地域医療を守り育てるために!(広報いわき 平成29年6月号掲載)
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更新日:2017年6月1日
市民の皆さんの安全・安心を担う地域医療体制は、東日本大震災前から勤務医不足が取り沙汰されていましたが、震災・原発事故後は、さらに厳しい状況に陥っています。
市では、これまでも県立医科大学や北里大学への寄附講座の開設のほか、東北大学大学院と連携講座の設置に関する協定を結ぶなど、医師確保に努めているところですが、根本的な解決には至っていないのが現状です。
そこで、安心できる医療体制を確保するため、市、医療機関、市民の皆さんが、それぞれの立場で果たすべき役割を明確化し、協力して地域医療を守り育てることを目的に、東北地方の自治体では初めてとなる「市地域医療を守り育てる基本条例(案)」を、市議会6月定例会に提案する予定です。
また、さらなる医師確保に努めるとともに、総合磐城共立病院の新病院の建設を進め、福島労災病院や国立病院機構いわき病院、民間病院や診療所との連携を深めることで、市全体の安全・安心な医療体制を構築してまいります。
なお、地域医療体制構築の一環として、6月1日に市医師会協力の下、休日夜間急病診療所を移転開所しました。