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台風第19号による災害発生から一か月を迎えての市長メッセージ

登録日:2019年12月24日

 

1012日から13日にかけて本市を襲った台風第19号は、暴風を伴う記録的な大雨となり、市内各所で河川堤防の決壊、越水による浸水害や土砂災害を引き起こし、尊い人命が失われるとともに、4,600棟を超える住家被害、道路・橋梁、農業土木施設等の損壊、農作物への影響など、甚大な被害をもたらしました。

特に、災害時の拠点となる支所や公民館が被災したため、災害対応に困難を極めたほか、基幹浄水場である平浄水場の浸水に伴い、発災から2週間にわたり、最大約45,400戸に断水が生じたことから、市民の皆様や事業所に大変な御不便をお掛けすることとなりました。

 今なお、約340名の方々が避難所での生活を余儀なくされており、被災された御自宅においても、多くの方が不自由な生活を送られているなど、今次災害の大きさを痛感しているところであります。

改めて、お亡くなりになられた方の御冥福をお祈りいたしますとともに、被災された市民の皆様に対しまして、心からお見舞い申し上げます。

 

市といたしましては、発災直後から救助救命活動をはじめ、平浄水場の被災に伴う断水への対応、河川及び道路等の応急復旧、災害ごみの撤去、さらには被災された皆様が必要とする様々な支援等に、消防団をはじめ、自衛隊、警察などの国、県の関係機関、全国の各自治体、民間団体やボランティアなどの御協力をいただきながら、総力を結集し対応して参りました。

発災後の最優先課題であった断水につきましては、先月27日に復旧作業が完了したほか、河川、道路等の応急復旧など、当面の課題につきましても、解消に向けた対応が着実に進捗しており、これまで御支援、御協力を賜りましたすべての皆様に対しまして、この場をお借りして深く感謝申し上げます。

 

災害対応は、「応急対応期」から被災者の生活再建に向けた支援やインフラ等の本格復旧に取り組む「復旧・復興期」へと移行しております。

今後におきましても、国、県をはじめ全国からの御支援を賜りながら、全職員が一丸となり、被災された皆様の生活と生業の再建を最優先に、一日も早い復旧・復興に向けて全力で取り組んで参ります。

また、自然災害の広域・激甚化が進む中、尊い人命と貴重な財産が再び失われることがあってはなりません。河川改修など、災害に強いまちづくりを進めるとともに、この度の災害対応についてしっかりと検証し、市民の皆様の安全安心の確保に向けて、様々な主体と連携しながら、最善を尽くして参ります。

皆様には、なお一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げ、発災からちょうど一月を迎えましての私からのメッセージといたします。

 

令和元年1113

               いわき市長 清水 敏男

 

このページに関するお問い合わせ先

危機管理部 災害対策課

電話番号: 0246-22-1242 ファクス: 0246-22-7461

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