次なる50年に向けて！「しごとづくり」（広報いわき　平成28年6月号掲載）

　いわき市の復興・創生の柱の一つ「しごとづくり」を具現化する出来事として、先月、新たな動きがいくつかありました。

　一つには、農業の新たな試みで、四倉地区に（株）ＪＲとまとランドいわきファームおよび、（株）ワンダーファームが複合型農業体験施設としてグランドオープンしました。本市農業の6次化を進める画期的な事業であり、今後の広がりに期待したいと思います。

　二つには、いわき大王製紙（株）の隣地にエリエールプロダクト（株）いわき工場第1期工事が完了しました。主に、紙おむつを生産する工場で、将来は海外向けに事業を拡大することが見込まれ、今後の工場増設や小名浜港の利用促進が期待されています。

　三つには、（株）ドームの物流センター「ドームいわきベース」が本格稼働しました。多くの若者を雇用しているほか、将来のサッカーＪリーグ入りを目指す新生「いわきＦＣ」を立ち上げており、今後が楽しみです。

　これらは、本市復興の追い風となる動きであり、本年3月に制定した「市中小企業・小規模企業振興条例」を最大限に生かしながら、次なる50年に向けた地場産業を育成することが、本市発展の鍵となります。