「皇太子ご夫妻の訪問」「いわき産米の献上」（広報いわき　平成27年11月号掲載）

10月8日、皇太子ご夫妻が、いわき市と広野町を訪問されました。皇太子同妃両殿下の本市への訪問は、昭和36年6月1日に、当時、皇太子同妃両殿下であった天皇皇后両陛下が、小名浜で開催された水産資源保護大会に出席されて以来のことであり、震災からの復興に向かう本市にとりまして、大変ありがたく、ご夫妻の心からの笑顔に、多くの市民の皆さんが勇気づけられたことと思います。

また、10月23日には、平成27年度新嘗祭献穀献納式があり、いわき産「天のつぶ」の新米5合を、生産者の鈴木理さんご夫妻と一緒に市長として皇居に参内し、天皇陛下に献上してまいりました。毎年、全国各地から米や海産物が献上されますが、いわき産米の献上は平成18年以来であり、原発事故の風評被害に苦しむ本市の農業生産者の皆さんにとりまして、一筋の明るい光を見いだすことができる出来事だったのではないかと思います。

これらの行事において、地元市長としての役目を無事に果たすことができ、ほっとすると同時に、天皇陛下、皇太子さまの温かいお言葉を直接拝聴でき、市民の皆さんと一丸となって、一日も早いふるさといわきの復興にまい進することをあらためて心に誓いました。