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平成23年度環境等測定結果

登録日:2017年2月8日

はじめに

測定の様子の写真

いわき市では、市内における大気、水質等の環境の状況を監視し、各種公害の未然防止及び生活環境の保全に資することを目的として、大気汚染防止法、水質汚濁防止法等の各種法令等に基づき、環境中の大気・水質等の測定を実施しております。
この度、平成23年度における測定結果をとりまとめましたので、お知らせします。

 

 

 

 

測定機関等

測定機関

いわき市
(ただし、一部の結果は、廃棄物焼却炉や最終処分場等を設置している事業者による自主測定になります。)

測定期間

平成23年4月から平成24年3月まで

環境等測定結果の一部訂正について(平成24年7月10日)

 平成23年度環境等測定結果11ページに誤りがありましたので、お詫びして訂正いたします。これ以前にダウンロードされた方は訂正版に差し替えをお願いします。

(参考)

  • (誤) 大久川 蔭磯橋 平成23年度 測定結果 BOD75%値 1.2
  • (正) 大久川 蔭磯橋 平成23年度 測定結果 BOD75%値 1.3

全体の測定結果について

大気環境(二酸化いおう、光化学オキシダント)や、河川(BOD)、地下水(硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素、ふっ素)において、一部の地点で環境基準の超過が見られましたが、全体的には前年度とほぼ同様の結果となり、概ね良好となっております。

すべての測定結果を一括でご覧になりたい方は、次のPDFファイルをダウンロードしてください。

個別の測定結果について

大気汚染の監視の状況

市内に設置している全17測定局において、大気中の二酸化いおう、光化学オキシダント、浮遊粒子状物質等の濃度を24時間366日測定しました。

二酸化いおう

環境基準の長期的評価については、評価の対象となる14測定局すべてで達成しました。
また、環境基準の短期的評価については、下川局において年間1日の基準超過がありました。
超過の原因としては、気象条件や周辺工場等の一時的な影響等が考えられます。

光化学オキシダント

測定を実施した9測定局すべてで環境基準を達成できませんでした。超過の原因としては、市外で発生した大気汚染物質が南風によって流入したことによるものと考えられます。
なお、平成22年度における全国での環境基準達成率は、0.0%となっています。

その他(粒子状浮遊物質、二酸化窒素、一酸化窒素等)

測定を実施したすべての局で、環境基準を達成しました。

有害大気汚染物質のモニタリング状況

市内6地点において、大気中の有害大気汚染物質の濃度を測定しましたが、環境基準が定められているベンゼン等4物質については、全ての地点で基準を下回りました。

河川の水質汚濁の状況

市内17河川(19水域28地点)について、河川の水質(生活環境項目、健康項目等計76項目)を測定しました。

  • 生活環境項目(BOD等)
    環境基準の類型が指定されている8河川10水域で測定した結果、1水域において河川の汚濁の指標であるBODが環境基準を超過しました。この原因として、工場排水や渇水などの影響が考えられます。
  • 健康項目(カドミウム等)
    7河川8地点で測定した結果、すべての地点で環境基準を達成しました。

海域の水質汚濁の状況

市内9水域(20地点)について、海域の水質(生活環境項目、健康項目等計43項目)を測定しました。

  • 生活環境項目(COD等)
    環境基準の類型が指定されている9水域で測定した結果、海域の汚濁の指標であるCODについて、すべての水域で基準を達成しました。
  • 健康項目(カドミウム等)
    4水域6地点で測定した結果、すべての地点で環境基準を達成しました。

地下水汚染の状況

市内計9地点において、地下水中のカドミウム等25項目の濃度を測定しました。
その結果、1地点で環境基準値を超過したことから、汚染井戸周辺地区調査を実施したところ、1地点でふっ素が環境基準値を超過しました。この原因は、地質由来のものと考えられます。

環境騒音の状況

市内10地点における騒音レベルを24時間測定しましたが、全ての地点で環境基準を下回りました。

自動車交通騒音の状況

市内における主要幹線道沿道9路線21区間について、自動車騒音の測定及び住居等への騒音レベルの評価を行いましたが、評価の対象となる5,282戸の住居のうち、5,152戸において環境基準を下回り、達成率は97.5%となりました。

公害苦情の状況

計80件の公害苦情が申立てられ、前年度より24件の減少となりました。主なものは次のとおりです。

  • 悪臭:45件(全体の約56%)
  • 騒音:12件(全体の約15%)
  • 水質汚濁:10件(全体の約13%)

ダイオキシン類の状況

市内の環境中における水・大気・土壌中のダイオキシン濃度の測定や、事業場における排出ガスや排出水の立入検査を実施しています。

水・大気・土壌等の環境調査

計36地点において測定しましたが、すべての地点において環境基準を下回りました。

排出ガス及び排出水の立入検査

計2事業場(2施設)の排出ガス及び2事業場の排出水について検査しました。1事業場で排出ガスが排出基準を超過しましたが、再検査で排出基準を満たしました。

焼却炉等の設置者による排出ガス及び排出水の自主測定

対象となる21事業者のうち、16事業者から測定結果の報告がありましたが、排出基準を超過した施設はありませんでした。なお、2事業者については、東日本大震災の影響で測定を見合わせました。また、3事業者については、現在施設の稼動を休止しております。

廃棄物焼却炉の排出ガス及び廃棄物最終処分場の放流水に係る立入検査

計6施設の排出ガス及び5施設の放流水について検査しましたが、すべて維持管理基準値を下回りました。

廃棄物最終処分場の設置者による放流水等の自主測定

対象となる6事業者から測定結果の報告がありましたが、維持管理基準値を超過した施設はありませんでした。

このページに関するお問い合わせ先

生活環境部 環境企画課

電話番号: 0246-22-7528 ファクス: 0246-22-1286

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