伊藤 幸恵さん
社会福祉法人育英会みそら保育園
社会福祉法人育英会みそら保育園
登録日:2019年12月26日
仕事や団体活動等で活躍している市内の女性の紹介をします。
プロフィール
氏 名 
伊藤 幸恵(いとう ゆきえ)さん
勤 務 先
社会福祉法人育英会 みそら保育園(事務長・保育士)
趣 味
筋トレ、自転車、ベリーダンス
経 歴
市内企業を経て、みそら保育園に勤続16年
そ の 他(団体活動等)
- NPO法人 ちぇぶら認定 更年期ライフデザインファシリテーター
- (一社)日本アンガーマネジメント協会 アンガーマネジメントファシリテーター
- いわき市男女共同参画情報紙「Wing」編集委員(平成23~26年度、平成29~30年度)
- いわき市まちづくり市民会議委員(平成28~29年度)
- いわき市男女共同参画審議会委員(令和元年~令和2年度)
1 保育園を続けることを使命と考えて
この仕事に就いたきっかけは、保育園を経営していた義父が体調を崩し、この責任ある仕事を存続させなくてはという使命感からです。私の1年後に夫も働き始め、仕事が忙しいので出産後は、子ども3人とも生後2ヶ月くらいで職場復帰して、夫婦で協力しながら仕事・育児・家事を続けています。
また、保育園は女性が活躍する職場なので、以前から女性の健康に関心が有り、東北で1人目となる「更年期ライフデザインファシリテーター」の資格を取りました。更年期の知識とケアを広めるために、2017年10月には、更年期について学びを深める「いわきちぇぶらの会」を立ち上げました。更年期の正しい知識を学んでまず自分が元気になり、次は地域にこの活動を広めて、更年期を前向きにとらえる人を増やしたいと思います。
2 職場環境の改善と生き生きと活動するための3つの心がけ
保育園では先生方を取りまとめる立場として、女性が長く働き続けられるような環境を整えたいと常に考え、柔軟な有給休暇制度などの小さな改善を積み重ねています。現場の先生方から学ぶことはとても多く、常に尊敬と感謝の気持ちを忘れません。職場環境改善のひとつとして、2016年6月にみそら保育園はいわき市でいち早く「イクボス宣言」を行い、保育施設としては第1号に「いわき市女性活躍推進企業」の認証を受けました。
また、仕事・育児・家事で時間に限りがあるなか、団体活動を進めていくためには、3つのことを心がけています。1つめは、すきま時間の活用です。例えば車の移動中も勉強する内容を音声にして流すなど、車を勉強部屋にしています。2つめは、「つたなくても速く行動する」ことを心がけています。文章を書く、ホームページを立ち上げるなど、未熟でもまず形にすれば、後から改善する方法はいくらでもあるからです。3つめは、体を鍛える事です。私もすでに更年期の真っ最中ですが、元気であってこそ様々な活動ができると考えています。その対策として、心を元気にするために更年期やアンガーマネジメントについて学び、体を元気にするために週2回の筋トレを習慣化させています。
3 様々な課題を克服して女性が社会で輝くために
女性が活躍する社会を作るには、「自分自身に向き合うこと」「人対人の話し合いを大切にすること」が必要だと思います。例えば、私は仕事・子育て・更年期の3つの課題があるなか、自分の心と体に向き合ったり、周囲と対話する機会を増やしたりしています。
女性へのメッセージとしては、短時間勤務など様々な制度を利用しながら、働き続けることをお勧めします。親がワークライフバランスの面でロールモデルになれたら、お子さんが将来を考える時にとても幅が広がると思います。
このページに関するお問い合わせ先
市民協働部 男女共同・多文化共生センター
電話番号: 0246-41-9201 ファクス: 0246-41-9202