拠点のひとつとして、まち歩きや焚き火などを企画しました。
⑵ いわき市の中心市街地はこんなところ
いわき市「平地区」は城下町であり、いわき市の中心市街地であり、複数の商店街が集まったまちです。ロードサイドに大型店舗が出来るまでは、一大商店街が市民の買物、娯楽、文化、交流の場となっており、経済状況も右肩上がりの頃は、いわゆる「まちづくり」は商店街を構成する「商店会」を中心に行われてきました。平の代表的なお祭り「いわき七夕まつり」も商店会が運営しているお祭りです。そういう流れもあって「平地区」には、まちづくりの話をする場が、商店会を中心とした団体しか存在していないのが現状です。
⑶ 未来の地域おこし協力隊に向けてひと言!
歴史を紐解くと、城下町である「平」はまさに理想的な「コンパクトシティ」だったと思います。今でも公共交通のハブであり、学校も多いため、学生さんも多く利用するまちです。豊かなコミュニティのある暮らしが出来るまちとしてリデザインする必要があると思っています。多様な人々が行き交う「まち」のパブリックスペースをみんなで活用しながら、自分たちでまちの未来を創っていく。きっと大変だけど今が絶対面白い!是非仲間になってください!
⑴ これまでの活動紹介
弊社は、いわき駅前地区再開発によってできた複合施設「ラトブ」の管理運営会社です。「ラトブ」は、商業施設、公共施設、オフィス、駐車場で構成され、JRいわき駅とペデストリアンデッキで直結し、立地的な利便性を有しています。
その立地の特性を生かし「学ぶ」と「遊ぶ」の場を多くの市民に提供し、また、再開発の目的の一つであるいわき駅前地区の賑わい創りのために、いわき市平商店街連合会や平まちづくり株式会社をはじめ、行政、各種団体と連携して地域に根差した活動をしています。
⑵ いわき市の中心市街地はこんなところ
いわき市平のいわき駅前は、公共交通機関の結節点であり、金融機関や保険・証券会社等といった企業の支社や支店、ビジネスホテルが集積し、開業医の病院が散見され、公共施設もあることから昼間人口は意外と多く、そういった意味での賑わいはある地区です。
しかし、まちなかの商業店舗は大多数が飲食店であり、衣服や雑貨などの物販店等がかなり減少してしまったことで、昼間はシャッターが閉まった状態の店舗が多く、人の往来が少ないため、今一つ賑わいが感じられない地区になっています。
“いわき駅前地区の活性化”という共通目標のために、弊社や近隣の商店会、まちづくり会社等の各種団体が連携し、「いわき七夕まつり」「いわき街なかコンサート」「いわき駅前サンシャインマルシェ」「平銀座通りホコ天」等のイベントを開催して地元の方が交流できる場を提供しています。商業の灯を消さないための活動を一緒に盛り上げようという気持ちを持った方達がいる地区だと思います。
⑶ 未来の地域おこし協力隊に向けてひと言!
斬新なアイデアと知恵、最新アイテムや技術、思い込みや偏見のないニュートラルな提言を期待しています。
地元住民との交流やイベント運営活動などを通して、中心市街地の新たな魅力や価値、基準の創造や再構築を、これまでにない発想とツールを駆使し多様な角度からして欲しいです。ともに明るい中心市街地を目指していきましょう!
中心市街地のお祭り・イベント情報
中心市街地では、1年を通して様々なお祭りやイベントが行われています!
ミッションAに関連する歩行者利便増進道路(ほこみち)の取り組み「いわき駅前公園化計画」を、ほこみちプロジェクト事務局様に取り上げていただきました!
◆ 福島県初のほこみち指定を目指す、民間主導のみち活社会実験
このページに関するお問い合わせ先
いわき市 産業振興部 産業チャレンジ課
電話番号: 0246-22-7476 ファクス: 0246-22-1198