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いわき市生活援助サービス普及・実証事業利用者、従事者インタビュー

問い合わせ番号:15000-1671-4268 更新日:2017年7月19日

1 事業概要

 平成26年度の介護保険法改正により、予防給付のうち訪問介護・通所介護が、市町村が地域の実情に応じた取組みができる介護保険制度の地域支援事業「介護予防・日常生活支援総合事業」に移行されることとなり、本市では、平成29年1月より開始しています。

 

 今後、さらなる高齢化の進行等により高齢者の生活支援ニーズの増加が見込まれるなか、介護人材の不足が懸念されています。このため、

1 介護人材の底上げ

2 より重篤な方へのケアの確保

 などを目的として、市が開催する研修を修了した方が洗濯、掃除等のサービスを提供する「生活援助サービス」の導入を検討しており、本市では当事業の円滑な導入に向けた事業検証等を目的とする「いわき市生活援助サービス普及・実証事業」を平成29年4月~8月末まで実施しています。

 今回は、この事業を利用していただいている方(利用者)及び参加していただいている方(従事者)の生の声をインタビュー記事としてお届けしたいと思います。

 

2 インタビュー

 利用者の方は、郷ケ丘にお住まいの佐藤文子さん(90歳)にお話を伺いました。

   

-普段の生活の中でどのようなことに困り感、不便さを感じていますか。

 大きな困り感や不便さはないですが、些細なところで不便さを感じることがあります。高い所の掃除や庭の手入れ、衣替えの整理などは大変ですね。

-今回、いわき市生活援助サービス普及・実証事業で家事支援をお願いしようと思ったきっかけを教えてください。

 腰を痛めてからなかなか思うように家の中の掃除ができなくて。平地域包括支援センターに相談をしたらこのサービスを教えてもらい、お願いしようと思ったのがきっかけです。

-今回の事業は、市の研修を修了した方がサービスの提供を行っていますが、実際にサービスを受けてみての感想をお願いします。

 掃除をお願いするようになり、とても助かっています。自分1人ではできないことも多いのでこうして手伝ってくれる方がいるのは本当にありがたいです。

-今後、このサービスをいわき市のサービスとして導入した場合、継続して利用したい思いますか。

 ぜひ、お願いしたいです。自分だけではどうしても難しいこともあるので今後もできないところは手伝ってほしいなと思っています。

 

 従事者の方はいわき市シルバー人材センターに登録されている山本径子さんにお話を伺いました。

   

-現在、佐藤さん宅では、どのような家事支援を行っていますか。

 主に室内の掃除です。台所や洗い場、トイレ、居室、玄関、廊下などを行っています。

-今回、この実証事業に参加されたきっかけを教えてください。

 今は、家族の介護をしているのでフルタイムの仕事が難しくて。ただ空いた時間などに自分の息抜きも含めて社会に出て誰かの役に立てることはないかなと思い、シルバー人材センターに登録しました。今回の実証事業については、シルバー人材センターからお話をいただいて、やってみようと思いました。

-実証事業に参加されてみてどのようなところにやりがいを感じましたか。

 最初に佐藤さんのご自宅に訪問した時に、1人では家事等も限界があるのかなと感じました。特に佐藤さんは目が不自由なので。自分が週1回でも掃除をすることで佐藤さん宅が片付いていくのを実感すると佐藤さんのお役に少しでも立てているのかなと感じます。

-また、逆にどのようなところに大変さ、難しさを感じましたか。

 「限られた時間」の中で利用者さんの希望する家事支援を行うことが難しいと思いました。「もっとやってあげたい」と毎回思いますが、決められた提供時間がありますのでいつも葛藤しています。佐藤さんとも、もっとゆっくりお話ができればいいのですが、なかなかそうもいかず、いつもバタバタと家事支援を行っています。

-今回、利用者の支援をするうえで特に気をつけたことなどありますか。

 利用者さんの生活環境を乱さないようにしています。以前に玄関の掃除をしていたときに靴箱の上に釘があったので、危ないと思って片づけたのですが、それを佐藤さんは鍵穴を開けるのに日常的に使用するものだったみたいで、佐藤さんを困らせてしまったことがありました。それ以来、自分の勝手な思い込みで利用者さんの物を移動するということはせずに元にあった場所に戻すということを心がけています。

-今後、この事業を介護保険制度の中の1つのサービスとしていわき市では検討しています。この事業に参加してみて、望むことや課題など感じたことがありましたら教えてください。

 こうしたちょっとした家事支援を必要としている人はたくさんいると思います。逆に、こうした普段やっていることで家事支援ができる人も、もっといると思います。ただ、シルバー人材センターの存在やこうした事業を市が行っているということを知らない人も多いと思いますのでもっともっとPRしていってほしいなと思いました。

-最後に、この事業に参加してみての感想をお願いします。

 佐藤さんのようにちょっとした家事支援を必要としている人がたくさんいるということを感じましたし、自分がお手伝いできる部分も色々あると思いました。家族の介護をしながら自分の空いた時間に誰かのお役に立てて、こうした機会をいただけてありがたいと思っています。

 

    

 

 

 

お問い合わせ

保健福祉部 地域包括ケア推進課
電話番号:0246-22-1202
ファクス番号:0246-22-1289