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スプレー缶による火災に注意!

更新日:2023年11月1日

大阪市北区の飲食店で、爆発事故が発生しました。

従業員や客計10人超がやけどなどの怪我をしました。いずれも軽傷とみられ、命に別条はないということです。

何らかの原因でガスボンベが加熱されて爆発し、火災が起きた可能性があるとみて調べています。

市内でスプレー缶による建物火災が発生しました!

 令和5年6月 市内の一般住宅において居間で石油ストーブを使用中、付近に置いていたスプレー缶(殺虫剤)が爆発し、ストーブや天井、窓ガラスなどが破損し、住んでいた人も軽傷を負いました。

 今回は、炎上するような火災につながることはありませんでしたが、怪我をされた方が発生しました。

 小さなスプレー缶でも、人に大怪我をさせたり、大切な家を破壊するエネルギーを持っています。取り扱いには十分に気をつけましょう!

過去にも、札幌市や東京都港区六本木でも爆発火災が発生しています!

 北海道札幌市の不動産店で、店内において多量の消臭スプレー缶を処分するため、ガス抜き作業を行い、湯沸かし器のスイッチをつけた際、爆発したとみられる火災が発生しました。

 東京六本木では、建物に入る会社の従業員の話などからスプレー缶のガスを抜く作業中に爆発が起きたとみられるということです。

スプレー缶(エアゾール缶)とは

 殺虫剤やコールドスプレー、整髪スプレー、消臭スプレー、パーツクリーナーなど、缶の中から内容物を噴射するために、LPガス等の可燃性ガスを使用しているものをいいます。

市内で発生したスプレー缶による火災事例について

・平成20年1月1日から令和4年末までにスプレー缶による火災は、今回を含め、建物火災が10件、車両火災が2件発生し、5人の方が負傷しています。 

火災事例(建物火災)

ストーブ3

1 石油ストーブの上にスプレー缶が載っていたのに気付かずに石油ストーブを使用したため、時間の経過とともにスプレー缶の内圧が上昇、底板が破損しスプレー内の可燃性ガスが噴出、石油ストーブの火が引火したもの。

2 使用中の石油ファンヒーターの暖気吐出口前に置かれていたスプレー缶(トイレ消臭剤)が過熱により膨張し、爆発した。

3 使用中の石油ファンヒーターの前にスプレー缶を置いていたため、温風により内圧が上がり破裂、缶内部の可燃性ガスが噴出し、石油ファンヒーターの火が引火したもの。

4 使用中の石油ストーブ付近で、スプレー缶(殺虫剤)を噴出したところ、噴出中の殺虫剤がストーブの火に引火し、火炎放射状態となった火が、付近の襖に着火し、火災となった。

5 ガステーブル上にカセットガスこんろが置いてあるのに気付かずにグリルを使用したため、カセットボンベがグリルからの排気熱により過熱され、カセットボンベが変形し、可燃性ガスが噴出、グリルの火が引火したもの。

6 台所で、アイスピックを使用し、スプレー缶に穴を開けたところ、火花が発生し、噴出した可燃性ガスに引火したもの。

7 台所で、アイスピックを使用し、スプレー缶に穴を開けたところ、内部の可燃性ガスが噴出したため、使用中であったガステーブルの火が引火したもの。

8 カセットこんろに型の合わないカセットボンベをセットし使用していたところ、漏れていたLPガスにこんろの火が引火し爆発したもの。

 

※一般住宅での火災は、1から5の原因が大半を占めています!

火災事例(車両火災)

1 塵芥車のテールゲートで収集した金属類を圧縮する際に発生した衝撃火花が、破損したスプレー缶から漏れた液化石油ガス等の可燃性ガスに引火したもの。 

2 車内で喫煙しようとしたところ、スプレー缶(パーツクリーナー)から漏洩していた可燃性ガスに引火し、爆発し、乗車していた男性1名が負傷した。

 注意事項

日常生活で使用しているスプレー缶の取扱いについて、次の5項目に気を付けて使用するようにしましょう。

1 スプレー缶には、LPガスなどの可燃性ガスが噴射剤として使われている製品が多いので、使用前に必ず製品に記載されている注意書きを確認し、本来の用途以外に使用しない。

2 スプレー缶やカセットボンベは、必ず使い切ってから廃棄し、やむを得ず使い切らずに廃棄する時には、火気のない風通しの良い屋外でガスがなくなるまで噴射し廃棄する。

3 スプレー缶やカセットボンベは、厨房器具や暖房器具付近の高温となる場所や、直射日光と湿気を避けて保管し、厨房器具、暖房器具等の付近では使用しない。

4 カセットボンベは、カセットこんろ本体に正しく装着されていることを確認してから使用する。

5 カセットこんろを複数並べて鉄板を載せたり、カセットボンベカバーを覆うような大きな鍋等の使用や、練炭等の炭おこしは、燃料ボンベが過熱され、破裂する危険があるので絶対に行わない。

 

※いわき市では、穴を開けずにごみに出しましょう!

注意喚起用チラシ

 こちらをクリック(630KB)(PDF文書) 

 

このページに関するお問い合わせ先

消防本部 予防課

電話番号: 0246-24-3941 ファクス: 0246-24-3944

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