水の軟水と硬水について
登録日:2016年2月5日
水の軟水と硬水の違いを決めるのは「硬度」です。
硬度とは、水の中のカルシウムとマグネシウム(ミネラル分)の量を示すものです。
硬度の低いもの(ミネラル分が少ないもの)を軟水、硬度の高いもの(ミネラル分が多いもの)を硬水といいます。
いわき市の水道水は、硬度が10から80ミリグラム/リットルの軟水です。
硬度は主に地質に由来するものです。
例えば、日本の川の水は短くて急流が多いため、ミネラル分をあまり含まない軟水となります。
一方、ヨーロッパのセーヌ川などの水は、長い距離をゆっくり流れるため、ミネラル分がたくさん溶け込んだ硬水となります。
また、硬水で石けんを使うと泡立ちが悪く、洗浄効果が低下します。
海外旅行先でシャンプーの泡立ちが悪いなあと感じることがあったら、そこの水は硬水だったのかもしれませんね。
水の種類 | 硬度 |
---|---|
軟水 | 0から60未満 |
中程度の軟水 | 60から120未満 |
硬水 | 120から180未満 |
非常な硬水 | 180以上 |
上記の表は「WHO(世界保健機構)の飲料水の水質ガイドライン」によるものです。
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