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『小浜町』(令和元年9月25日市公式Facebook投稿)

更新日:2019年9月25日

いわきの『今むがし』Vol.127

左上 南側の海上から見る小浜港、小浜集落〔昭和60(1985)年頃、『港湾と水産』から引用〕
下  南側の海上から見る、復旧・復興が進む小浜港、小浜集落〔平成27(2015)年12月、いわき市撮影〕
右下 南側の海上から見る、復旧・復興が進む小浜港、小浜集落〔平成31(2019)年3月、いわき市撮影〕


写真1 勿来地区の太平洋に面する小浜集落は、小浜漁港に面した「渚」、漁港から離れた台地上に位置する「台」に大別され、合わせても100戸に満たない小さな集落です。江戸時代から半農半漁が営まれていましたが、近年は農業または会社勤務が主で、漁業は従です。
 竜宮岬と離れ島の間にある入江ですが、船が停泊できる施設はなく、昭和時代初めまで、海上の船から魚を伝馬船に積み替え、浜へ水揚げする状態が続きました。
 この不備を解消するために、小浜漁業者などが福島県へ陳情。昭和7 (1932)年度から県や植田町によって港湾整備がスタートしました。
 戦争による中断がありましたが、港湾整備は断続的に継続。この間、小浜の住民は福島県支弁の港として指定するよう陳情運動を重ね、昭和36(1961)年4月に福島県管理の港への移行を果たすことができました。翌年度の記録では、登録漁船数は動力船12隻、無動力船48隻、年間漁獲量40t、水揚高613万円でした。
 その後も整備計画は推進されました。荷捌所(にさばきじょ)、南・北防波堤、沖防波堤、入江を浚渫(しゅんせつ)、臨港道路および関連道路などが施工され、昭和51(1976)年に整備が完了しました。
  また、小浜ではアワビ、ウニ、ワカメの磯漁も盛んに行われていました。アワビは江戸時代から特産として知られており、昭和時代初期には宮内庁へ献上されるほどで、“小浜のアワビが採れだすと、東京市場の値が崩れる”と言われるほどでした。
 近年は小浜漁業協同組合(現いわき漁業協同組合小浜支所)が、底引き網漁業や磯漁を主体として沿岸漁業を行っており、協同組合の下部組織としては、「小浜小型機船組合」「小浜小舟組合」「小浜採鮑(さいほう)組合」「小浜採藻(さいも)組合」の、4つの任意組合から成っています。
 それぞれの組合に加入するためには、いずれも小浜町に3年以上居住することが要件となっており、これ以外の要件はありません。漁業の主体となる小浜町渚、同台の世帯数は明治・大正時代以来、ほとんと変わらず、いわばいずれも見知った家族形態であり、4つの組合への複数加入もほぼ自由であったため、それぞれの個別加入要件を設ける必然性は薄かったといえます。
 ただし、小浜小型機船組合や小浜小舟組合については、それぞれの船を持つ必要が必須となるので、組合加入者は限られていましたが、小浜採鮑組合、小浜採藻組合は船を保有していない人も加入することができました。
 

上 北側の丘陵地から見る小浜集落、小浜港〔昭和51(1976)年、長谷川達雄氏撮影〕
下 北側の丘陵地から見る、復旧・復興が進む小浜集落、小浜港〔平成31(2019)年3月 いわき市撮影〕

写真2

 昭和時代は、沖合から遠洋にかけての漁業環境は厳しさを増すばかりで、「採る漁業」から「育てる漁業」への転換が本格化していきますが、一方で平成時代に入ると、漁業は労働量に比して実入りが少なく、全国的に若者離れが進み、衰退傾向にあります。それは小浜町の漁業も同様で、高齢化などを理由に漁業離れが進みました。
 このような状況のなか、平成23(2011)年3月11日、マグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生し、その約40分後、海岸部に大津波が押し寄せました。
 この大津波で、小浜集落のうち、小浜港や港に面した渚地区では甚大な被害に見舞われました。
 この震災からの復旧・復興に際しては、他の被災地域と同様に、小浜町においても、国の制度改正や関係機関との調整なども踏まえ、住民の要望や意見を取り入れながら、国のさまざまな施策によって集落や施設の復旧・復興に向けた各種事業が進められました。
 このうち、小浜復興土地区画整理事業は津波防止のための海岸保全施設や漁港修築と一体的に被災者の住環境を整備することを目的に施工され、平成28(2016)年~29(2017)年に順次宅地の引き渡しが行われました。

(いわき地域学會 小宅幸一)

 

その他の写真

上 小浜町渚集落を防潮堤付近から北方に向って見る〔平成23(2011)3月24日、銀鈴スタジオ・小磯國雄氏撮影〕
中 小浜町渚集落を防潮堤付近から北方に向って見る〔平成24(2012)3月、いわき市撮影〕
下 小浜震災復興土地区画整理事業区域を防潮堤付近から北方に向って見る〔平成28(2016)9月、いわき明星大学市火災アーカイブ室撮影〕

写真3

 

小浜海岸(昭和10年頃)

04 小浜海岸(昭和10年頃)

 

小浜海水浴場(昭和44年7月、いわき市撮影)

05 小浜海水浴場(昭和44年7月、いわき市撮影)

 

小浜漁港の船群(昭和50年代、佐藤信夫氏撮影)

06 小浜漁港の船群(昭和50年代、佐藤信夫氏撮影)

 

小浜漁港(昭和55年4月、いわき市撮影)

07 小浜漁港(昭和55年4月、いわき市撮影)

 

小浜海岸の「勿来八景」(平成21年9月)

08 小浜海岸の「勿来八景」(平成21年9月)

 

小浜海岸の砂ワカメ干し(平成22年6月2日、丹野孝氏撮影)

09 小浜海岸の砂ワカメ干し(平成22年6月2日、丹野孝氏撮影)

 

小浜町に押し寄せる大津波(平成23年3月11日、県消防防災航空隊撮影)

10 小浜町に押し寄せる大津波(平成23年3月11日、県消防防災航空隊撮影)

 

小浜町渚の津波被害・転覆した小舟(平成23年3月20日、いわき市撮影)

11 小浜町渚の津波被害・転覆した小舟(平成23年3月20日、いわき市撮影)

 

小浜町渚の津波被害・倒壊した家屋(平成23年3月20日、いわき市撮影)

12 小浜町渚の津波被害・倒壊した家屋(平成23年3月20日、いわき市撮影)

 

減災を学習する「第1回小浜・岩間「わ」の集い」(平成27年12月、いわき市撮影)

13 減災を学習する「第1回小浜・岩間「わ」の集い」(平成27年12月、いわき市撮影)

 

小浜震災復興土地区画整理事業区域(平成29年12月、おやけこういち氏撮影)

14 小浜震災復興土地区画整理事業区域(平成29年12月、おやけこういち氏撮影)

 

小浜復興土地区画整理事業竣工記念碑の除幕式(平成30年7月、いわきジャーナル撮影)

15 小浜復興土地区画整理事業竣工記念碑の除幕式(平成30年7月、いわきジャーナル撮影)

 

図1 小浜震災復興土地区画整理事業の宅地引き渡し予定時期(平成27年6月現在)

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図2 小浜地区土地利用構想図

図2 小浜地区土地利用構想図

 

お問い合わせ

総合政策部 ふるさと発信課
電話番号:0246-22-7402
ファクス番号:0246-22-7469

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